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Interstage Business Analytics Modeling Server V1.0.1 運用ガイド
FUJITSU Software

6.3.2 分析フロー・分析結果のバックアップ

分析フローや分析結果(出力データストアがビルトインデータストアのもの)をバックアップする方法について説明します。

バックアップ対象

バックアップ対象は、以下のとおりです。

バックアップに必要なディスク容量

格納先ディレクトリ

必要な容量

バックアップ対象資源

バックアップデータ
格納先ディレクトリ1

以下のサイズの合計

  • データ管理用ディレクトリのサイズ

  • [インストール先ディレクトリ]\Runtime\var\tools\FJSVibpma\ibpmm_dataのサイズ

  • 100MB

  • 分析フロー定義

  • 分析結果

  • 分析フロー制御情報

  • プレゼンテーション定義と資源

バックアップデータ
格納先ディレクトリ2

出力データストアがファイルの場合、出力された分析結果のサイズの合計

分析結果(ファイル)

バックアップデータ
格納先ディレクトリ3

出力データストアがデータベースの場合、データベースのマニュアルを参照してください。

分析結果(データベース)

バックアップデータ
格納先ディレクトリ4

ユーザー辞書のサイズ

ユーザー辞書

バックアップ手順

分析サーバのバックアップ手順は以下のとおりです。

  1. OSの管理者権限を持ったユーザーで分析サーバのマシンにログインします。

  2. バックアップ対象をバックアップします。
    分析サーバシステム管理コマンド(ibamssystemmgr)の「backup」サブコマンドを実行します。分析サーバシステム管理コマンド(ibamssystemmgr)を実行すると、分析サーバが停止します(分析サーバが停止状態の場合、エラーメッセージが表示されますが、バックアップ処理は継続します)。

    Windows[インストール先ディレクトリ]\Runtime\bin\ibamssystemmgr.bat backup -directory "バックアップデータ格納先ディレクトリ1" [-password プレゼンテーション機能の管理者パスワード]
    Linux/opt/FJSVbamsr/bin/ibamssystemmgr backup -directory "バックアップデータ格納先ディレクトリ1" [-password プレゼンテーション機能の管理者パスワード]
  3. 標準出力にメッセージが出力されることを確認します。
    バックアップに成功した場合、標準出力に以下のメッセージが出力されます。

    [04/01/2013_00:00:00] FSP_IBAMS_COMMAND: INFO: 20201: バックアップが正常に終了しました。

    注意

    • バックアップが正常に行われた場合でも、以下のメッセージが表示されることがあります。以下のメッセージが出力されている場合は関連サービスが停止しているため、関連サービスを起動してください。

      • 「-> Starting the presentation's background service for Business Analytics Modeling Server failed.」
        以下のコマンドを実行して関連サービスを起動してください。

        Windowsnet start "IBAMS.EFServer"
        Linux/opt/FJSVbamsr/tools/FJSVibpma/ibpmm/etc/FJSVibpma.server start
      • 「-> Starting the presentation's server for Business Analytics Modeling Server failed.」
        以下のコマンドを実行して関連サービスを起動してください。

        Windows[インストール先ディレクトリ]\Runtime\tools\FJSVibpma\ibpmm\bpmm\bin\aps_start.bat
        Linux/opt/FJSVbamsr/tools/FJSVibpma/ibpmm/bin/aps_start.sh
    • バックアップに失敗した場合、標準エラー出力にメッセージが出力されます。エラーの内容と対処方法については、“メッセージ集”を参照してください。
      エラーの原因に対処した後、再度コマンドを実行してください。ただし、下記のメッセージが出力されている場合は、関連サービスが停止しているため、コマンドを実行する前に関連サービスを起動してください。

      • 「-> ERROR:Failed in copying resources. errorlevel:[エラーコード]」
        以下のコマンドを実行して関連サービスを起動してください。

        Windowsnet start "IBAMS.EFServer"
        [インストール先ディレクトリ]\Runtime\tools\FJSVibpma\ibpmm\bpmm\bin\aps_start.bat
        Linux/opt/FJSVbamsr/tools/FJSVibpma/ibpmm/etc/FJSVibpma.server start
        /opt/FJSVbamsr/tools/FJSVibpma/ibpmm/bin/aps_start.sh
  4. 分析結果(ビルトインデータストア以外)をバックアップします。

    • 出力データストアがファイルの場合、バックアップデータ格納先ディレクトリ2に出力データストアに指定したファイルを手動でコピーしてください。
      注)コピー元のパスを控えておいてください。リストア時に同じパスになるように手動でコピーします。

    • 出力データストアがデータベースの場合、データベースのバックアップを実施してください。(バックアップデータ格納先ディレクトリ3を使用)

  5. ユーザー辞書をバックアップします。
    単語/同義語ユーザー辞書、ネガポジユーザー辞書を利用している場合、任意のディレクトリに格納したユーザー辞書のファイルを、バックアップデータ格納ディレクトリ4に手動でコピーしてください。

  6. 分析サーバを起動します。詳細は、“2.1 分析サーバの起動”を参照してください。