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Interstage Business Analytics Modeling Server V1.0.1 分析フロー設計・開発ガイド
FUJITSU Software

4.2.7 機械学習

本製品では、汎用R部品や汎用コマンド部品を使用して、機械学習の手法を利用した分析フローを作成・実行することができます。
このとき、データ形式が「バイナリデータ」のデータストアを組み合わせて使用すると、次の2つの分析フローを別に作成・実行することができます。

参考

この2つの分析フローは次の手順で運用します。

  1. 学習モデルを作成する分析フローを実行します。

  2. 手順1によって作成された学習モデルのデータを、出力データストアから取り出します。

  3. 手順2で取り出した学習モデルのデータを、学習モデルを適用する分析フローの、学習モデルを設定するための入力データストアに設定します。

  4. 学習モデルを適用する分析フローを実行します。

それぞれの分析フローは、次のように作成します。

教師データを使用して機械学習の学習モデルを作成する分析フロー
  • 学習モデルを作成する処理を分析フロー上に配置するには、汎用R部品や汎用コマンド部品を使います。

  • 作成した学習モデルは、バイナリ格納部品を使用して、データ形式が「バイナリデータ」のデータストアに格納します。

分析対象のデータに機械学習の学習モデルを適用する分析フロー
  • 適用する学習モデルは、データ形式が「バイナリデータ」のデータストアに格納します。

  • 上記データストアにはバイナリ抽出部品を接続して学習モデルを取り出します。

  • 取り出した学習モデルが、それを適用する処理を組み込んだ汎用R部品や汎用コマンド部品に渡されるように分析フローを作成します。

ポイント

以下の点に注意してください。

  • バイナリ抽出部品と、学習モデルを適用する汎用部品とは直接接続します。

  • 学習モデルを適用する汎用部品は、全ノード接続可能型の入力コネクターを使って学習モデルを受け取るように作成します。

  • 学習モデルを適用する汎用部品は、受け取った学習モデルを処理できるように作成します。