■機能説明
Enterprise ManagerおよびManager環境において、管理されているサマリ/詳細/レポートの保持期間パラメーターを変更します。
注意
本コマンドは複数同時に実行しないでください。
■実行に必要な権限
【Windows版】
Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。
【UNIX版】
システム管理者(スーパーユーザー)権限が必要です。
■実行環境
Enterprise Manager、Managerで実行可能です。
注意
本コマンド実行時には、Systemwalker Service Quality Coordinator DCMサービス/dcmdプロセスが起動していることが必要です。「第2章 常駐プロセス、起動と停止」を参照し、サービス/デーモンが起動していることを確認した上で実行してください。
■記述形式
【Windows版】
注意
カレントディレクトリを、<インストールディレクトリ>\bin へ移動後、コマンドを実行してください。
sqcSetPDBManage.bat -M <保持期間> | -m <保持期間> | -h <保持期間> | -d <保持期間> | -s |
【UNIX版】
/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPDBManage.sh -M <保持期間> | -m <保持期間> | -h <保持期間> | -d <保持期間> | -s |
■オプション
サマリデータの保持期間を、1~31の整数で設定します。(単位:日)
リソースデータ(10分)の保持期間を、1~65536の整数で設定します。(単位:日)
リソースデータ(1時間)の保持期間を、1~65536の整数で設定します。(単位:週)
リソースデータ(1日)の保持期間を、1~65536の値で設定します。(単位:月)
現在の保持期間設定値を表示します。
注意
保持期間を延ばすと、保持期間に比例してディスクの使用領域が増加しますので、注意してください。保持期間変更時のデータ容量の見積りは、導入手引書「性能データベース/アーカイブファイル容量の見積もり方法について」を参照してください。
■復帰値
0 : 正常終了
1 : パラメーターエラー
10 : その他エラー
■実行結果/出力形式
正常終了(保持期間の変更 オプション指定:-M/-m/-h/-dの場合)
標準出力に対して、正常終了メッセージを出力します。
(Success)sqcSetPDBManage succeeded. |
正常終了(現在の保持期間表示 オプション指定:-sの場合)
標準出力に対して、現在の保持期間情報を出力します。(データタイプ、保持期間)
DataType, Maintenance period -------, ---------------- Monitor, 3 days Drill Down, 7 days Reprot(1Hour), 6 weeks Reprot(1Day), 13 months (Success)sqcSetPDBManage succeeded. |
ポイント
表示されているDataTypeは以下のとおりです。
Monitor:サマリデータ
Drill Down:リソースデータ(10分)
Report:リソースデータ(1時間)・リソースデータ(1日)
異常終了
標準エラー出力に対して、エラーメッセージを出力します。
(Error) : エラー番号, メッセージ |
エラーメッセージ出力形式(CSV形式)
エラー番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
000 | sqcSetPDBManage succeeded. | 正常 |
010 | parameter error.(エラー詳細コード) | パラメーターの指定エラー |
100 | system error.(エラー詳細コード) | その他何らかのエラー |
ポイント
変更された定義内容はPDBメンテナンス処理(毎日午前2:00に実行)で使用される保持期間情報です。上記処理にて、保持期間超過データの削除が実施されますので、すべての変更作業はそれまでに終了してください。
■使用例
リソースデータ(10分)の保持期間を10日へ変更する場合
【Windows版】
C:\>cd C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC\bin C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC\bin>sqcSetPDBManage.bat -m 10 |
【UNIX版】
# /opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPDBManage.sh -m 10 |