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Systemwalker Service Quality Coordinator リファレンスマニュアル
FUJITSU Software

1.7.5 sqcSetPDBManage(PDBの保持期間変更コマンド)

■機能説明

Enterprise ManagerおよびManager環境において、管理されているサマリ/詳細/レポートの保持期間パラメーターを変更します。

注意

本コマンドは複数同時に実行しないでください。


■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパーユーザー)権限が必要です。


■実行環境

Enterprise Manager、Managerで実行可能です。

注意

本コマンド実行時には、Systemwalker Service Quality Coordinator DCMサービス/dcmdプロセスが起動していることが必要です。「第2章 常駐プロセス、起動と停止」を参照し、サービス/デーモンが起動していることを確認した上で実行してください。


■記述形式

Windows版】

注意

カレントディレクトリを、<インストールディレクトリ>\bin へ移動後、コマンドを実行してください。

sqcSetPDBManage.bat -M <保持期間> | -m <保持期間> | -h <保持期間> | -d <保持期間> | -s


【UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPDBManage.sh -M <保持期間> | -m <保持期間> | -h <保持期間> | -d <保持期間> | -s


■オプション

-M <保持期間>

サマリデータの保持期間を、1~31の整数で設定します。(単位:日)


-m <保持期間>

リソースデータ(10分)の保持期間を、1~65536の整数で設定します。(単位:日)


-h <保持期間>

リソースデータ(1時間)の保持期間を、1~65536の整数で設定します。(単位:週)


-d <保持期間>

リソースデータ(1日)の保持期間を、1~65536の値で設定します。(単位:月)


-s

現在の保持期間設定値を表示します。

注意

保持期間を延ばすと、保持期間に比例してディスクの使用領域が増加しますので、注意してください。保持期間変更時のデータ容量の見積りは、導入手引書「性能データベース/アーカイブファイル容量の見積もり方法について」を参照してください。


■復帰値

0  : 正常終了

1  : パラメーターエラー

10 : その他エラー


■実行結果/出力形式

正常終了(保持期間の変更 オプション指定:-M/-m/-h/-dの場合

標準出力に対して、正常終了メッセージを出力します。

(Success)sqcSetPDBManage succeeded.


正常終了(現在の保持期間表示 オプション指定:-sの場合

標準出力に対して、現在の保持期間情報を出力します。(データタイプ、保持期間)

DataType, Maintenance period

-------, ----------------

Monitor, 3 days

Drill Down, 7 days

Reprot(1Hour), 6 weeks

Reprot(1Day), 13 months

(Success)sqcSetPDBManage succeeded.


ポイント

表示されているDataTypeは以下のとおりです。

  • Monitor:サマリデータ

  • Drill Down:リソースデータ(10分)

  • Report:リソースデータ(1時間)・リソースデータ(1日)


異常終了

標準エラー出力に対して、エラーメッセージを出力します。

(Error) : エラー番号, メッセージ


エラーメッセージ出力形式(CSV形式)

エラー番号

メッセージ

内容

000

sqcSetPDBManage succeeded.

正常

010

parameter error.(エラー詳細コード)

パラメーターの指定エラー

100

system error.(エラー詳細コード)

その他何らかのエラー

ポイント

変更された定義内容はPDBメンテナンス処理(毎日午前2:00に実行)で使用される保持期間情報です。上記処理にて、保持期間超過データの削除が実施されますので、すべての変更作業はそれまでに終了してください。


■使用例

リソースデータ(10分)の保持期間を10日へ変更する場合

【Windows版】

C:\>cd C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC\bin

C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC\bin>sqcSetPDBManage.bat -m 10

【UNIX版】

# /opt/FJSVssqc/bin/sqcSetPDBManage.sh -m 10