■機能説明
PDBに格納されている構成情報をファイルに出力します。
構成情報とは、Managerの名前、および、Agentの名前とそのAgentがどのような情報を取得しているかを表す情報です。
出力した構成情報は、以下の目的で使うことができます。
Managerを別マシンに移行するために、元のManagerから新しいManagerに持ってきたPDB内の構成情報を、新しいManagerの名前に置き換える場合。
PDBを初期化(再作成)するが、構成情報は、旧環境のものをそのまま使用する場合。
■実行に必要な権限
【Windows版】
Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。
【UNIX版】
システム管理者(スーパーユーザー)権限が必要です。
■実行環境
Manager/Enterprise Managerで実行可能です。
■記述形式
【Windows版】
<インストールディレクトリ>\bin\sqcPDBexport.bat -o folder_path [-n host_name] |
【UNIX版】
/opt/FJSVssqc/bin/sqcPDBexport.sh -o folder_path [-n host_name] |
■オプション
構成情報のデータファイル(agententry.tmp)を出力するフォルダのパスを指定します。
構成情報の移行先のManagerのホスト名を指定します。省略した場合は、そのままのホスト名の構成情報になります。
■復帰値
0 : 正常終了
1 : 異常終了
■使用例
【Windows版】
C:\>cd C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC\bin C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC\bin>sqcPDBexport -o C:\temp -n HOSTNAME |
出力された構成情報ファイル(agententry.tmp)を、PDBに格納する場合は、以下のディレクトリに配置して、Systemwalker SQC DCMサービスを起動してください。
<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaPDBWriter |
【UNIX版】
# cd /opt/FJSVssqc/bin/ # ./sqcPDBexport.sh -o /var/tmp -n HOSTNAME |
出力された構成情報ファイル(agententry.tmp)を、PDBに格納する場合は、以下のディレクトリに配置して、dcmdプロセスを起動してください。
/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaPDBWriter |
60秒ほどで、PDBに格納されます。その際、agententry.tmpファイルは削除されます。