■機能説明
ポリシー定義情報確認コマンドは、ポリシー配付対象となるシステム名の一覧表示、および配付先サーバがポリシー配付可能かどうかを確認します。
注意
本コマンドは複数同時に実行しないでください。
■実行に必要な権限
Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。
注意
Windows Server 2008/Windows Vista以降の場合は、管理者権限で実行してください。
■実行環境
運用管理クライアントで実行可能です。
■記述形式
<運用管理クライアントインストールディレクトリ>\bin\sqcViewPolicy.exe [ -l [ as | ab | mg | pm | em ] ] |
<運用管理クライアントインストールディレクトリ>\bin\sqcViewPolicy.exe -c |
■オプション
ポリシー配付の対象となる、パラメーターで指定されたインストール種別のシステム名を一覧で表示します。
※パラメーター指定がない場合は、すべてが対象になります。
配付先サーバがポリシー配付可能な状態になっているか確認します。
■パラメーター
パラメーターはインストール種別の略称を指定します。
各略称に対応するインストール種別は以下のとおりです。
as : Agent for Server
ab : Agent for Business
mg : Manager
pm : Proxy Manager
em : Enterprise Manager
■復帰値
0 : 正常終了
1 : パラメーターエラー
2 : サーバ処理エラー
3 : 通信エラー
10: その他のエラー
■実行結果/出力形式
正常終了
標準出力に対し、正常終了メッセージとともに以下の情報を出力します。
sqcViewPolicy.exe -l の場合
サーバ名,インストール種別,バージョン,エディション サーバ名,インストール種別,バージョン,エディション : (Success) : sqcViewPolicy succeeded.,000 |
サーバ一覧出力形式(CSV形式)
項目 | 内容 | 備考(出力形式など) |
---|---|---|
サーバ名 | サーバ名称 | |
インストール種別 | インストール種別 | EM/MG/PM/AB/AS |
バージョン | バージョン情報 | 15.1.1 |
エディション | エディション情報 | SE/EE |
sqcViewPolicy.exe -c の場合
{ OK | NG } : { alive | noresp | refuse },systemname,{ インストール種別 },{ バージョン },{ エディション },{ IP : port } : (Success) : sqcViewPolicy succeeded.,000 |
NGの場合の対処については以下を参照してください。
NG:norespの場合
接続先のIPアドレスのポートに接続できない状態。
原因 | 対処の方法 |
---|---|
Agent側のサーバ、またはAgent側のSystemwalker SQC thttpdサービス/thttpdプロセスが起動していない。 | サーバおよびSystemwalker SQC thttpdサービス/thttpdプロセスが起動しているか確認し、起動してください。 |
Agentが自動取得したIPアドレスで、運用管理クライアントからAgentに到達できない。 | Agentをインストールしたサーバに複数のネットワークインターフェースが存在している場合に発生する可能性があります。運用管理クライアントからAgentに接続可能なIPアドレスを確認し、agentlist.cfgファイルで接続可能なIPアドレスを定義してください。 |
ファイアーウォールでパケットが到達できない。 | ファイアーウォールの設定を確認してください。 |
NG:refuseの場合
接続先のIPアドレスのポートに接続したが正しい応答が戻ってこない場合。
原因 | 対処の方法 |
---|---|
接続先のIPアドレスのポートに接続したが正しい応答が戻ってこない。 | Systemwalker SQC thttpdサービス/thttpdプロセスの設定に誤りがある可能性があります。Agent側のセットアップが正しく行われているか確認してください。 |
異常終了
標準エラー出力に対し、エラーメッセージを出力します。
(Error) : メッセージ, エラー番号 |
エラーメッセージと対応するエラー番号
エラー番号 | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
010 | parameter error.(エラー詳細コード) | パラメーターの指定エラー |
020 | Server access error.(エラー詳細コード) | サーバ処理エラー |
030 | aborted connection error.(エラー詳細コード) | 通信エラー |
100 | system error. | その他何らかのエラー |
エラー時の対処について
エラー時の状況に応じて、以下の対処を実施します。
エラー番号 | 内容 | 対処の方法 |
---|---|---|
010 | パラメーターエラー | パラメーターを修正して、再実行 |
020 | サーバアクセスエラー | Managerへの接続状況を確認後、再実行 |
030 | 通信エラー | Managerへの接続状況を確認後、再実行 |
100 | システムエラー | 保守情報を採取し、技術員に連絡してください。 |
■使用例1
ポリシー配付の対象となるシステム名をすべて表示する場合
C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC-C\bin\sqcViewPolicy.exe -l |
■使用例2
ポリシー配付の対象となるAgent for Server のシステム名を一覧で表示する場合
C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC-C\bin\sqcViewPolicy.exe -l as |
■使用例3
ポリシー配付の対象となるサーバに対し、配付可能な状態になっているか確認する場合
C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC-C\bin\sqcViewPolicy.exe -c |