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Systemwalker Service Quality Coordinator リファレンスマニュアル
FUJITSU Software

1.1.4 sqcMdPolicy(ポリシー一時変更コマンド)

■機能説明

ポリシー適用後の運用中(収集動作中)に、ポリシーを一時的に変更します。具体的には、以下のミドルウェア等に対する情報収集ポリシーが作成・適用されている状態で、その収集動作を停止したり(off指定時)、起動したり(on指定時)することができます。

注意

本コマンドは複数同時に実行しないでください。


■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパーユーザー)権限が必要です。

ポイント

業務の運用形態に合わせて収集動作を制御したい場合や、クラスタの運用形態に合わせて収集動作を制御したい場合に使用します。


実行環境

Enterprise Manager/Manager/Proxy Manager/Agentで実行可能です。


記述形式

Windows版】

<インストールディレクトリ>\bin\sqcMdPolicy.exe on|off|stat -c Type [ -i instance-name ]

UNIX版】

/opt/FJSVssqc/bin/sqcMdPolicy.sh on|off|stat -c Type [ -i instance-name ]


■オプション

on|off|stat

変更種別として、以下のいずれかを指定します。

  • on:対象ポリシーを有効化します。

  • off:対象ポリシーを無効化します。

  • stat:ポリシーの状態を表示します。
    表示結果の"Execute"の列に、"on"または"sample"と表示される場合:ポリシーの状態は有効
    表示結果の"Execute"の列に、"off"と表示される場合:ポリシーの状態は無効


-c Type

以下のいずれかの管理対象を指定します。

  • sym:Symfoware Server(V12以降のNativeインターフェース)/Symfoware Server(V11以前)

  • ora:Oracle Database Server

  • jla:Operation Manager

  • reg:サーバ性能(Windows版のみ)

  • sar:サーバ性能(Unix版のみ)


-i instance-name(DBサーバのみ指定可)

-cで指定する管理対象に対するインスタンス名を指定します。本オプションを省略した場合は、管理対象の全インスタンスが対象になります。

  • symの場合:RDBシステム名

  • oraの場合:インスタンス名

ポイント

RDBシステム名に名前がない場合は、-i @defaultを指定してください。

  • oraの場合:Oracleインスタンス名(SID)


復帰値

正常終了 0

異常終了 >0


  1. パラメーターの指定方法が違います。

  2. 処理に必要なメモリを獲得できませんでした。

  3. 変更対象がありませんでした。

  4. 内部エラーが発生しました。

  5. ファイルのアクセスでエラーが発生しました。


■使用例

Windows版】

C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC\bin>sqcMdPolicy on -c sym -i systemwalker

UNIX版】

# cd /opt/FJSVssqc/bin/

# ./sqcMdPolicy.sh off -c ora -i orcl

注意

Enterprise Manager/Manager/Proxy Manager/Agent稼働中に一時変更コマンドで動作変更を行い、後に元へ戻す場合はコマンドの再実行が必要です。