NETAPP turnkey wizard に戻りますので、Netapp リソースの設定のため、Netapp を選択します。
Netapp wizard が表示されますので、AdditionalNetAppFiler を選択します。
以下のように指定メニューが表示されますので、FREECHOICE を選択し、NAS 装置のホスト名を入力します。
NAS 装置毎のメニューが表示されますので、AdditionalExportpoint を選択します。
ExportPoint の指定メニューが表示されますので、FREECHOICE を選択し、export するボリュームを入力します。
NAS 装置毎にメニューが表示されます。export するボリュームが更にある場合は、AdditionalExportpoint を選択し、追加します。また、このメニューから以下の設定を行うことが可能です。
設定項目 | 説明 |
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UnLockFlag | 常時 NAS 装置の Unlock 処理を実行するか否かを選択します。 |
ExportFlag | オンライン処理時に Export 処理を実行するか否か選択します。 |
UnExportFlag | スタンバイ運用の場合でのオフライン処理時に Unexport 処理を実行するか否か選択します。 |
ScriptTimeout | オンライン/オフライン処理の開始からのタイムアウト時間(秒)を指定します。 |
設定を完了する時は、SAVE+RETURN を選択します。
Netapp Wizard に戻りますので、更に NAS 装置を追加する場合は AdditionalNetAppFiler を選択してください。
Netapp リソースの起動・停止に連動して動作させるスクリプトの設定を行います。不要の場合は次の設定に進んでください。
設定項目 | 説明 |
---|---|
PreOnlineScript | オンライン処理の前に実行されるスクリプトを設定します。 |
PostOnlineScript | オンライン処理の後に実行させるスクリプトを設定します。 |
PreOfflineScript | オフライン処理の前に実行されるスクリプトを設定します。 |
PostOfflineScript | オフライン処理の後に実行されるスクリプトを設定します。 |
FaultScript | Fault 発生時に実行されるスクリプトを設定します。 |
参照
これらのスクリプトについては、「PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書」 を参照してください。
次に、NAS クラスタの自動 takeover 機能の設定を行います。
NAS 装置をクラスタ (2台) 構成で使用する場合、NAS 装置との通信異常を検出した場合に、NAS クラスタの takeover (cf takeover) を PRIMECLUSTER から実行することができるようになります。
NAS クラスタの監視を行うために NetappClusterFlag=no を選択します。
設定項目 | 説明 |
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NetappClusterFlag | NASクラスタの自動takeover機能を設定します。 |
注意
デフォルトは no です。NAS 装置のクラスタ構成であっても、NAS クラスタの自動 takeover 機能を行わない場合は、no に設定してください。
yes を選択します。
各設定を行います。
設定項目 | 説明 |
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NetappClusterDeviceName | 監視を行う NAS 装置名 (ホスト名) を指定します。 |
NetappClusterPingCount | ping / ping6 コマンドの実行回数を指定します。 |
NetappClusterPingTimeout | ping / ping6 コマンド実行開始からのタイムアウト時間(秒)を指定します。 |
NetappClusterPingInterval | ping / ping6 コマンドの実行間隔(秒)を指定します。 |
NetappClusterPingIPType | 監視を行うNAS装置のIPアドレス形式を指定します。 |
注意
設定項目は、userApplication単位で設定します。
NAS 装置の監視は ping / ping6 コマンドで行います。設定項目NetappClusterPingIPTypeでIPv4を指定した場合は、ping コマンドを使用します。IPv6を指定した場合は、ping6 コマンドを使用します。設定項目NetappClusterPingIPTypeで設定したIPアドレス形式で、事前にNAS装置にアクセスできることを確認してください。詳細は"2.4 NAS 装置の設定"を参照してください。
定周期監視の中で行う ping / ping6 コマンドの実行回数/タイムアウト時間/実行間隔の値はデフォルトのまま使用することを推奨します。
設定項目NetappClusterDeviceNameには、IPv4形式のNAS装置名とIPv6形式のNAS装置名を混在しないでください。
参照
ping / ping6 コマンドのパラメーターについては、"付録B NAS クラスタ自動 takeover 機能のチューニング方法" を参照してください。
設定を完了するときは、SAVE+EXITを選択します。