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PRIMECLUSTER Wizard for NAS 4.3 導入運用手引書
FUJITSU Software

2.4 NAS 装置の設定

NAS 装置の設定について説明します。

初期設定

NAS 装置のマニュアルに従い、初期設定 (ネットワーク設定、RAID 設定等) を行ってください。

ボリューム作成

NAS 装置のマニュアルに従い、ボリュームまたは qtree の作成を行ってください。作成したボリュームまたはqtree は本製品の環境設定時に入力する必要があります。

ホスト設定

NAS 装置で DNS を使用する場合は DNS に NAS 装置を使用するクラスタノードのホスト名と IP アドレスを登録してください。DNS を使用しない場合は、以下の方法で NAS 装置にホスト名と IP アドレスを登録してください。

  1. NAS 装置の /vol/vol0 ボリュームを NAS 装置に設定した管理サーバでマウントします。

  2. <上記でマウントしたマウントポイント>/etc/hosts ファイルに NAS 装置を使用するクラスタノードのホスト名と IP アドレスを登録します。

同様に、NAS 装置のホスト名を DNS あるいは NAS 装置を使用するクラスタノードの /etc/hosts に登録してください。

注意

  • 設定完了後、NAS装置に対してアクセスできることを確認してください。IPv4アドレスのNAS装置の場合は、pingコマンドでアクセスできることを確認してください。IPv6アドレスのNAS装置の場合は、ping6コマンドでアクセスできることを確認してください。

  • DNS あるいは NAS 装置の /etc/hosts ファイルに指定するホスト名は、クラスタノードのホスト名と一致させてください。もし異なる場合、正常にロック制御できない場合があります。

SSH設定

本製品は NAS 装置の制御にSSH 2.0プロトコルを使用します。そのため、クラスタノードおよびNAS装置でSSH 2.0プロトコルを使用できるように設定し、公開鍵認証でパスワードなしで接続できるように設定してください。

設定手順についてはNAS装置のマニュアルを参照してください。

注意

設定完了後、NAS 装置に対してクラスタノードからsshを使用してパスワードなしでコマンドを実行できることを確認してください。

# /usr/bin/ssh -2 nas1 date
Mon Aug  4 11:28:30 JST 2014

exportfs 設定

以下の手順で、exportfs の設定をする必要があります。

  1. NAS 装置の /vol/vol0 ボリュームを NAS 装置に設定した管理サーバでマウントします。

  2. <上記でマウントしたマウントポイント>/etc/exports ファイルに、使用する NAS 装置上のボリューム名または qtree 名と、そのボリュームにアクセスするクラスタノード名を登録します。