NAS 装置の設定について説明します。
初期設定
NAS 装置のマニュアルに従い、初期設定 (ネットワーク設定、RAID 設定等) を行ってください。
ボリューム作成
NAS 装置のマニュアルに従い、ボリュームまたは qtree の作成を行ってください。作成したボリュームまたはqtree は本製品の環境設定時に入力する必要があります。
ホスト設定
NAS 装置で DNS を使用する場合は DNS に NAS 装置を使用するクラスタノードのホスト名と IP アドレスを登録してください。DNS を使用しない場合は、以下の方法で NAS 装置にホスト名と IP アドレスを登録してください。
NAS 装置の /vol/vol0 ボリュームを NAS 装置に設定した管理サーバでマウントします。
<上記でマウントしたマウントポイント>/etc/hosts ファイルに NAS 装置を使用するクラスタノードのホスト名と IP アドレスを登録します。
同様に、NAS 装置のホスト名を DNS あるいは NAS 装置を使用するクラスタノードの /etc/hosts に登録してください。
注意
設定完了後、NAS装置に対してアクセスできることを確認してください。IPv4アドレスのNAS装置の場合は、pingコマンドでアクセスできることを確認してください。IPv6アドレスのNAS装置の場合は、ping6コマンドでアクセスできることを確認してください。
DNS あるいは NAS 装置の /etc/hosts ファイルに指定するホスト名は、クラスタノードのホスト名と一致させてください。もし異なる場合、正常にロック制御できない場合があります。
SSH設定
本製品は NAS 装置の制御にSSH 2.0プロトコルを使用します。そのため、クラスタノードおよびNAS装置でSSH 2.0プロトコルを使用できるように設定し、公開鍵認証でパスワードなしで接続できるように設定してください。
設定手順についてはNAS装置のマニュアルを参照してください。
注意
設定完了後、NAS 装置に対してクラスタノードからsshを使用してパスワードなしでコマンドを実行できることを確認してください。
# /usr/bin/ssh -2 nas1 date Mon Aug 4 11:28:30 JST 2014
exportfs 設定
以下の手順で、exportfs の設定をする必要があります。
NAS 装置の /vol/vol0 ボリュームを NAS 装置に設定した管理サーバでマウントします。
<上記でマウントしたマウントポイント>/etc/exports ファイルに、使用する NAS 装置上のボリューム名または qtree 名と、そのボリュームにアクセスするクラスタノード名を登録します。