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Interstage AR Processing Server V1.1 リファレンスガイド
FUJITSU Software

3.4 arsvrestore

リストアコマンドに関する仕様説明を以下に示します。

名前:

%インストールディレクトリ%\bin\arsvrestore

機能説明:
本製品の退避済みのユーザ資源データを復旧させるコマンドです。
バックアップコマンドにて退避したユーザ資源データを復旧させます。このため、当コマンド実施前に保存していたユーザ資産データは扱えなくなります。リストアで復旧させるユーザ資源データは以下があります。
  • ARマーカー
  • シナリオ
  • シーン
  • AR重畳表示定義
  • 利用者定義テーブル
  • ファイル
  • データベースユーザ
形式:

arsvrestore [–-target directory_name]

パラメタ

–-target directory_name

バックアップを実行した日時のバックアップ名を指定します。

バックアップ名の形式は「YYYYMMDDHHMMSS」です。

<YYYYMMDDHHMMSS>は年4桁・月2桁・日2桁・時間2桁・分2桁・秒2桁の形式です。

  • 省略した場合は、最新のバックアップ名が指定されたものとして動作します。
  • 指定したバックアップ名が存在しない場合は、復旧されません。(現状のまま)。
使用例:
> arsvrestore –-target 20130114153045

> %インストールディレクトリ%\bin\arsvrestore –-target 20130114153045

上記を指定した場合、[バックアップ先ディレクトリ]内にある[20130114153045ディレクトリ]のarsvdb.zipとarsvfile.zipのバックアップファイルが復旧元データとして使用されます。

実行権限:

OSの管理者権限が必要です。

戻り値

0:正常終了

1:異常終了

出力:

コマンドの実行結果が標準出力に出力されます。

出力例を以下に示します。

Restore from [バックアップ先ディレクトリ]\[日時ディレクトリ]
Command arsvrestore executed successfully.
ログ出力:

コマンドの進行状況はログに出力されます。

ログの出力形式などの詳細は、arsvadminコマンド時と同様です。

注意

  • リストアコマンドが正常終了しない場合がありますので、以下の操作は行わないでください。
    • リストアコマンド実行中のCtrl+Cによる強制終了
    • リストアコマンド実行中のarsvadminコマンド実行
    • リストアコマンド実行中のバックアップコマンド実行

  • リストアコマンドを実行する際には、事前に以下のコマンドを実行し、Interstage AR Processing Serverを停止させて下さい。
    • arsvadmin stop-db
    • arsvadmin stop-webcontainer

Interstage AR Processing Serverが停止されていない場合、以下のメッセージが出力されます。

The command cannot be executed because Web Container or Database Service is running.
Command arsvrestore failed.

  • 現状のユーザ資源データを退避するため、復旧する際にはディスクの空きサイズに注意してください。
  • 異なるプラットフォームでバックアップしたユーザ資源データを復旧させることはできません。WindowsとLinux間でデータ移行を行う必要がある場合は、技術員に連絡してください。