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Symfoware Server V12.1.x アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)
FUJITSU Software

B.2 getConnectionメソッドのオプション

DriverManagerクラスのgetConnectionメソッドで指定可能なオプションについて以下に示します。

オプション名

範囲

省略値

意味

schema

アプリケーション内で使用する、SQL文に対するデフォルトスキーマ名を指定します。

user

データベースに接続するためのユーザIDを指定します。

ただし、以下の場合、ユーザIDの指定は不要です。

  • ローカルアクセスの場合

  • 接続先ホスト名に自端末のIPアドレス、自端末のホスト名、“localhost”またはループバックアドレスを指定したリモートアクセスの場合

password

上記ユーザIDに対するパスワードを指定します。

ただし、以下の場合、パスワードの指定は不要です。

  • ローカルアクセスの場合

  • 接続先ホスト名に自端末のIPアドレス、自端末のホスト名、“localhost”またはループバックアドレスを指定したリモートアクセスの場合

javaconverter

JDBCドライバがコード変換時に使用する、Javaのエンコーディングを指定します。
省略された場合、JDBCドライバが動作しているJava実行環境に合わせて、自動設定されます。

ctuneparam

Symfoware Serverのクライアント用の動作環境ファイルに相当する指定をすることができます。詳細は、“5.2.3.4 ctuneparamオプションについて”を参照してください。

statementcache

0~32000

0

ステートメントキャッシュする文の数を指定します。0を指定した場合、ステートメントキャッシュ機能は無効になります。

autoclosestatement

YES
NO

NO

ステートメントキャッシュ機能利用時に、PreparedStatementおよびCallableStatementのクローズをJDBCドライバが自動的に行うかどうかを指定します。
YES:自動クローズを行う
NO:自動クローズを行わない

default_isolation

READ_UNCOMMITTED
READ_COMMITTED
REPEATABLE_READ
SERIALIZABLE

SERIALIZABLE(注)

独立性水準の初期値を指定します。

READ_UNCOMMITTED:独立性水準の初期値をREAD UNCOMMITTEDとします。
READ_COMMITTED:独立性水準の初期値をREAD COMMITTEDとします。
REPEATABLE_READ:独立性水準の初期値をREPEATABLE READとします。
SERIALIZABLE:独立性水準の初期値をSERIALIZABLEとします。

default_readonly

false
true

false

トランザクションアクセスモードの初期値を指定します。
false:トランザクションアクセスモードの初期値をREAD WRITEとします。
true:トランザクションアクセスモードの初期値をREAD ONLYとします。

sqlrtenv

-

Windowsクライアントインストール先¥etc¥clientenv¥fssqlenvj

Solaris/opt/FJSVsymcl/etc/clientenv/fssqlenvj

Linux/opt/FJSVsymcl/etc/clientenv/fssqlenvj

クライアント用の動作環境ファイルを指定することができます。詳細は、“5.2.3.5 クライアント用の動作環境ファイルの指定について”を参照してください。

finalizeswitch

ON
OFF

OFF

Java VMのガーベジコレクションが動作し、オブジェクトが破棄された契機で、JDBCドライバ内部でcloseメソッドを実行し、データベース上の資源を回収するかどうかを選択します。

oddstringtoblob

ERRORMESSAGE
CUTLASTCHAR

ERRORMESSAGE

setStringでBLOB列に対して奇数バイトのデータが指定されたとき、データの異常を通知するためにエラー復帰するかどうかを選択します。

注) データベース簡単運用での省略値は、READ COMMITTEDになります。

注意事項