ここでは、UNIX系を使用している場合に、アプリケーションを実行するうえで必要な作業を説明します。
Symfoware/RDBの起動操作
アプリケーションの起動操作
Symfoware/RDBを起動します。
参照
Symfoware/RDBを起動する方法については、“セットアップガイド”を参照してください。
データベース簡単運用の場合は、“データベース簡単運用ガイド”を参照してください。
リモートのデータベースにアクセスする場合、サーバ側に、ポート番号の設定が必要です。ポート番号の指定については、“サービス名とポート番号の指定について”を参照してください。
また、データベース簡単運用を行わない場合は、システム用の動作環境ファイルのパラメタの設定により、データベースアクセスに関する動作環境のチューニングを行うことができます。
参照
システム用の動作環境ファイルについては、“セットアップガイド”を参照してください。
アプリケーションを起動するためには、以下の作業を順番に行います。
環境変数を設定する
使用する動作環境ファイルを指定する
アプリケーションを起動する
アプリケーションを実行する前に、以下の環境変数を設定します。
アプリケーションのコンパイル・リンク時に64ビット用のオプションでコンパイル・リンクした場合、環境変数“LD_LIBRARY_PATH_64”に、RDBライブラリの格納ディレクトリを設定します。
/opt/FSUNrdb2b/lib
C言語を使用する場合で、環境変数“LD_LIBRARY_PATH_64”の設定をCシェルのsetenvコマンドで行う場合の例を示します。
setenv LD_LIBRARY_PATH_64 /opt/FSUNrdb2b/lib:$LD_LIBRARY_PATH_64
C言語を使用する場合で、環境変数“LD_LIBRARY_PATH_64”の設定をbash、Bシェル、Kシェルで行う場合の例を示します。
LD_LIBRARY_PATH_64=/opt/FSUNrdb2b/lib:$LD_LIBRARY_PATH_64; export LD_LIBRARY_PATH_64
環境変数“LD_LIBRARY_PATH”に、RDBライブラリの格納ディレクトリを設定します。
/opt/FSUNrdb2b/lib
C言語を使用する場合で、環境変数“LD_LIBRARY_PATH”の設定をCシェルのsetenvコマンドで行う場合の例を示します。
setenv LD_LIBRARY_PATH /opt/FSUNrdb2b/lib:$LD_LIBRARY_PATH
C言語を使用する場合で、環境変数“LD_LIBRARY_PATH”の設定をbash、Bシェル、Kシェルで行う場合の例を示します。
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNrdb2b/lib: $LD_LIBRARY_PATH; export LD_LIBRARY_PATH
環境変数“LD_LIBRARY_PATH”に、RDBライブラリの格納ディレクトリを設定します。また、アプリケーションのコンパイル・リンク時に64ビット用のオプションでコンパイル・リンクした場合、環境変数“LD_LIBRARY_PATH”に、64ビット RDBライブラリの格納ディレクトリを設定します。
/opt/FJSVrdb2b/lib
/opt/FJSVrdb2b/lib/lib64
C言語を使用する場合で、環境変数“LD_LIBRARY_PATH”の設定をTCシェルのsetenvコマンドで行う場合の例を示します。
setenv LD_LIBRARY_PATH /opt/FJSVrdb2b/lib:$LD_LIBRARY_PATH
C言語を使用する場合で、環境変数“LD_LIBRARY_PATH”の設定をbashで行う場合の例を示します。
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVrdb2b/lib:$LD_LIBRARY_PATH; export LD_LIBRARY_PATH
動的プログラム構造のアプリケーションを実行する場合は、環境変数“LD_LIBRARY_PATH”に、以下の格納ディレクトリを設定します。
RDBライブラリ
64ビット RDBライブラリ
利用者が作成したロードモジュール
マルチRDB運用を行う場合は、アプリケーションで処理を行う対象となるSymfoware/RDB環境のシステム名を、環境変数“RDBNAME”に設定します。この環境変数は、ローカルアクセスの場合のみ有効となります。
注意
データベース簡単運用の場合は、マルチRDB運用はできません。
参照
マルチRDB運用についての詳細は、“セットアップガイド”を参照してください。
C言語を使用する場合で、環境変数“RDBNAME”の設定をCシェルのsetenvコマンドで行う場合の例を示します。(RDBシステム名をrdbsys1とした場合)
setenv RDBNAME rdbsys1
C言語を使用する場合で、環境変数“RDBNAME”の設定をbash、Bシェル、Kシェルで行う場合の例を示します。(RDBシステム名をrdbsys1とした場合)
RDBNAME=rdbsys1; export RDBNAME
C言語を使用する場合で、環境変数“RDBNAME”の設定をTCシェルのsetenvコマンドで行う場合の例を示します。(RDBシステム名をrdbsys1とした場合)
setenv RDBNAME rdbsys1
C言語を使用する場合で、環境変数“RDBNAME”の設定をbashで行う場合の例を示します。(RDBシステム名をrdbsys1とした場合)
RDBNAME=rdbsys1; export RDBNAME
アプリケーションの動作環境のチューニングを行う場合、使用するクライアント用の動作環境ファイルを作成します。
通常Symfoware/RDBは、アプリケーション実行時のカレントディレクトリにある動作環境ファイルのひな型と同名の以下の動作環境ファイルを使用します。
fssqlenvc
他のファイル名または格納ディレクトリの動作環境ファイルを使用する場合は、環境変数“SQLRTENV”に動作環境ファイルのパス名を指定してください。
C言語を使用する場合で、環境変数“SQLRTENV”の設定をCシェルのsetenvコマンドで行う場合の例を示します。(動作環境ファイルのパス名を/home/user1/sqlenv1とした場合)
setenv SQLRTENV /home/user1/sqlenv1
C言語を使用する場合で、環境変数“SQLRTENV”の設定をbash、Bシェル、Kシェルで行う場合の例を示します。(動作環境ファイルのパス名を/home/user1/sqlenv1とした場合)
SQLRTENV=/home/user1/sqlenv1; export SQLRTENV
C言語を使用する場合で、環境変数“SQLRTENV”の設定をTCシェルのsetenvコマンドで行う場合の例を示します。(動作環境ファイルのパス名を/home/user1/sqlenv1とした場合)
setenv SQLRTENV /home/user1/sqlenv1
C言語を使用する場合で、環境変数“SQLRTENV”の設定をbashで行う場合の例を示します。(動作環境ファイルのパス名を/home/user1/sqlenv1とした場合)
SQLRTENV=/home/user1/sqlenv1; export SQLRTENV