リモートのデータベースにアクセスする場合、アプリケーションを起動するには、クライアント用の動作環境ファイルにSERVER_SPECを指定します。SERVER_SPECは、サーバと通信するために必要な情報を設定するパラメタです。リモートのデータベースにアクセスしない場合、SERVER_SPECは指定しません。
[クライアント用の動作環境ファイル]
SERVER_SPEC = (RDB2_TCP,SV1,DB1,HOST1,26551)
参考
通信データを暗号化する場合は、通信方法として、“RDB2_TCPS”を指定します。
データベース簡単運用では、通信データの暗号化はできません。
クライアント用の動作環境ファイルには、そのほかにも動作環境をチューニングするためのパラメタがあります。しかし、Symfoware/RDBでは、システムの標準的な実行環境を用意しているので、SERVER_SPEC以外のパラメタを設定しなくても、アプリケーションを実行できるようになっています。
動作環境のチューニングについては、“7.4.1 クライアント用の動作環境ファイルによる定義”を参照してください。