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Symfoware Server V12.1.x アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編)
FUJITSU Software

7.1.1 SERVER_SPECの指定

リモートのデータベースにアクセスする場合、アプリケーションを起動するには、クライアント用の動作環境ファイルにSERVER_SPECを指定します。SERVER_SPECは、サーバと通信するために必要な情報を設定するパラメタです。リモートのデータベースにアクセスしない場合、SERVER_SPECは指定しません。

[クライアント用の動作環境ファイル]

SERVER_SPEC = (RDB2_TCP,SV1,DB1,HOST1,26551)

参考

通信データを暗号化する場合は、通信方法として、“RDB2_TCPS”を指定します。

データベース簡単運用では、通信データの暗号化はできません。

クライアント用の動作環境ファイルには、そのほかにも動作環境をチューニングするためのパラメタがあります。しかし、Symfoware/RDBでは、システムの標準的な実行環境を用意しているので、SERVER_SPEC以外のパラメタを設定しなくても、アプリケーションを実行できるようになっています。

動作環境のチューニングについては、“7.4.1 クライアント用の動作環境ファイルによる定義”を参照してください。