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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Java EE運用ガイド(Java EE 6編)
FUJITSU Software

H.1 Interstage HTTP Server 2.2とJava EE 6の機能の違い

Interstage HTTP Server 2.2の機能

対応するJava EE 6の機能

認証とアクセス制御

ユーザ認証

Java EEアプリケーションのセキュリティ機能を使用して認証とアクセス制御を行うことができます。
詳細は、「5.3 Java EE 6アプリケーションのセキュリティ機能」を参照してください。

クライアント認証

クライアント認証をサポートします。詳細は、「5.3 Java EE 6アプリケーションのセキュリティ機能」を参照してください。

IPアクセスコントロール

  • 接続を許可するIPアドレスの指定
    要求を受け付けるリモートアドレスで設定可能です。
    詳細は、「7.7.3 ネットワーク設定の定義項目」を参照してください。

  • 接続を拒否するIPアドレスの指定
    該当機能はありません。
    ファイアウォールなどの機能を使用して実装してください。

SSL

Java EE 6では、HTTPSリスナーを通してSSL通信を行うことができます。
詳細は、「5.3.3 SSL」を参照してください。

IPv6アドレスの指定

HTTPリスナーやHTTPSリスナーは、IPv6形式でソケットにバインドすることができます。

公開用ルートディレクトリの設定

コンテキストルートが"/"のアプリケーションを配備することで設定可能です。

バーチャルホスト

仮想サーバーが該当します。
ただし、仮想サーバーの作成/削除はできません。

URLの書き換え

仮想ディレクトリ

該当機能はありません。

公開したいディレクトリがある場合は、Webアプリケーションとして配備する必要があります。

リダイレクト機能

該当機能はありません。

Java EE 6でリダイレクトの機能が必要な場合は、サーブレットアプリケーションで実装してください。

リライト機能

該当機能はありません。

サーバステータスの監視機能

該当機能はありません。

複数Webサーバ機能

業務ごとにプロセスを分ける場合はIJServerクラスタを業務ごとに作成することで実現可能です。

コンテンツの圧縮機能

該当機能はありません。
Java EE 6でコンテンツの圧縮の機能が必要な場合は、サーブレットのフィルタなどを使用して実装してください。

プロキシ

フォワードプロキシ

該当機能はありません。

リバースプロキシ

該当機能はありません。

接続・通信

クライアントの同時接続数

「スレッドプールの定義項目」の以下のプロパティで設定可能です。

  • 最小プールサイズ

  • 最大プールサイズ

詳細は、「7.7.15 スレッドプールの定義項目」を参照してください。

通信プロセス数

通信プロセスに対する権限

IJServerクラスタのプロセス実効権限を変更することが可能です。
詳細は、「5.2.3 プロセスの実効ユーザー」を参照してください。

ディレクトリリストの設定

該当機能はありません。

MIMEタイプ

デフォルトMIMEタイプの設定

該当機能はありません。
必要なMIMEタイプはweb.xmlのmime-mappingタグで指定してください。

MIMEタイプ定義

web.xmlのmime-mappingタグで指定可能です。

デフォルトHTMLファイルの設定

web.xmlのwelcome-file-listタグで指定可能です

HTTP Keep-Alive機能

ネットワーク設定の以下のプロパティで設定可能です。

  • キープアライブのタイムアウト

  • 1回のコネクションで処理可能なリクエスト数

詳細は、「7.7.3 ネットワーク設定の定義項目」を参照してください。

ユーザ追跡機能

HTTPアクセスログにセッションIDを出力することで代替可能です。
詳細は、「4.17.3 HTTPアクセスログ」を参照してください。

言語ベースのコンテンツネゴシエーション

該当機能はありません。
Java EE 6でコンテンツネゴシエーションの機能が必要な場合はJava EEアプリケーションで実装してください。

CGIプログラム実行の許可

該当機能はありません。
Java EE 6では、CGIプログラムの代わりにJava EEアプリケーションを使用してください。

ログ

クッキーログの設定

該当機能はありません。
Java EE 6でCookieの情報を記録する必要がある場合はHTTPアクセスログにCookieの情報を出力してください。
詳細は、「4.17.3 HTTPアクセスログ」を参照してください。

メッセージのカスタマイズ

HTTPアクセスログの出力内容はカスタマイズ可能です。
詳細は、「4.17.3 HTTPアクセスログ」を参照してください。

アクセスログ

HTTPサービスのアクセスログで対応可能です。
詳細は、「4.17.3 HTTPアクセスログ」を参照してください。
Interstage HTTP ServerとJava EE 6の出力内容に関する違いは、「H.2 アクセスログの出力項目の違い」を参照してください。

エラーログ

Java EE 6のエラーメッセージはサーバーログ、Java VMログに出力されます。

トレースログ

HTTPサービスのトレースログで対応可能です。

詳細は、「4.17.4 HTTPトレースログ」を参照してください。