PCMIサービスはInterstage Java EE 6 DASサービスおよびサーバーインスタンスのJava VMプロセスの起動・停止にかかる時間を監視します。
起動時間監視
Interstage Java EE 6 DASサービスおよびサーバーインスタンスの起動操作を行ってからJava VMプロセスの起動が完了するまでの待ち時間を監視します。
起動時に問題が発生して、起動処理がハングアップした場合や遅延した場合に、起動時間監視によりプロセスを強制停止して、起動処理を中止することができます。このとき、イベントログ/システムログにエラーメッセージ「PCMI1102」が出力されます。
待ち時間は、PCMIプロファイルの「プロセス起動待ち時間」(省略値:600秒)で設定します。起動が完了するまで処理を中断しない場合は、「プロセス起動待ち時間」に「0」を指定してください。
参照
プロセス起動待ち時間の設定については、「6.2.1 PCMIプロファイルの変更方法」を参照してください。
PCMIサービスの定義項目については、「7.1 PCMIサービスの定義項目」を参照してください。
プロセス停止前には、スレッドダンプが自動的に採取され、Java VMログに出力されます。スレッドダンプは、待ち時間を超過した直後とその10秒後の2回採取されるため、この2回のスレッドダンプの変化を確認することにより、処理に時間がかかった原因を調査することができます。
スレッドダンプの採取とプロセスの停止までの動作を以下の図に示します。
注意
起動操作のためにユーザが実行したasadminコマンドは、プロセスが停止した時点で異常終了します。
停止時間監視
Interstage Java EE 6 DASサービスおよびサーバーインスタンスの停止操作を行ってからJava VMプロセスの停止が完了するまでの待ち時間を監視します。
終了時に問題が発生して、終了処理がハングアップした場合や遅延した場合に、停止時間監視によりプロセスを完全に停止させることができます。このとき、イベントログ/システムログにエラーメッセージ「PCMI1101」が出力されます。
待ち時間は、PCMIプロファイルの「プロセス停止待ち時間」(省略値:180秒)で設定します。停止が完了するまで処理を中断しない場合は、「プロセス停止待ち時間」に「0」を指定してください。
参照
プロセス停止待ち時間の設定については、「6.2.1 PCMIプロファイルの変更方法」を参照してください。
PCMIサービスの定義項目については、「7.1 PCMIサービスの定義項目」を参照してください。
プロセス停止前には、スレッドダンプが自動的に採取され、Java VMログに出力されます。スレッドダンプは、待ち時間を超過した直後とその10秒後の2回採取されるため、この2回のスレッドダンプの変化を確認することにより、処理に時間がかかった原因を調査することができます。
スレッドダンプの採取とプロセスの停止までの動作を以下の図に示します。
注意
停止操作のためにユーザが実行したasadminコマンドは、プロセスが停止した時点で正常終了します。