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Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
FUJITSU Software

4.7.7 Interstage HTTP Server資源の移入

Interstage HTTP Server資源の移入について説明します。


移入コマンド

Interstage HTTP Server資源の移入は、以下のコマンドを使用します。

C:\Interstage\bin\ihsrestore.exe

/opt/FJSVihs/bin/ihsrestore

ihsrestoreコマンドは、すべてのWebサーバが停止している状態で実行する必要があります。


移入方法

バックアップ先パスがX:\Backup\IHSの場合の操作例を以下に示します。

ihsrestoreコマンドでバックアップ用ディレクトリを指定し、Interstage HTTP Server資源を移入します。(注意参照)
    ihsrestore -d X:\Backup -t all -h C:\Interstage\F3FMihs\etc\host_table


バックアップ先パスが/backup/FJSVihsの場合の操作例を以下に示します。

ihsrestoreコマンドでバックアップ用ディレクトリを指定し、Interstage HTTP Server資源を移入します。(注意参照)
    ihsrestore -d /backup -t all -h /etc/opt/FJSVihs/etc/host_table


注意

  • ihsrestoreコマンドの-t allオプションは、環境定義ファイルの他に、パスワードファイルおよび公開用ルートディレクトリ(環境定義ファイル(httpd.conf)のDocumentRootディレクティブに指定したディレクトリ)を対象とする場合に指定します。なお、ihsrestoreコマンドの-t allオプションを指定する場合は、ihsbackupコマンドにおいても-t allオプションを指定しておく必要があります。

  • ihsrestoreコマンドの-hオプションは、ホスト名/IPアドレスを変換する場合に指定します。host_tableファイルは、以下のように記入します。

    (変換前のIPアドレス) > (変換後のIPアドレス)
    (変換前のホスト名) > (変換後のホスト名)
    • コメント行には、各行の先頭にハッシュマーク(#)を記述します。

    • 半角スペース、タブは、無視します。

ホスト名およびIPアドレスを以下のように変換する場合

  • 変換前:IPアドレス「192.0.2.1」、変換後:IPアドレス「192.0.2.3」

  • 変換前:IPアドレス「192.0.2.2」、変換後:IPアドレス「192.0.2.4」

  • 変換前:ホスト名「www.fujitsu.com」、変換後:ホスト名「www.interstage.com」

  • 変換前:ホスト名「host1.fujitsu.com」、変換後:ホスト名「host2.fujitsu.com」

### Host IP conversion table ###

# IP address conversion definition
  192.0.2.1 > 192.0.2.3
  192.0.2.2 > 192.0.2.4

# Host name conversion definition
  www.fujitsu.com > www.interstage.com
  host1.fujitsu.com > host2.fujitsu.com

注意事項