以下では、最初に資源をリストアするノードをノード1、次にリストアするノードをノード2と呼びます。
Solarisの場合、事前に、PRIMECLUSTERの環境やリソース定義を復旧し、両ノードのRMSを停止させておいてください。
Linuxの場合、PRIMECLUSTERが推奨するバックアップシステムでバックアップしたデータをリストアし、両ノードのRMSを停止しておいてください。また、両ノードからInterstageをアンインストールしてください。
Windowsの場合、事前にMSCSの環境を「高信頼性システム運用ガイド」-「クラスタシステムの事前設定」に記載されている状態にしてください。
操作手順
ノード1、2にInterstageをインストールし、Interstage自動起動設定を無効化します。
以下の資源のいずれかを、共用ディスクに配置している場合は、ノード1から、共用ディスクのファイルシステムをアクセスできるようにします。
Interstage JMS資源
Interstage HTTP Server資源
Interstage HTTP Server 2.2資源
Interstage シングル・サインオン資源(リポジトリサーバ)
Interstage ディレクトリサービス資源
業務構成管理のリポジトリ資源
IJServerクラスタ資源
ポイント
共用ディスクにアクセスできるようにするためには、
当該ノードでGDSボリュームを起動し、ファイルシステムをマウントします。
当該ノードで、共用ディスクをオンラインにします。
ノード1に、ノード1で採取した資源をリストアします。
各資源のリストアの方法は、サーバの役割に応じて、以下を参照してください。
2.でアクセス可能にした共用ディスクおよび共用ディスク上のファイルシステムを、ノード1からアクセスできないようにします。
ポイント
共用ディスクにアクセスできないようにするためには、
当該ノードでファイルシステムをアンマウントし、GDSボリュームを停止します。
当該ノードで、共用ディスクをオフラインにします。
以下の資源のいずれかを、共用ディスクに配置している場合は、ノード2から、共用ディスクのファイルシステムをアクセスできるようにます。
Interstage JMS資源
Interstage HTTP Server資源
Interstage HTTP Server 2.2資源
IJServerクラスタ資源
ノード2に資源をリストアします。
ノード2で採取したバックアップがある資源は、ノード2で採取した資源をリストアします。
ノード1のみで資源をバックアップした資源については、ノード1でバックアップした資源をノード2にリストアします。
Interstage ディレクトリサービス資源を除く、各資源のリストアの方法は、サーバの役割に応じて、以下を参照してください。
Interstage ディレクトリサービス資源については、ireprestsysコマンドを使用して、リポジトリ環境のみノード2にリストアしてください。リポジトリ環境のみリストアする場合は、ireprestsysコマンドに-confonlyオプションを指定してください。
例
ireprestsys -d X:\Backup\irep\rep001_back -R rep001 -confonly
ireprestsys -f /backup/irep/rep001_back.tar.gz -R rep001 -confonly
ireprestsysコマンドの詳細は、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「バックアップコマンド」-「ireprestsys」を参照してください。
5.でアクセス可能にした共用ディスクおよび共用ディスク上のファイルシステムを、ノード2からアクセスできないようにしてください。
「高信頼性システム運用ガイド」-「スタンドアロンサーバの環境設定」-「MSCSの場合」にしたがって、MSCSにInterstageのリソースを登録してください。