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Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
FUJITSU Software

Enterprise Edition4.3.2 リストア手順(クラスタ環境の場合)

以下では、最初に資源をリストアするノードをノード1、次にリストアするノードをノード2と呼びます。


Solarisの場合、事前に、PRIMECLUSTERの環境やリソース定義を復旧し、両ノードのRMSを停止させておいてください。

Linuxの場合、PRIMECLUSTERが推奨するバックアップシステムでバックアップしたデータをリストアし、両ノードのRMSを停止しておいてください。また、両ノードからInterstageをアンインストールしてください。

Windowsの場合、事前にMSCSの環境を「高信頼性システム運用ガイド」-「クラスタシステムの事前設定」に記載されている状態にしてください。

操作手順

  1. ノード1、2にInterstageをインストールし、Interstage自動起動設定を無効化します。

  2. 以下の資源のいずれかを、共用ディスクに配置している場合は、ノード1から、共用ディスクのファイルシステムをアクセスできるようにします。

    • Interstage JMS資源

    • Interstage HTTP Server資源

    • Interstage HTTP Server 2.2資源

    • Interstage シングル・サインオン資源(リポジトリサーバ)

    • Interstage ディレクトリサービス資源

    • 業務構成管理のリポジトリ資源

    • IJServerクラスタ資源

    ポイント

    共用ディスクにアクセスできるようにするためには、

    • 当該ノードでGDSボリュームを起動し、ファイルシステムをマウントします。

    • 当該ノードで、共用ディスクをオンラインにします。

  3. ノード1に、ノード1で採取した資源をリストアします。

    各資源のリストアの方法は、サーバの役割に応じて、以下を参照してください。

  4. 2.でアクセス可能にした共用ディスクおよび共用ディスク上のファイルシステムを、ノード1からアクセスできないようにします。

    ポイント

    共用ディスクにアクセスできないようにするためには、

    • 当該ノードでファイルシステムをアンマウントし、GDSボリュームを停止します。

    • 当該ノードで、共用ディスクをオフラインにします。

  5. 以下の資源のいずれかを、共用ディスクに配置している場合は、ノード2から、共用ディスクのファイルシステムをアクセスできるようにます。

    • Interstage JMS資源

    • Interstage HTTP Server資源

    • Interstage HTTP Server 2.2資源

    • IJServerクラスタ資源

  6. ノード2に資源をリストアします。

    ノード2で採取したバックアップがある資源は、ノード2で採取した資源をリストアします。

    ノード1のみで資源をバックアップした資源については、ノード1でバックアップした資源をノード2にリストアします。

    Interstage ディレクトリサービス資源を除く、各資源のリストアの方法は、サーバの役割に応じて、以下を参照してください。

    Interstage ディレクトリサービス資源については、ireprestsysコマンドを使用して、リポジトリ環境のみノード2にリストアしてください。リポジトリ環境のみリストアする場合は、ireprestsysコマンドに-confonlyオプションを指定してください。

    ireprestsys -d X:\Backup\irep\rep001_back -R rep001 -confonly

    ireprestsys -f /backup/irep/rep001_back.tar.gz -R rep001 -confonly

    ireprestsysコマンドの詳細は、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「バックアップコマンド」-「ireprestsys」を参照してください。

  7. 5.でアクセス可能にした共用ディスクおよび共用ディスク上のファイルシステムを、ノード2からアクセスできないようにしてください。

  8. 「高信頼性システム運用ガイド」-「スタンドアロンサーバの環境設定」-「MSCSの場合」にしたがって、MSCSにInterstageのリソースを登録してください。