■システムパラメタ
データベース連携サービスが使用する共用メモリ、セマフォ、メッセージキューのシステムパラメタのチューニングについて、システム形態ごとに説明します。
システムパラメタの変更方法や、各パラメタの意味については、“■システムパラメタについて”を参照してください。
OTSシステムのみが動作する場合
OTSシステムのみが動作する場合に必要となるシステム資源について、以下に示します。
共用メモリ
パラメタ | 資源制御 | 種類 | 必要数 |
---|---|---|---|
- | project.max-shm-memory | 加算値 | 17,830,204 (注) |
shmmax | - | 設定値 | 17,830,204以上 (注) |
shmmni | project.max-shm-ids | 加算値 | 12 |
共用メモリ
パラメタ | 種類 | 必要数 |
---|---|---|
kernel.shmmax | 設定値 | 17,830,204 (注) |
kernel.shmmni | 加算値 | 12 |
以下のファイルのデフォルト値で算出した値です。
データベース連携サービスの環境定義のconfigファイル
OTS_TRACE_SIZE = 4096
RECOVERY_TRACE_SIZE = 4096
OBSERVE_TRACE_SIZE = 4096
データベース連携サービスの環境定義のセットアップ情報ファイル
TRANMAX = 100
PARTICIPATE = 4
定義値を変更した場合は、以下の計算式で算出してください。
必要数 =
(OTS_TRACE_SIZE + RECOVERY_TRACE_SIZE + OBSERVE_TRACE_SIZE) ×1,024 +
PARTICIPATE × TRANMAX × 2,048 + TRANMAX × 284 + 4,399,692
必要数 =
(OTS_TRACE_SIZE + RECOVERY_TRACE_SIZE + OBSERVE_TRACE_SIZE) ×1,024 +
PARTICIPATE × TRANMAX × 2,560 + TRANMAX × 284 + 4,399,692
セマフォ
パラメタ | 資源制御 | 種類 | 必要数 |
---|---|---|---|
semmni | project.max-sem-ids | 加算値 | 8 |
semmsl | process.max-sem-nsems | 設定値 | 12 以上 |
semopm | process.max-sem-ops | 設定値 | 3 以上 |
セマフォ
パラメタ | 種類 | 必要数 |
---|---|---|
para1 | 設定値 | 12 以上 |
para2 | 加算値 | 24 |
para3 | 設定値 | 3 以上 |
para4 | 加算値 | 8 |
メッセージキュー
パラメタ | 資源制御 | 種類 | 必要数 |
---|---|---|---|
msgmnb | process.max-msg-qbytes | 設定値 | 4,572 以上 |
msgmni | project.max-msg-ids | 加算値 | 3 |
msgtql | process.max-msg-messages | 設定値 | 2,040以上 |
メッセージキュー
パラメタ | 種類 | 必要数 |
---|---|---|
kernel.msgmax | 設定値 | 528 以上 |
kernel.msgmnb | 設定値 | 4,572 以上 |
kernel.msgmni | 加算値 | 3 |
リソース管理プログラムのみが動作する場合
リソース管理プログラムのみが動作する場合に必要となるシステム資源について、以下に示します。
共用メモリ
パラメタ | 資源制御 | 種類 | 必要数 |
---|---|---|---|
- | project.max-shm-memory | 加算値 | 12,840,416 (注) |
shmmax | - | 設定値 | 12,840,416以上 (注) |
shmmni | project.max-shm-ids | 加算値 | リソース管理プログラムの種類 × 11 |
共用メモリ
パラメタ | 種類 | 必要数 |
---|---|---|
kernel.shmmax | 設定値 | 12,840,416 (注) |
kernel.shmmni | 加算値 | リソース管理プログラムの種類 × 11 |
リソース管理プログラムの種類が1つの場合で、かつ以下のファイルのデフォルト値で算出した値です。
データベース連携サービスの環境定義のconfigファイル
RESOURCE_TRANMAX = 10
RESOURCE_TRACE_SIZE = 4096
OBSERVE_TRACE_SIZE = 4096
リソース定義ファイル
OTS_RMP_PROC_CONC = 5
データベース連携サービスの環境定義のセットアップ情報ファイル
TRANMAX = 100
定義値を変更した場合は、以下の計算式で算出してください。
必要数 =
(RESOURCE_TRACE_SIZE + OBSERVE_TRACE_SIZE) × 1,024 +
(TRANMAX + 1) × 332 +
((リソース管理プログラムの種類 × RESOURCE_TRANMAX ×
OTS_RMP_PROC_CONC) × (144 + 332)) + 4,394,476
セマフォ
パラメタ | 資源制御 | 種類 | 必要数 |
---|---|---|---|
semmni | project.max-sem-ids | 加算値 | リソース管理プログラムの種類 × 7 |
セマフォ
パラメタ | 種類 | 必要数 |
---|---|---|
para4 | 加算値 | リソース管理プログラムの種類 × 7 |
OTSシステムとリソース管理プログラムの両方が動作する場合
OTSシステムとリソース管理プログラムの両方が動作する場合に必要となるシステム資源について、以下に示します。
共用メモリ
パラメタ | 資源制御 | 種類 | 必要数 |
---|---|---|---|
- | project.max-shm-memory | 加算値 | 17,830,204(注) |
shmmax | - | 設定値 | 17,830,204以上 (注) |
shmmni | project.max-shm-ids | 加算値 | 12 + リソース管理プログラムの種類 × 11 |
共用メモリ
パラメタ | 種類 | 必要数 |
---|---|---|
kernel.shmmax | 設定値 | 17,830,204 (注) |
kernel.shmmni | 加算値 | 12 + リソース管理プログラムの種類 × 11 |
リソース管理プログラムの種類が1つの場合で、かつデフォルト値で算出した値です。
定義値を変更した場合は、以下の計算式で算出してください。
必要数 =
OTSシステムのみが動作する場合の必要数 +
リソース管理プログラムのみが動作する場合の必要数 - 4,915,600
セマフォ
パラメタ | 資源制御 | 種類 | 必要数 |
---|---|---|---|
semmni | project.max-sem-ids | 加算値 | 8 + リソース管理プログラムの種類 × 7 |
semmsl | process.max-sem-nsems | 設定値 | 12 以上 |
semopm | process.max-sem-ops | 設定値 | 3 以上 |
セマフォ
パラメタ | 種類 | 必要数 |
---|---|---|
para1 | 設定値 | 12 以上 |
para2 | 加算値 | 24 |
para3 | 設定値 | 3 以上 |
para4 | 加算値 | 8 + リソース管理プログラムの種類 × 7 |
メッセージキュー
パラメタ | 資源制御 | 種類 | 必要数 |
---|---|---|---|
msgmnb | process.max-msg-qbytes | 設定値 | 4,572 以上 |
msgmni | project.max-msg-ids | 加算値 | 3 |
msgtql | process.max-msg-messages | 設定値 | 2,040以上 |
メッセージキュー
パラメタ | 種類 | 必要数 |
---|---|---|
kernel.msgmax | 設定値 | 528 以上 |
kernel.msgmnb | 設定値 | 4,572 以上 |
kernel.msgmni | 加算値 | 3 |