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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express チューニングガイド
FUJITSU Software

1.2.1 サーバ機能を使用する場合

Interstageの各機能を使用する場合のメモリ所要量について説明します。
以下の表を参照し、使用する製品に応じて、各機能のメモリ所要量を見積もってください。表内で使用している略称については、「製品名称の略称について」を参照してください。

  

EE

SJE

WS

Interstage管理コンソール

Interstage HTTP Server

Interstage JMXサービス

Interstage シングル・サインオン

(注)

Interstage ディレクトリサービス

×

IJServerワークユニット

×

Session Registry Server

×

×

CORBAサ

イベントサービス/ノーティフィケーションサービス

×

Portable-ORB

×

コンポーントトランザクションサービス

データベース連携サービス

×

ロードバランス

×

×

セション情報管理機能

×

×

MessageQueueDirector

×

×

フレームワーク

×

Java EE

○:該当製品で提供される機能です。
×:該当製品で提供されない機能です。

注)
  Interstage シングル・サインオンの業務サーバだけでメモリ容量を見積もります。


機能: Interstage管理コンソール

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考

250.0 以上

機能: Interstage HTTP Server

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考


22.7 + (0.05 × m) + (0.06 × n) 以上


25.2 + (0.04 × m) + (0.12 × n) 以上


17.0 + (3.5 × n) 以上


25.0 + (4.5 × n) 以上


8.0 + (3.0 × n) 以上

m: 環境定義ファイルで指定した最大リクエスト同時処理数(httpd.confファイルのThreadsPerChildディレクティブの設定値)
n: クライアントからのHTMLファイル同時アクセス数

HTMLファイルを複数クライアント同時アクセス時

機能: Interstage JMXサービス

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考

(注)

90.0 以上
81.3 以上

270.0 以上

130.0 以上
200.0 以上

注)
  下段はWindows Server(R) 2003 x64 Editionsを使用した場合の所要量です。

機能: Interstage シングル・サインオン

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考

10.0 以上 (注1)

業務サーバ機能

10.0 以上 (注2)

認証サーバ機能

10.0 以上 (注3)

リポジトリサーバ機能

注1)
  運用に応じて以下の式で見積もった値を加算してください。(単位:バイト)

  • (2,400 + (ロール数 + ロールセット数 + (ロールセット数 × ロール数)) × 2,048以上) × パス定義数 + 業務サーバ数 × (2,000,000 + キャッシュサイズ × キャッシュ数)
      
    ロール数         : SSOリポジトリに定義した保護リソースの、チューニングを行う業務サーバのパス定義に設定したロールの総数
    ロールセット数  : SSOリポジトリに定義した保護リソースの、チューニングを行う業務サーバのパス定義に設定したロールセットの総数
    パス定義数      : SSOリポジトリに定義した保護リソースの、チューニングを行う業務サーバのパス定義の総数
    キャッシュサイズ: “F.4 業務サーバを構築する場合のチューニング”を参照してください。
    キャッシュ数     : “F.4 業務サーバを構築する場合のチューニング”を参照してください。

注2)
  セション管理を行わない場合は、運用に応じて以下の式で見積もった値を加算してください。(単位:バイト)

  • ((サイト定義数 × 1,024) + (パス定義数 × 1,024)) × 2
      
    サイト定義数: SSOリポジトリに定義したサイト定義の総数
    パス定義数 : SSOリポジトリのすべてのサイト定義に定義したパス定義の総数

  統合Windows認証を行う場合は、256Mバイトを加算してください。

  認証サーバ間連携を行う場合は、256Mバイトを加算してください。

注3)
  運用に応じて以下の式で見積もった値を加算してください。(単位:バイト)

  • ((ロール数 + ロールセット数 + ロールセット数 × ロール数) × 2,048以上) × 2
      
    ロール数       : SSOリポジトリに定義したロールの総数
    ロールセット数: SSOリポジトリに定義したロールセットの総数

  セション管理を行う場合は、上記の算出値に、以下の式から算出される値を加算してください。

  • 23,500,000 + ((同時にシングル・サインオンシステムを使用する利用者数 × (2,560 + α)) × 2)

    【α:拡張ユーザ情報】
    通知する拡張ユーザ情報の数に応じて、以下の値を加算する。
      通知する拡張ユーザ情報のサイズ × 2

  ユーザ情報を登録するディレクトリサービスにActive Directoryを使用し、シングル・サインオンの拡張スキーマを使用しない場合は、上記の算出値に、以下の式から算出される値を加算してください。

  • Active Directoryのロール/ロールセットに使用する属性の総数 × 524 × 2

機能: Interstage ディレクトリサービス

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考

340.0 以上 (注1)

400.0 以上 (注1)

217.0以上 (注1)

スタンドアロン、データベース共用、またはスレーブで運用する場合 (注2)

50.0 以上
(前項のスタンドアロンで運用する場合に加えて必要となる値)

マスタで運用する場合 (注2)

2.0 以上

エントリ管理コマンドを使用する場合

22.0 以上

60.0 以上

60.0 以上

エントリ管理ツールを使用する場合

m × n × 3
m: 1エントリの登録に使用したLDIFファイルのサイズ
n: 検索により通知されるエントリ数

エントリの検索時

注1)
  リポジトリを複数作成して運用する場合は、リポジトリ数を乗算してください。

注2)
  表中の“マスタ”、および“スレーブ”は、リポジトリのデータベースに標準データベースを使用したレプリケーション形態で運用する場合の、マスタ、およびスレーブサーバについて説明しています。
  リポジトリのデータベースにRDBを使用したレプリケーション形態で運用する場合の、マスタ、およびスレーブサーバのメモリ所要量は、スタンドアロンで運用する場合と同じです。

機能: IJServerワークユニット

“WebアプリケーションとEJBアプリケーションを同一JavaVMで運用”時 (注1)(注2)

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考(以下のサンプルアプリケーションを運用した場合)

(注3)

72.8 以上

69.0 以上

225.7 以上

265.0 以上

525.0 以上

1587.4以上

EjbBmp(Web,Session,BMP)

79.4 以上

74.8 以上

226.6 以上

267.4 以上

530.4 以上

1588.9 以上

EjbCmp11(Web,Session,CMP1.1)

84.0 以上

78.3以上

229.6 以上

269.3 以上

527.1 以上

1588.7 以上

EjbCmp20(Web,Session,CMP2.0)

89.0 以上

87.5 以上

235.1 以上

271.4 以上

535.2以上

1608.6以上

EjbMessageDriven(Web,Session,MDB)

“Webアプリケーションのみ運用”時 (注1)

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考(以下のサンプルアプリケーションを運用した場合)

(注3)

72.9 以上

74.7 以上

227.2 以上

264.4 以上

518.5 以上

1579.2以上

HelloServlet(Web)

“EJBアプリケーションのみ運用”時 (注2)

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考(以下のサンプルアプリケーションを運用した場合)

(注3)

52.8 以上

57.9 以上

189.1 以上

218.2 以上

681.3以上

1733.3 以上

EjbBmp(Session,BMP)

65.9 以上

72.3以上

189.2 以上

218.6 以上

681.5以上

1732.9 以上

EjbCmp11(Session,CMP1.1)

74.7 以上

77.8 以上

233.6 以上

271.8 以上

694.2 以上

1732.1 以上

EjbCmp20(Session,CMP2.0)

80.6 以上

84.3以上

238.0 以上

276.6 以上

695.3 以上

1756.0 以上

EjbMessageDriven(Session,MDB)

注1)
  詳細は以下の式で見積もってください。(単位:Mバイト)

機能: Session Registry Server (J2EE)

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考

(例)140 (注)

(例)254 (注)

(例)120 (注)

注)
  詳細は以下の式で見積もってください。(単位:Mバイト)


  48.7 + (1.3 × k) + (0.01 × a) + ((0.002 + d) × s) × 2

  85.7 + (2.5 × k) + (0.01 × a) + ((0.002 + d) × s) × 2

  28.7 + (1.3 × k) + (0.01 × a) + ((0.002 + d) × s) × 2

k: Session Registry Serverの同時処理数
a: (IJServerに配備している)Webアプリケーションの数
d: セションの保持するデータ容量 =
    Webアプリケーションでセションの属性(Attribute)にセットするオブジェクトおよびキーのサイズの合計値。
s: セション数


  例: 対象とするIJServerは同時処理数64、アプリケーション1つ、セションに格納するデータ量が2KB、セション数が1000の場合。


  48.7 + (1.3 × 64) + (0.01 × 1) + ((0.002 + 0.002) × 1000) × 2
= 48.7 + 83.2 + 0.01 + 8
≒ 140

  85.7 + (2.5 × 64) + (0.01 × 1) + ((0.002 + 0.002) × 1000) × 2
= 85.7 + 160 + 0.01 + 8
≒ 254

  28.7 + (1.3 × 64) + (0.01 × 1) + ((0.002 + 0.002) × 1000) × 2
= 28.7 + 83.2 + 0.01 + 8
≒ 120

  Session Registry ServerはJava VM上で動作するため、実際のメモリ使用量(ヒープ領域を含む)は、負荷やGCの動作状況により異なります。
  そのため正確なメモリ使用量は次のようにして実測することにより見積もることを推奨します。

  • 本番運用のピーク時と同一条件で動作させます。Java VMが使用するメモリが不足すると、イベントログ/システムログにメッセージが出力されますので、ヒープ領域の最大値を増やして、最適な値としてください。求めたヒープ領域の最大値をそのまま本番運用時の値として利用します。

  なお、Session Registry Serverは、Interstage Application Server Enterprise Editionで運用可能です。

機能: CORBAサービス

Interstage Application Server Standard-J Editionの場合
Interstage Application Server Enterprise Editionの場合

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考

16.0 以上 (注1)

8.0 以上

ネーミングサービス運用時

45.6 以上 (注2)

インタフェースリポジトリ運用時

2.4

COBOL Webサブルーチン使用時

注1)
  CORBAサービスの動作環境定義(configファイル)の設定により、16Mバイト + 加算値(下表)が必要です。

運用形態

必要数(加算値)(単位:Kバイト)

CORBAサービス運用時

100.0 + limit_of_max_IIOP_resp_con × 16.0 +
limit_of_max_IIOP_resp_requests × 16.0 +
max_impl_rep_entries × 6.0 (以上)

トレース機能を使用する場合

(CORBAサービス運用時) + 20.0 +
max_processes × trace_size_per_process (以上)

スナップショット機能を使用する場合

(CORBAサービス運用時) + 10.0 + snap_size (以上)

  なお、上記のlimit_of_[パラメタ名]のデフォルト値は以下となります。0が指定された場合も、以下と同様になります。

    [パラメタ名] × 1.3 (小数部分切り捨て)

  isconfig.xmlファイルの定義項目AutoConfigurationModeにMANUALを指定し、自動拡張を行わない設定にした場合は、[パラメタ名]となります。

  また、CORBAアプリケーションを動作させる場合、1プロセスあたり1.5 Mバイト以上のメモリが必要となります。

注2)
  インタフェースリポジトリは、起動時にデータベースに格納されているオブジェクトをメモリ上に展開します。インタフェースリポジトリを使用する場合のメモリ容量について説明します。

  • 固定使用領域
    45.6 Mバイト

  • 可変使用領域
    インタフェースリポジトリでは、オブジェクトごとにメモリが使用されます。
    以下の計算式より、オブジェクトごとの使用メモリを算出することができます。

    項番

    IDL定義

    計算式(単位:バイト)

    1

    モジュール宣言

    3902+a×(2×b+2)

    2

    インタフェース宣言

    3902+a×(2×b+2)+a×b×c

    3

    オペレーション宣言

    3934+a×(3×b+2+f)+a×b×g+h×(12+a+a×b)

    4

    属性宣言

    3910+a×(3×b+2)

    5

    定数宣言

    7704+a×(3×b+3)+d

    6

    例外宣言

    3836+a×(2×b+e+1)+e×(78+a+a×b)

    7

    文字列型宣言(ワイド文字列を含む)

    3882+a×(b+1)

    8

    列挙型宣言

    3918+a×(2×b+k+2)

    9

    シーケンス型宣言

    3882+a×(2×b+1)

    10

    構造体宣言

    3766+a×(2×b+i+1)+i×(78+a+a×b)

    11

    共用体宣言

    3840+a×(3×b+j+1)+j×(3880+2×a+a×b)

    12

    固定小数点型宣言

    3882+a×(b+1)

    13

    配列宣言

    3886+a×(2×b+1)

    記号

    項目

    意味

    a

    識別子長

    対象オブジェクトの識別子の長さ

    b

    階層数

    対象オブジェクトの存在する階層

    c

    継承数

    インタフェース宣言が継承するインタフェース数

    d

    定数値長

    定数宣言の値の長さ

    e

    例外構造体メンバ数

    例外宣言の構造体のメンバ数

    f

    コンテキスト数

    オペレーション宣言でのコンテキスト数

    g

    例外数

    オペレーション宣言での例外数

    h

    パラメタ数

    オペレーション宣言でのパラメタ数

    i

    構造体メンバ数

    構造体宣言でのメンバ数

    j

    共用体メンバ数

    共用体宣言でのメンバ数

    k

    列挙型メンバ数

    列挙型宣言でのメンバ数

Interstage Web Server Expressの場合

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考

32.0 以上

機能: イベントサービス/ノーティフィケーションサービス

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考

28.0 以上

25.0 以上

30.0 以上

9.0 以上

イベントサービス運用時

23.0 以上

20.0 以上

25.0 以上

6.0 以上

イベントファクトリ運用時

イベントチャネル数 × イベントチャネルのメモリ使用量 (注1)

揮発チャネル運用時

ユニット数×100+ユニット定義ファイルのshmmaxの合計

不揮発チャネル運用時

((a+d)+(b×c)+(e×f))×g (Kバイト) (注2)

essetcnfコマンドを実行して静的生成のイベントチャネルのコンシューマ数・サプライヤ数を拡張する場合

((a+d)+(b×c)+(e×f))×h (Kバイト) (注2)

essetcnfコマンドを実行して動的生成のイベントチャネルのコンシューマ数・サプライヤ数を拡張する場合

((j+m)+(k×l)+(n×o))×i (Kバイト) (注2)

essetcnfchnlコマンドを実行して静的生成のイベントチャネルのコンシューマ数・サプライヤ数を拡張する場合

メッセージ本文のサイズ×蓄積メッセージ数

イベントチャネルに蓄積するイベントデータの形式に、any型を使用する場合 (注3)

(メッセージ本文のサイズ+(QoSプロパティ項目数×4Kバイト))×蓄積メッセージ数

イベントチャネルに蓄積するイベントデータの形式に、StructuredEvent型を使用する場合 (注3)

注1)
イベントチャネルのメモリ使用量は、イベントチャネル作成時に指定する最大接続数(esmkchnlコマンドの-mオプションの設定値)に依存します。
最大接続数に対するメモリ使用量の目安を、参考として以下の表に示します。

最大接続数

メモリ使用量(Mバイト)

16

14

15

28

35

10

(RHEL5) 10
(RHEL6) 12
(RHEL7) 14

50

15

16

29

35

10

(RHEL5) 10
(RHEL6) 15
(RHEL7) 15

100

16

19

29

36

10

(RHEL5) 11
(RHEL6) 15
(RHEL7) 15

150

17

21

30

36

11

(RHEL5) 11
(RHEL6) 16
(RHEL7) 16

200

18

24

31

37

11

(RHEL5) 12
(RHEL6) 16
(RHEL7) 16

250

19

26

31

38

11

(RHEL5) 12
(RHEL6) 20
(RHEL7) 20

500

25

35

34

41

注)OS制限によりスレッドを生成できません。

(RHEL5) 14
(RHEL6) 23
(RHEL7) 23

1000

注)OS制限によりスレッドを生成できません。

60

40

47

(RHEL5) 19
(RHEL6) 31
(RHEL7) 31

2000

100

52

59

(RHEL5) 27
(RHEL6) 48
(RHEL7) 48

3000

140

61

68

(RHEL5) 36
(RHEL6) 62
(RHEL7) 66

2)
以下の項目の設定値により算出してください。essetcnfコマンドおよびessetcnfchnlコマンドについては、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

記号

項目

設定方法

a

コンシューマ数の初期値

essetcnfコマンドの-coninitオプションの設定値

b

コンシューマ数が初期値を超えた場合の拡張数

essetcnfコマンドの-conextオプションの設定値

c

コンシューマ数が初期値を超えた場合の拡張回数

essetcnfコマンドの-conenumオプションの設定値

d

サプライヤ数の初期値

essetcnfコマンドの-supinitオプションの設定値

e

サプライヤ数が初期値を超えた場合の拡張数

essetcnfコマンドの-supextオプションの設定値

f

サプライヤ数が初期値を超えた場合の拡張回数

essetcnfコマンドの-supenumオプションの設定値

g

イベントチャネルのグループ数(イベントチャネルの総グループ数-essetcnfchnlコマンドでの設定対象グループ数(iの値))

h

イベントチャネルの最大起動数

essetcnfコマンドの-dchmaxオプションの設定値

i

イベントチャネルのグループ数(essetcnfchnlコマンドでの設定対象)

j

コンシューマ数の初期値

essetcnfchnlコマンドの-coninitオプションの設定値

k

コンシューマ数が初期値を超えた場合の拡張数

essetcnfchnlコマンドの-conextオプションの設定値

l

コンシューマ数が初期値を超えた場合の拡張回数

essetcnfchnlコマンドの-conenumオプションの設定値

m

サプライヤ数の初期値

essetcnfchnlコマンドの-supinitオプションの設定値

n

サプライヤ数が初期値を超えた場合の拡張数

essetcnfchnlコマンドの-supextオプションの設定値

o

サプライヤ数が初期値を超えた場合の拡張回数

essetcnfchnlコマンドの-supenumオプションの設定値

3)
イベントサービスの形式については、“アプリケーション作成ガイド(イベントサービス編)”の“イベントデータの形式”を参照してください。

機能: Portable-ORB

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考

1.5 以上

3.0 以上

機能: コンポーネントトランザクションサービス

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考

48.0 以上 (注1)

50.0 以上 (注2)

サービスの起動

4.0 以上 (注3)

注1)
  この値はCORBAサービスのメモリ容量を含んでいませんので、加算してください。

注2)
  ユーザ認証機能を使用する場合は、0.9Mバイト加算してください。
  アクセス制御を使用する場合は、0.6Mバイト加算してください。

注3)
  1つのワークユニットでプロセス多重度を1とした場合の値です。
  詳細は以下の式で見積もってください。

  • 4.0 × ワークユニット配下のプロセス数の総和

機能: データベース連携サービス

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考


54.0 + 0.010 × m + 43.0 × n 以上


64.0 + 0.011 × m + 32.0 × n 以上


30.0 + 0.010 × m + 75.0 × n 以上


34.0 + 0.009 × m + 23.0 × n 以上


36.0 + 0.010 × m + 23.0 × n 以上

m: 最大トランザクション数
n: リソース管理ごとの多重度+1の総数

サービスの起動
(データベース連携サービス動作マシン)


22.0 + 27.0 × n 以上


27.0 + 27.0 × n 以上


27.0 + 75.0 × n 以上


14.0 + 20.0 × n 以上

n: リソース管理ごとの多重度+1の総数

サービスの起動
(リソース管理プログラムだけを起動するマシン)

機能: ロードバランス

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考

2.0

機能: セション情報管理機能

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考

7.0 以上

機能: MessageQueueDirector

  注) MQDシステムが複数ある場合には、それぞれのMQDシステムについて見積もった値の合計が所要量になります。

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考


100.0 + m + s ÷ 1000 以上

100.0 + m
m: MQD環境定義のMQDConfigurationセクションのMessageBufferMaxSize
s: MQD環境定義のMemoryQueueセクションのsize

基本機能使用時

39.0 + sc × 0.3 + rc × 0.3 以上
sc: イベントチャネル連携サービスのCHANNELセクション定義数
rc: イベントチャネル連携サービスのRCHANNELセクション定義全部の総集信数

イベントチャネル連携サービス使用時


10.0 以上

同報配信サービス使用時


305 + sq × 0.2 + rq × 0.1 + メッセージ長 以上
sq: SMTP連携サービス定義中の送信メッセージキュー数
rq: SMTP連携サービス定義中の受信メッセージキュー数

SMTP連携サービス使用時

機能: フレームワーク

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考

Application Serverが使用するメモリ使用量 + 32.0

メモリ所要量(単位:Mバイト)

備考

2.9 [参考値] (注)

サンプル“model”を実行した場合

注)
  フレームワークを使用して作成したWebアプリケーションを運用する場合、必要となるメモリ容量は、Servletサービスの運用に必要となるメモリ容量に含めて見積もってください。IJServerワークユニット注1)の計算式のPn(各サーブレットまたはJSPの実行サイズ)の値として、Webアプリケーションのメモリ使用量を適用してください。この値は、フレームワークのサンプル“model”の場合、2.9Mバイトです。なお、Servletサービスの運用に必要となるメモリ容量は、IJServerワークユニット注1)に記載した方法で実測によって見積もることができます。
  フレームワークを使用して作成したEJBアプリケーションを運用する場合、必要となるメモリ容量は、EJBサービスの運用に必要となるメモリ容量に含めて、IJServerワークユニット注2)に記載した方法で見積もってください。

機能: Java EE
Javaヒープ領域/Permanent世代領域

Interstage Java EE DASサービスのJavaヒープ領域/Permanent世代領域のデフォルト値は、以下のとおりです。

種別

デフォルト値

Javaヒープ


512m

768m

Permanent世代領域

192m

Javaヒープ領域/ Permanent世代領域のサイズは、Interstage Java EE管理コンソール、またはasadminコマンドで参照・変更できます。
値の参照・変更方法の詳細は、以下を参照してください。

  • 「リファレンスマニュアル(コマンド編)」-「create-jvm-optionsサブコマンド」

  • 「リファレンスマニュアル(コマンド編)」-「delete-jvm-optionsサブコマンド」

メモリ使用量

Interstage Java EE DASサービスのメモリ使用量は、以下の見積もり式で算出してください。

[Javaヒープ領域サイズ]+[Permanent世代領域サイズ]+[数値1]+( [IJServerクラスタ数] × 22 + [サーバーインスタンス数] × 10 + 82 ) × [数値2]

数値1、数値2:

使用するプラットフォームにより異なります。数値1、数値2は下記表を参照してください。

項番

プラットフォーム

数値1

数値2

1

Windows(R)

300 Mバイト

0.25 Mバイト

2

Solaris

500 Mバイト

1.0 Mバイト

3

Linux

500 Mバイト

0.5 Mバイト


IJServerクラスタ数および配下のサーバーインスタンス数を元に算出した値が、プロセスのアドレス空間の上限値を下回ることを確認してください。もし上限値を超える場合は、上限値を超えない範囲にまでIJServerクラスタ数およびサーバーインスタンス数の削減を検討してください。
上限を超え、Interstage Java EE DASサービスが起動できない場合は、IJServerクラスタを削除してください。削除手順は「トラブルシューティング集」-「運用環境に関する異常」を参照してください。