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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express 移行ガイド
FUJITSU Software

2.20 トランザクション

J2EE機能の場合

J2EE機能を使用した場合、グローバルトランザクションの制御はトランザクションサービスとリソース管理プログラムで行います。

このため、トランザクションサービスやリソース管理プログラムの環境設定やチューニングが必要です。



分散トランザクション(2フェーズコミット)を使用する場合、IJServerの環境設定にて"分散トランザクションを使用する"という設定を有効に設定し、J2EE機能にXAリソースを定義するだけでなく、トランザクションサービスで利用するリソースをリソース管理プログラムに登録必要があります。

分散トランザクションを使用しない場合には、非XAリソースのみ利用できます。分散トランザクションを使用する場合には、XAリソースのみ利用できます。

また、分散トランザクションはEJBコンテナのみ利用可能できます。

Java EE機能の場合

Java EE機能を使用した場合、グローバルトランザクションの制御はサーバーインスタンス上で動作するトランザクションサービスが行います。



分散トランザクションを使用する場合において、サーバーインスタンスに対して特別な設定は必要ありません。

XAリソースを使用した時点で、分散トランザクション(2フェーズコミット)の制御となります。

また、分散トランザクションはEJBコンテナやWebコンテナに関わらず利用できます。


■比較

J2EEの機能名/定義名

Java EEの機能名/定義名

システムのモード

-(不要です)

トランザクションログのパス

トランザクションログの位置

最大トランザクション数

OTSシステムの多重度

-(不要です)

JTS RMPのプロセス多重度

-(不要です)

JTS RMPのスレッド多重度

-(不要です)

リソースの参加数

-(不要です)

OTSシステムが利用するネーミングサービスのホスト名

-(不要です)

OTSシステムが利用するネーミングサービスのポート番号

-(不要です)

ノード種別

-(不要です)

トランザクションタイムアウト時間

トランザクションタイムアウト

2PCタイムアウト時間

-(不要です)

リソースの最大トランザクション数

-(不要です)

JTS RMP向けJDK/JREのバージョン

-(不要です)

JTS RMP向けJDK/JREのPATH

-(不要です)

トレースモード

トレースレベル

リソース定義

-(不要です)

otsaliveコマンド

-(不要です)

otsmklogコマンド

-(不要です)

otsmonitorコマンド

-(不要です)

otspendlistコマンド

asadminコマンドの以下のサブコマンド

  • freeze-transaction-service

  • unfreeze-transaction-service

  • recover-transactions

  • rollback-transaction

  • list-transactions

otssetrscコマンド

-(不要です)

otssetupコマンド

-(不要です)

otsstartコマンド

-(不要です)

otsstartrscコマンド

-(不要です)

otsstopコマンド

-(不要です)

otsstoprscコマンド

-(不要です)

otstranlistコマンド

-(不要です)


システムのモード

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

システムのモード

  

-(不要です)

  


トランザクションログのパス

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

トランザクションログのパス

Interstage管理コンソールのシステム : 環境設定におけるトランザクションサービス(OTS)詳細設定の"トランザクションログのパス"

トランザクションログの位置

Interstage Java EE管理コンソールで設定するトランザクションサービス定義項目の"トランザクションログの位置"

データベース連携サービスの環境定義のセットアップ情報ファイルにおける"LOGFILE"定義項目

asadminコマンドで操作できる定義項目の"${clusterName_instanceName_configName}.transaction-service.tx-log-dir"


最大トランザクション数

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

最大トランザクション数

Interstage管理コンソールのシステム : 環境設定におけるトランザクションサービス(OTS)詳細設定の"最大トランザクション数"

データベース連携サービスの環境定義のセットアップ情報ファイルにおける"TRANMAX"定義項目


OTSシステムの多重度

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

OTSシステムの多重度

Interstage管理コンソールのシステム : 環境設定におけるトランザクションサービス(OTS)詳細設定の"OTSシステムの多重度"

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため、スレッドプールの最大プールサイズでチューニングしてください。


J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

OTSシステムの多重度

データベース連携サービスの環境定義のセットアップ情報ファイルにおける"OTS_FACT_THR_CONC"定義項目

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため、スレッドプールの最大プールサイズでチューニングしてください。


JTS RMPのプロセス多重度

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

JTS RMPのプロセス多重度

Interstage管理コンソールのシステム : 環境設定におけるトランザクションサービス(OTS)詳細設定の"JTS RMPのプロセス多重度"

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため、IJServerクラスタに登録するサーバーインスタンス数でチューニングしてください。


J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

JTS RMPのプロセス多重度

データベース連携サービスの環境定義のセットアップ情報ファイルにおける"JTS_RMP_PROC_CONC"定義項目

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため、IJServerクラスタに登録するサーバーインスタンス数でチューニングしてください。


JTS RMPのスレッド多重度

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

JTS RMPのスレッド多重度

Interstage管理コンソールのシステム : 環境設定におけるトランザクションサービス(OTS)詳細設定の"JTS RMPのスレッド多重度"

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため、スレッドプールの最大プールサイズでチューニングしてください。


J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

JTS RMPのスレッド多重度

データベース連携サービスの環境定義のセットアップ情報ファイルにおける"JTS_RMP_PROC_CONC"定義項目

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため、スレッドプールの最大プールサイズでチューニングしてください。


リソースの参加数

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

リソースの参加数

Interstage管理コンソールのシステム : 環境設定におけるトランザクションサービス(OTS)詳細設定の"リソースの参加数"

-(不要です)

使用するリソースの接続プールの設定における最大プールサイズで代替してください。


J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

リソースの参加数

データベース連携サービスの環境定義のセットアップ情報ファイルにおける"JTS_RMP_THR_CONC"定義項目

-(不要です)

使用するリソースの接続プールの設定における最大プールサイズで代替してください。


OTSシステムが利用するネーミングサービスのホスト名

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

OTSシステムが利用するネーミングサービスのホスト名

Interstage管理コンソールのシステム : 環境設定におけるトランザクションサービス(OTS)詳細設定の"OTSシステムが利用するネーミングサービスのホスト名"

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため設定不要です。


J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

OTSシステムが利用するネーミングサービスのホスト名

データベース連携サービスの環境定義のセットアップ情報ファイルにおける"HOST"定義項目

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため設定不要です。


OTSシステムが利用するネーミングサービスのポート番号

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

OTSシステムが利用するネーミングサービスのポート番号

Interstage管理コンソールのシステム : 環境設定におけるトランザクションサービス(OTS)詳細設定の"OTSシステムが利用するネーミングサービスのポート番号"

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため設定不要です。


J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

OTSシステムが利用するネーミングサービスのポート番号

データベース連携サービスの環境定義のセットアップ情報ファイルにおける"PORT"定義項目

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため設定不要です。


ノード種別

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

ノード種別

Interstage管理コンソールのシステム : 環境設定におけるトランザクションサービス(OTS)詳細設定の"ノード種別"

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため設定不要です。


トランザクションタイムアウト時間

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

トランザクションタイムアウト時間

Interstage管理コンソールのシステム : 環境設定におけるトランザクションサービス(OTS)詳細設定の"トランザクションタイムアウト時間 "

トランザクションタイムアウト

Interstage Java EE管理コンソールで設定するトランザクションサービス定義項目の"トランザクションタイムアウト"

データベース連携サービスの環境定義のconfigファイルにおける"TRAN_TIME_OUT"定義項目

asadminコマンドで操作できる定義項目の"${clusterName_instanceName_configName}.transaction-service.timeout-in-seconds"


2PCタイムアウト時間

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

2PCタイムアウト時間

Interstage管理コンソールのシステム : 環境設定におけるトランザクションサービス(OTS)詳細設定の"2PCタイムアウト時間"

-(不要です)

データベース連携サービスの環境定義のconfigファイルにおける"2PC_TIME_OUT"定義項目


リソースの最大トランザクション数

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

リソースの最大トランザクション数

Interstage管理コンソールのシステム : 環境設定におけるトランザクションサービス(OTS)詳細設定の"2PCタイムアウト時間"

-(不要です)

データベース連携サービスの環境定義のconfigファイルにおける"2PC_TIME_OUT"定義項目


JTS RMP向けJDK/JREのバージョン

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

JTS RMP向けJDK/JREのバージョン

  

-(不要です)


JTS RMP向けJDK/JREのPATH

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

JTS RMP向けJDK/JREのPATH

  

-(不要です)


トレースモード

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

トレースモード

  


トレースレベル

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

トレースレベル

  


リソース定義

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

リソース定義

  

-(不要です)

Java EE機能では、XAリソースを使用した時点でグローバルトランザクションを利用すると自動的に判定するため、トランザクションサービス用にリソース定義する必要はありません。通常のリソース定義(JDBCリソースなど)にてXAリソースを定義してください。


otsaliveコマンド

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

otsaliveコマンド

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため設定不要です。


otsmklogコマンド

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

otsmklogコマンド

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため設定不要です。


otsmonitorコマンド

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

otsmonitorコマンド

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため設定不要です。


otspendlistコマンド

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

otspendlistコマンド

asadminコマンドの以下のサブコマンド

  • freeze-transaction-service

  • unfreeze-transaction-service

  • recover-transactions

  • rollback-transaction

  • list-transactions


otssetrscコマンド

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

otssetrscコマンド

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため設定不要です。


otssetupコマンド

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

otssetupコマンド

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため設定不要です。


otsstartコマンド

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

otsstartコマンド

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため設定不要です。


otsstartrscコマンド

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

otsstartrscコマンド

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため設定不要です。


otsstopコマンド

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

otsstopコマンド

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため設定不要です。


otsstoprscコマンド

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

otsstoprscコマンド

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため設定不要です。


otstranlistコマンド

J2EE機能名/定義名

J2EE定義方法

Java EE機能名/定義名

Java EE定義方法

otstranlistコマンド

-(不要です)

サーバーインスタンスと同一のプロセス上でトランザクションサービスが動作するため設定不要です。