コード変換機能は、富士通メインフレームとCAFISセンタ間で送受信する電文を指定されたコード系に変換する機能です。富士通メインフレームとの通信は、EBCDICコードを使用し、CAFISセンタとの通信はシフトJISコードを使用します。
また、富士通メインフレーム上の業務アプリケーションがシフトJISコードを使用している場合は、コード変換機能を使用せず、富士通メインフレームとCAFISセンタ間をシフトJISコードで通信することも可能です。
コード変換機能は、システム定義文(sys)およびコード変換定義文(cdcnv)で定義します。
NETSTAGE/FIC CAFIS接続オプションが提供している標準コード変換テーブルに対して、システム固有文字コードをユーザ固有の文字コードに変更します。変更するユーザ固有文字コードは、固有コード変換定義文(uccinf)で定義します。
システム固有文字コードのカスタマイズを図1.30に示します。
未定義コードとは、標準コード変換テーブル内に定義されていない文字コードのことです。
受信した電文の文字コードが未定義コードであった場合、特定の文字コードに変換して送信します。未定義コードに対して変換する特定の文字コードは、コード変換定義文(cdcnv)で定義します。
未定義コードのカスタマイズについて図1.31に示します。
未定義コードを検出した場合、特定の文字コードに変換しますが、富士通メインフレームからの送信電文に未定義コードを検出した場合、CAFISセンタへ電文を送信せず、富士通メインフレームへ異常応答を送信することも可能です。未定義コードの扱いは、コード変換定義文(cdcnv)のinvcodeオペランドで定義します。
なお、CAFISセンタからの受信電文に未定義コードを検出した場合は、特定の文字コードに変換して富士通メインフレームへ送信します。