vlu定義文は、通信資源情報(端末)を定義します。
vlu name=自通信資源名 laddr=ローカルアドレス shost=自ホストシステム名 vpu=vpu名 term=端末プロフィル名 [autoact={yes|no}] [rrcinf=rrcinf名] [vpacing={通常フローデータ数|1}]
自通信資源の名前(vlu名)を8文字以内で指定します。
通信する富士通メインフレームにおいて、enrsc名として定義する名前を英小文字で指定します。
端末のローカルアドレスを10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦ローカルアドレス≦255です。
本オペランドには、同じvpu定義文と関連する異なるvlu定義文において、重複する値を指定することはできません。
富士通メインフレームと通信する場合に使用する自ホストシステム名(shost名)を指定します。
通信資源が所属するvpu定義文の名前を指定します。
本オペランドの指定において、vpu定義文の名前とは無関係に、procgrオペランドに同一値を指定したvpu定義文を指定できるvlu定義文数の最大は1000です。
端末プロフィル名を指定します。
rrcinfオペランドを指定した場合には、FNAプロトコル情報定義文で記述したFNAプロトコル情報が有効(上書き)となり、rrcinf定義文の定義名がログオンモード名となります。
FNAプロトコル情報定義文で記述していないFNAプロトコル情報については、本オペランドで指定した端末プロフィルに対応したFNAプロトコル情報を採用します。
指定可能な端末プロフィル名を以下に示します。
actrm001 : 定形式コマンドでログオン/ログオフを行うAC端末
actrm002 : 文字記述ログオン/ログオフを行うAC端末(および相当端末)
actrm003 : F9526/F6650/F6680ディスプレイ系AC端末(および相当端末)
actrm004 : F9526/F6650/F6680プリンタ系AC端末(および相当端末)
actrm009 : その他AC端末
actrm00a : AIM全二重LU端末
本オペランドとFNAプロトコル情報・端末特性・デフォルトログオンモード名の関係を表に示します。
actrm001 | actrm002 | actrm003 | |
---|---|---|---|
fmprof | 03 | 03 | 03 |
tsprof | 03 | 03 | 03 |
priprot | b1 | b1 | b1 |
secprot | a0 | a0 | 90 |
comprot | 3040 | 3040 | 3080 |
rusizes | 0000 | 0000 | 88f8 |
psndpac | 00 | 00 | 00 |
srcvpac | 00 | 00 | 00 |
ssndpac | 00 | 00 | 00 |
pservic | 0000000000000000 | 0000000000000000 | 0200000000001850 |
端末特性 | c06d000000000000 | c06d000000000000 | c06d000000000000 |
デフォルト | INTERACT | INTERACT | S9526D |
actrm004 | actrm009 | actrm00a | |
---|---|---|---|
fmprof | 03 | 03 | 77 |
tsprof | 03 | 03 | 03 |
priprot | b1 | a0 | f0 |
secprot | 90 | b0 | f0 |
comprot | 3080 | 0081 | 0000 |
rusizes | 8787 | 0000 | 0000 |
psndpac | 00 | 01 | 20 |
srcvpac | 00 | 01 | 20 |
ssndpac | 00 | 00 | 00 |
pservic | 0300000000001850 | 6e12000000000000 | 6e14000000000000 |
端末特性 | 406d000000000000 | c06d000000000000 | c06d000000000000 |
デフォルト | S9526P | FNAAC110 | BANKLU |
本オペランドは必須であり、省略できません。
NETSTAGE/FICの起動時に、本vlu資源を活性化するかどうかを指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
yes: 活性化する no : 活性化しない
本オペランドを省略した場合、“yes”が設定されます。
vpu資源でautoactオペランドに“no”を指定する場合、本オペランドにも“no”を指定する必要があります。
FNA通信プログラムとの間で使用するFNAプロトコル情報を定義したrrcinf名を指定します。
指定したrrcinf定義文の定義名は、FNAプロトコル情報定義ファイルに定義されている必要があります。
本オペランドを省略した場合は、termオペランドで指定したFNAプロトコル情報が有効となります。
相手通信資源から一度に受信できる通常フローデータの数を10進数で指定します。
指定可能な範囲は、0≦通常フローデータ数≦63です。
本オペランドに0を指定すると、相手通信資源から一度に受信できる通常フローデータの数を制限しないことを意味します。
本オペランドを省略した場合は、“1”が設定されます。
VTAM-G定義のAPPL定義文においてAUTH=NVPACEを指定している富士通メインフレーム上の応用プログラムに接続する場合、本オペランドに0を指定してください。