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NETSTAGE/FIC V1.0 説明書
FUJITSU Software

5.4.8 自通信資源定義文(vlu)

vlu定義文は、通信資源情報(端末)を定義します。

記述形式
vlu  name=自通信資源名
     laddr=ローカルアドレス
     shost=自ホストシステム名
     vpu=vpu名
     term=端末プロフィル名
    [autoact={yes|no}]
    [rrcinf=rrcinf名]
    [vpacing={通常フローデータ数|1}]
オペランド
name

自通信資源の名前(vlu名)を8文字以内で指定します。

通信する富士通メインフレームにおいて、enrsc名として定義する名前を英小文字で指定します。

laddr

端末のローカルアドレスを10進数で指定します。

指定可能な値は、1≦ローカルアドレス≦255です。

本オペランドには、同じvpu定義文と関連する異なるvlu定義文において、重複する値を指定することはできません。

shost

富士通メインフレームと通信する場合に使用する自ホストシステム名(shost名)を指定します。

vpu

通信資源が所属するvpu定義文の名前を指定します。

本オペランドの指定において、vpu定義文の名前とは無関係に、procgrオペランドに同一値を指定したvpu定義文を指定できるvlu定義文数の最大は1000です。

term

端末プロフィル名を指定します。

rrcinfオペランドを指定した場合には、FNAプロトコル情報定義文で記述したFNAプロトコル情報が有効(上書き)となり、rrcinf定義文の定義名がログオンモード名となります。

FNAプロトコル情報定義文で記述していないFNAプロトコル情報については、本オペランドで指定した端末プロフィルに対応したFNAプロトコル情報を採用します。

指定可能な端末プロフィル名を以下に示します。

  • actrm001 : 定形式コマンドでログオン/ログオフを行うAC端末

  • actrm002 : 文字記述ログオン/ログオフを行うAC端末(および相当端末)

  • actrm003 : F9526/F6650/F6680ディスプレイ系AC端末(および相当端末)

  • actrm004 : F9526/F6650/F6680プリンタ系AC端末(および相当端末)

  • actrm009 : その他AC端末

  • actrm00a : AIM全二重LU端末

本オペランドとFNAプロトコル情報・端末特性・デフォルトログオンモード名の関係を表に示します。

actrm001

actrm002

actrm003

fmprof

03

03

03

tsprof

03

03

03

priprot

b1

b1

b1

secprot

a0

a0

90

comprot

3040

3040

3080

rusizes

0000

0000

88f8

psndpac

00

00

00

srcvpac

00

00

00

ssndpac

00

00

00

pservic

0000000000000000
00000000

0000000000000000
00000000

0200000000001850
00007e00

端末特性
(devchar)

c06d000000000000

c06d000000000000

c06d000000000000

デフォルト
ログオン

INTERACT

INTERACT

S9526D

actrm004

actrm009

actrm00a

fmprof

03

03

77

tsprof

03

03

03

priprot

b1

a0

f0

secprot

90

b0

f0

comprot

3080

0081

0000

rusizes

8787

0000

0000

psndpac

00

01

20

srcvpac

00

01

20

ssndpac

00

00

00

pservic

0300000000001850
18507f00

6e12000000000000
00000000

6e14000000000000
00000000

端末特性
(devchar)

406d000000000000

c06d000000000000

c06d000000000000

デフォルト
ログオン

S9526P

FNAAC110

BANKLU

本オペランドは必須であり、省略できません。

autoact

NETSTAGE/FICの起動時に、本vlu資源を活性化するかどうかを指定します。

指定可能な値は、以下のとおりです。

  yes: 活性化する
  no : 活性化しない

本オペランドを省略した場合、“yes”が設定されます。

vpu資源でautoactオペランドに“no”を指定する場合、本オペランドにも“no”を指定する必要があります。

rrcinf

FNA通信プログラムとの間で使用するFNAプロトコル情報を定義したrrcinf名を指定します。

指定したrrcinf定義文の定義名は、FNAプロトコル情報定義ファイルに定義されている必要があります。

本オペランドを省略した場合は、termオペランドで指定したFNAプロトコル情報が有効となります。

vpacing

相手通信資源から一度に受信できる通常フローデータの数を10進数で指定します。

指定可能な範囲は、0≦通常フローデータ数≦63です。

本オペランドに0を指定すると、相手通信資源から一度に受信できる通常フローデータの数を制限しないことを意味します。

本オペランドを省略した場合は、“1”が設定されます。

VTAM-G定義のAPPL定義文においてAUTH=NVPACEを指定している富士通メインフレーム上の応用プログラムに接続する場合、本オペランドに0を指定してください。