vpu定義文は、AC端末制御装置に関する定義をします。
vpu name=vpu資源名 procgr=procgr名 rhost=rhost名 [ipaddr=相手IPアドレス] [alivetm1=生存監視時間] [alivetm2=生存監視応答待ち時間] [autoact={yes|no}] [calltype={in|out|inout}] [connect={yes|no}] [conrtcnt=発呼TICFコネクションリトライ回数] [conrttm=発呼TICFコネクションリトライタイマ値] [conwttm=発呼TICFコネクション確立タイマ値] [hostnm=相手ホスト名] [puno=相手PU番号] [priport={yes|no}] [release={yes|no}] [xidtimer=XID情報送信待ち時間 ]
端末制御装置(PU資源)の名前(vpu名)を31文字以内で指定します。
vpu定義文が所属するプロセスグループの名前(procgr名)を8文字以内で指定します。
本オペランドで同一procgr定義文を指定するvpu定義文数の最大値は1000です。
本オペランドで指定するプロセスグループ名は、procgr定義文で定義されている必要があります。
端末制御装置(PU資源)とセション確立する自ホストシステム資源を定義しているrhost資源名を指定します。
本オペランドで指定するrhost資源名は、rhost定義文で定義されている必要があります。
端末制御装置のIPアドレスをドット表記で指定します。
本オペランドの値には、“0.0.0.0”および“255.255.255.255”は指定できません。
発呼接続によるTICFコネクションの確立を行う場合、本オペランドは必須です。
発呼接続によるTICFコネクションの確立において、本オペランドに指定した二次側のIPアドレスを端末制御装置に通知します。
着呼接続によるTICFコネクションの確立において、本オペランドに指定したIPアドレスにより端末制御装置を識別します。本オペランドまたはhostnmオペランドを指定している場合は、IPアドレスまたはPU名(ホスト名)により端末制御装置を識別します。本オペランドを省略した場合、二次側から通知されたIPアドレスを無視して端末制御装置の識別を行います。
TICFコネクションの生存監視において、生存監視要求の送信間隔時間を10進数で指定します。
指定可能な値は0≦送信間隔時間(秒)≦5400です。
0を指定した場合は、生存監視を行いません。
本オペランドを省略した場合、sys定義文のalivetm1オペランドの値が設定されます。
TICFコネクションの生存監視において、生存監視要求に対する応答待ち時間を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦応答待ち時間(秒)≦5400です。
alivetm1オペランドに0を指定した場合、本オペランドは指定できません。
本オペランドを省略した場合、sys定義文のalivetm2オペランドの値が設定されます。
NETSTAGE/FICの起動時に、vpu資源を活性化するかどうかを指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
yes: 活性化する no : 活性化しない
本オペランドを省略した場合、“yes”が設定されます。
本オペランドに“no”を指定する場合、関係するvlu資源においてもautoactオペランドにも“no”を指定する必要があります。
本オペランドを省略または“yes”を指定してNETSTAGE/FICを起動しても、関連するrhost資源が活性化するまで、vpu資源の活性化は完了しません。
TICFコネクションの発着呼種別を指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
in : 接続先システムからの着呼接続によりTICFコネクションを確立 out : NETSTAGE/FICからの発呼接続によりTICFコネクションを確立 inout: 発呼接続または着呼接続によりTICFコネクションを確立
本オペランドを省略した場合、“inout”が設定されます。
発呼接続においてvpu資源の活性化時にNETSTAGE/FICよりTICFコネクションを確立するかどうかを指定します。
calltypeオペランドに“in”を指定した場合、本オペランドは指定できません。
指定可能な値は、以下のとおりです。
yes: TICFコネクションを確立する no : TICFコネクションを確立しない
本オペランドを省略した場合、“no”が設定されます。
発呼接続時のTICFコネクション確立のリトライ回数を指定します。
指定可能な値は、0≦リトライ回数≦255または“*”です。
本オペランドに0を指定した場合、リトライを行いません。
本オペランドに“*”を指定した場合、無制限リトライとなります。
本オペランドを省略した場合、sys定義文のconrtcntオペランドの値が設定されます。
発呼接続によるTICFコネクション確立時のリトライ間隔のタイマ値を指定します。
指定可能な値は、1≦リトライ間隔タイマ値(秒)≦1800です。
本オペランドを省略した場合、sys定義文のconrttmオペランドの値が設定されます。
発呼接続によるTICFコネクション確立時の監視タイマ値を指定します。
指定可能な値は、0≦監視タイマ値(秒)≦1800です。
本オペランドに0を指定した場合、監視を行いません。
本オペランドを省略した場合、sys定義文のconwttmオペランドの値が設定されます。
なお、本オペランドの値にはxidtimerオペランドの値より大きい値を指定してください。
端末制御装置の二次側のPU名(ホスト名)を64文字以内で指定します。
発呼接続によるTICFコネクションの確立において、本オペランドに指定した二次側のPU名(ホスト名)を端末制御装置に通知します。本オペランドを省略した場合、端末制御装置には二次側のPU名(ホスト名)を通知しません。
着呼接続によるTICFコネクションの確立において、端末制御装置からホスト名が通知された場合、本オペランドに指定した二次側のPU名(ホスト名)により端末制御装置の識別を行います。本オペランドを省略した場合、二次側から通知されたPU名(ホスト名)を無視して端末制御装置の識別を行います。
PU名(ホスト名)として記述できる文字は、以下の文字です。
文字種 | 表記 |
---|---|
英大文字 | “A”~“Z” |
英小文字 | “a”~“z” |
数字 | “0”~“9” |
特殊文字 | “#”、“@”、“/”、“-”、“_” |
端末制御装置の装置番号を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦装置番号≦254です。
発呼接続によるTICFコネクションの確立を行う場合、本オペランドは必須です。
発呼接続によるTICFコネクションの確立を行う場合に、使用する端末制御装置のポート種別を指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
yes: 優先ポート no : 非優先ポート
優先ポートのポート番号は492、非優先ポートのポート番号は493を使用します。
本オペランドを省略した場合、“no”が設定されます。
端末制御装置において配下の端末のFNAセション(LU-LUセション)がすべて解放された場合に、NETSTAGE/FICよりTICFコネクションを解放するかどうかを指定します。
yes: TICFコネクションを解放する no : TICFコネクションを解放しない
本オペランドを省略した場合、“no”が設定されます。
TICFコネクションの確立時に端末制御装置と交換する端末識別情報(XIDデータ)の送信待ち時間を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦送信待ち時間(秒)≦5400です。
本オペランドを省略した場合、sys定義文のxidtimerオペランドの値が設定されます。
注意
ipaddrオペランドは、他定義文のIPアドレス指定可能なオペランドの指定値と重複できません。