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NETSTAGE/FIC V1.0 説明書
FUJITSU Software

4.2.3 通信環境定義の動的反映

NETSTAGE/FICの運用中に通信環境定義を動的に変更するには、nficdefapコマンドを使用します。

(-n 省略時は定義体をFIC識別子“01”に反映します)

nficdefapコマンドでは、nficdefconvコマンドで反映した通信環境定義を動的反映します。

# /usr/sbin/nficdefap [-n FIC識別子]

NETSTAGE/FICの動的反映の手順を図4.1に示します。

図4.1 動的反映の手順

動的反映可能な定義項目を4.1に示します。

表4.1 動的反映可能な定義項目

定義名

追加

変更

削除

sys

×

×

×

shost

dhost

enrsc

procgr

×

×

×

rrcinf

rhost

vlu

vpu

○:可能 ×:不可

1つの定義項目で最大1000個の動的反映を行うことができます。1000個を超える変更は、分割して動的反映を行うか、NETSTAGE/FICを停止した後、定義体登録コマンドから再度実行してください。

変更または削除の対象になる資源のうち、非活性状態にしておく必要がある資源および関連する資源を表4.2に示します。非活性状態でない状態で動的反映を行った場合、動的反映は失敗します。

表4.2 動的反映前の非活性対象の資源

定義名

変更

削除

非活性状態にしておく関連する資源

sys

shost

×

dhost

×

enrsc

×

procgr

rrcinf

×

×

×

rhost

変更または削除するrhostを指定しているvpu資源

vlu

vlu定義文のvpuオペランドで指定しているvpu資源

vpu

変更または削除するvpuを指定しているvlu資源

○:非活性対象 ×:非活性対象外 -:動的反映不可

また、動的反映後に活性化が必要となる資源を表4.3に示します。

表4.3 動的反映後の活性化対象の資源

定義名

追加

変更

sys

shost

○注)

dhost

×

enrsc

×

procgr

rrcinf

×

×

rhost

vlu

vpu

○:活性化対象 ×:活性化対象外 -:動的反映不可

注)追加するshost定義文のautoactオペランドが“no”の場合、資源の活性化が必要です。

nficdefapコマンドの結果は、メッセージで確認します。

nficdefapコマンドについては、“6.2.2.3 nficdefap”を参照してください。