NETSTAGE/FICを使用するためには、NETSTAGE/FICの起動前に、FIC識別子単位に通信環境定義を設定する必要があります。
NETSTAGE/FICの通信環境定義の設定手順を図3.2に示します。
図3.2 通信環境定義の設定手順
通信環境定義の作成
通信環境定義は以下の定義文で構成します。通信環境定義文の内容については、“第5章 定義”を参照してください。
システム定義文(sys)
富士通メインフレーム側自ホストシステム定義文(shost)
相手ホストシステム定義文(dhost)
相手通信資源定義文(enrsc)
プロセスグループ定義文(procgr)
FNAプロトコル情報定義文(rrcinf)
端末側自ホストシステム定義文(rhost)
自通信資源定義文(vlu)
端末制御装置定義文(vpu)
通信環境定義の記述チェック
NETSTAGE/FICが提供するnficdefconvコマンドを使用して、通信環境定義の記述チェックを行います。
nficdefconvコマンドについては、“6.2.2.1 nficdefconv”を参照してください。
定義体の生成
NETSTAGE/FICが提供するnficdefconvコマンドを使用して、NETSTAGE/FICが運用で使用する定義体を生成します。
nficdefconvコマンドについては、“6.2.2.1 nficdefconv”を参照してください。
起動環境への定義体の登録
NETSTAGE/FICが提供するnficdefsetコマンドを使用して、定義体を起動環境へ登録します。
nficdefsetコマンドについては、“6.2.2.2 nficdefset”を参照してください。
NETSTAGE/FICが運用中の場合、表3.3に示す定義文またはオペランドを変更して起動環境への登録はできません。
定義文 | オペランド | 操作 |
---|---|---|
sys定義文 | maxvpuオペランド | 変更 |
maxvluオペランド | 変更 | |
procgr定義文 | nameオペランド | 追加、削除 |
注意
再インストールによりメッセージの言語タイプを変更した場合は、既存の通信環境定義に対して定義体の生成(nficdefconvコマンド)と動作環境への定義体登録(nficdefsetコマンド)を、再度実行してください。