システムを運用するユーザ権限には、スーパユーザと一般ユーザがあります。スーパユーザを利用すればシステムの全てを制御可能ですが、セキュリティや誤操作によるシステム破壊などを招くことがあります。このような問題を軽減する目的でNETSTAGE/FICでは、独自のユーザ権限として特定ユーザを設定します。この特定ユーザでNETSTAGE/FICを運用することで、システムのセキュリティや誤操作によるシステム破壊を回避した運用を可能とします。
特定ユーザによる運用を行う場合、以下の手順による特定ユーザの登録が必要です。
useraddコマンドによる特定ユーザのシステムへの登録
passwdコマンドによる特定ユーザのパスワードの有効化
nficmkenvコマンドによる、FIC識別子への特定ユーザの登録
useraddコマンドおよびpasswdコマンドについては、Linuxのコマンドマニュアルを参照してください。
nficmkenvコマンドについては、“6.2.1.1 nficmkenv”を参照してください。
特定ユーザを登録した後の導入作業は、特定ユーザでログインして実施します。
特定ユーザで操作可能なコマンドについては、“6.1 操作コマンドの種類”を参照してください。