NETSTAGE/FICは、以下のプロセスから構成されています。各プロセスは、複数のプロセス空間から構成されています。ここでは、各プロセスを構成する複数のプロセス空間をプロセスと表記します。
通信機能プロセス
EONF通信プロセス
FNA通信プロセス
パススルー通信プロセス
接続先プロトコル通信プロセス
LOGONサービスプロセス
運用機能プロセス
運用管理プロセス
生存監視プロセス
生存監視プロセスは、各プロセスを監視しており、通信機能プロセスにおいてプロセス異常(プロセスの異常終了やハングアップ)が発生した場合、該当プロセスの再起動を行います。
なお、プロセス異常の発生によりFNAセションが解放された場合、富士通メインフレームまたはFNAonTCP/IP通信端末よりFNAセションを再確立してください。
NETSTAGE/FICのプロセス構成を図2.12に示します。
図2.12 NETSTAGE/FICのプロセス構成
通信機能プロセスが異常終了した場合、自動で再起動を行い、運用を継続します。ただし、通信機能プロセスの再起動が、一定時間内に一定回数行われた場合、該当プロセスが所属するFIC識別子のNETSTAGE/FICが停止します。
運用機能プロセスが異常終了した場合、自動で再起動を行い、運用を継続します。ただし、再起動直後に再度異常終了が発生した場合は、11116または11117メッセージを出力し、再起動を行いません。システムログにこれらのメッセージが出力された場合、同時に出力されている運用機能プロセスのエラーメッセージを元に異常の原因を取り除いた後、nficrecoverコマンドを使用して該当プロセスを再起動してください。
nficrecoverコマンドについては、“6.2.8.1 nficrecover”を参照してください。