スタンバイ機能を利用したフェイルオーバ運用の場合に、古いバージョンレベルから移行する場合の移行手順について説明します。
以下の手順に従って移行作業を行ってください。
手順 | 作業項目 | |
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運用系 | 待機系 | |
1 | PRIMECLUSTERのインストール(注1) | PRIMECLUSTERのインストール(注1) |
2 | スタンバイ型のクラスタアプリケーションの停止(注2) | |
3 | RMSの停止(注3) | |
4 | GDSボリュームの起動 |
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5 | ファイルシステムのマウント |
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6 | スタンバイ型のクラスタアプリケーションの構成変更 | |
7 | Symfowareデータベースクラスタのリソース情報の削除 |
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8 | Symfoware Serverのアップグレード | Symfoware Serverのアップグレード |
9 | Symfowareデータベースクラスタのリソース情報の登録 |
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10 | スタンバイ型のクラスタアプリケーションの構成変更 | |
11 | ファイルシステムのアンマウント |
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12 | GDSボリュームの停止 |
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13 | RMSの起動 | |
14 | スタンバイ型のクラスタアプリケーションの起動 | |
15 | 動作確認 |
注1) 利用可能なPRIMECLUSTERのバージョンがインストールされていない場合
注2) スタンバイ型のクラスタアプリケーションが起動している場合
注3) RMSが起動している場合
以下に各手順の詳細を説明します。
クラスタシステムを構成するすべてのノードで、現在インストールされているPRIMECLUSTERのバージョンを確認してください。必要なバージョンのPRIMECLUSTERがインストールされていない場合には、PRIMECLUSTERをインストールしてください。
参照
PRIMECLUSTERのバージョンについては、“関連ソフトウェア”を参照してください。
PRIMECLUSTERのインストールについては、PRIMECLUSTERの“インストールガイド”を参照してください。
スタンバイ型のクラスタアプリケーションの起動状態を確認し、起動している場合には停止してください。
クラスタシステムを構成するすべてのノードでRMSの起動状態を確認し、起動している場合には停止してください。
運用ノードでGDSボリュームを起動してください。
運用ノードでデータ格納先用のディレクトリを配置したファイルシステムをマウントしてください。
スタンバイ型のクラスタアプリケーションから、データベースクラスタのリソースを削除してください。
運用ノードでデータベースクラスタのリソース情報を、pgx_pclrscコマンドで削除してください。
“第3章 インストール”を参照して、クラスタシステムを構成するすべてのノードでSymfoware Serverのアップグレードを行ってください。
運用ノードで手順7.で削除したデータベースクラスタのリソース情報を、pgx_pclrscコマンドで登録してください。
スタンバイ型のクラスタアプリケーションに、データベースクラスタのリソースを登録してください。
運用ノードでデータ格納先用のディレクトリを配置したファイルシステムをアンマウントしてください。
運用ノードでGDSボリュームを停止してください。
クラスタシステムを構成するすべてのノードでRMSを起動してください。
スタンバイ型のクラスタアプリケーションを起動してください。
移行が成功したことを確認するために、切替えや組込みを実行してください。
参照
フェイルオーバ運用の操作については、“クラスタ運用ガイド”を参照してください。