インスタンスを作成したSymfoware ServerのバージョンがV12.0.0またはV12.0.0Aの場合には、“Symfoware Serverが追加した情報”を参照するためにCREATE EXTENSIONの実施が必要となります。
参照
“Symfoware Serverが追加した情報”に関する詳細は、“運用ガイド”の“取得できる情報”を参照してください。
以下にCREATE EXTENSIONの実施手順を示します。
対象のデータベースに対してCREATE EXTENSIONが必要かどうかを確認します。
psqlコマンドを使用して、対象のデータベースに接続します。
ここでは対象のデータベースをpostgresとして説明します。
データベースpostgresに接続し、下記のSELECT文を実行します。
postgres=# SELECT * FROM pgx_stat_sql; ERROR: リレーション"pgx_stat_sql"は存在しません (10292) postgres=# select * from pgx_stat_lwlock; ERROR: リレーション"pgx_stat_lwlock"は存在しません (10292) postgres=# select * from pgx_stat_latch; ERROR: リレーション"pgx_stat_latch"は存在しません (10292) postgres=# select * from pgx_stat_walwriter; ERROR: リレーション"pgx_stat_walwriter"は存在しません (10292)
SELECT文に指定した表が存在しない場合は、CREATE EXTENSIONが必要となります。
Symfoware Serverが独自に追加した統計情報ビューを閲覧するときに接続するデータベースに対して、以下の作業を実施してください。そのようなデータベースが複数ある場合には、それらすべてに対して作業を実施してください。
登録対象ではないデータベースに接続した場合には、これらの統計情報ビューを閲覧することはできません。
template1に対して登録しておけば、今後追加されるデータベースについてこのような考慮をする必要はありません。
ある統計情報ビューを登録すると、その統計情報ビューがリセットされます。
postgres=# CREATE EXTENSION pgx_stat_sql; CREATE EXTENSION postgres=# CREATE EXTENSION pgx_stat_lwlock; CREATE EXTENSION postgres=# CREATE EXTENSION pgx_stat_latch; CREATE EXTENSION postgres=# CREATE EXTENSION pgx_stat_walwriter; CREATE EXTENSION postgres=# \q