IMAPSエージェントやIMAPSクライアントアプリケーションから送信されたログ情報を格納する機能です。
IMAPSクライアントアプリケーションでは、製品が提供するライブラリを利用することで、任意の情報をログに出力しサーバに送信することができます。また、IMAPSエージェントやライブラリは、トラブル調査の目的でエラーなどのメッセージをログに出力しています。
本機能は、サーバに送信されるこれらのログを受け付け、サーバに格納します。
ログ収集では、格納したログによるディスク資源の枯渇を抑止するための機能を提供しています。
格納先、および、IMAPSクライアントアプリケーションのログの詳細は「12.2 IMAPSクライアントアプリケーションのログによる保守」を参照してください。
収集したログによってIMAPSサーバのディスク資源が枯渇するのを抑止するため、ログを格納するために利用するディスクサイズに上限を設定できます。
収集したログにより上限を超える場合には、上限に収まるように、タイムスタンプの古いものが削除されます。
また、設定した上限に対するログ格納領域の残量がしきい値を超えた場合に、警告メッセージを出力することができます。
【警告メッセージ出力例】
[2014/04/09 19:36:12+0900] WARN: FSP_INTS-MAPS_SVLOGC: 31401: 空き領域が不足してきています。 残り空き領域: 20MB |
※メッセージは”im_msg.log”に出力されます。格納先などの詳細については「12.1.1 IMAPSサーバが出力するログ」を参照してください。
1回に収集するログの最大サイズを設定できます。
スマートデバイスから送信されたログのサイズが最大サイズを超えている場合には、スマートデバイスにエラーが通知されます。
同じユーザーから大量にログが送信された場合に、他のユーザーのログが削除されないように、1ユーザーあたりのログファイル数の上限を設定できます。
収集したログファイルの格納時、1ユーザーあたりのログファイル数が上限を超える場合には、タイムスタンプが古い順に既存のログファイルを削除します。