ページの先頭行へ戻る
Interstage Service Integrator V9.5.1 解説書
FUJITSU Software

6.6.1 定義形式

変換定義を書くCSVファイルの記述形式について説明します。
複数のCSVファイルを使用します。CSVファイルは以下の構成で作成してください。

図6.30 ファイル・ディレクトリのリンク構成

図6.31 IDのリンク構成

各行が、下記の表の項目順に書かれている必要があります。

各CSVファイルの詳細は以下のとおりです。

CSVエントリ情報テーブル

CSVエントリ情報テーブルは、すべての定義の入り口となるテーブルです。
CSV定義読込み処理の実行時には、このファイルを指定します。

1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。

表6.18 区分ごとの列の記述形式

区分(1列目)

意味

内容

“C”または省略

(複数指定可)

コメント行

コメント行か否かを指定します。

  • “C”はコメント行

  • “C”以外は有効行。

ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。

“TRANSPARATABLE”

変換パラメタ情報テーブァイル名

  • 2列目:変換パラメタ情報テーブルファイル名

※定義がない場合は省略可能。

“PROCTABLE”

運用登情報テーブルフル名

  • 2列目:運用登録情報テーブルファイル名

※定義がない場合は省略可能。

“FLATDIR”

一般フォーマット情報レクトリ名

  • 2列目:一般フォーマット情報ディレクトリ名

※定義がない場合は省略可能。

“MULTTABLE”

複数一般フォーマットテブルファイル名

  • 2列目:複数一般フォーマットテーブルファイル名

※定義がない場合は省略可能。

“SLIPDIR”

伝票形式フォーマット情ディレクトリ名

  • 2列目:伝票形式フォーマット情報ディレクトリ名

※定義がない場合は省略可能。

“LDLOOPTABLE”

行終端可変長フォーマッテーブルファイル名

  • 2列目:行終端可変長フォーマットテーブルファイル名

※定義がない場合は省略可能。

“VRLOOPTABLE”

繰りし数指定可変長フォーマットテーブルファイル名

  • 2列目:繰り返し数指定可変長フォーマットテーブルファイル名

※定義がない場合は省略可能。

“CONVDIR”

フォマット変換情報ディレクトリ名

  • 2列目:フォーマット変換情報ディレクトリ名

※定義がない場合は省略可能。

“ADJUSTTABLE”

レイアウト調整情報テーブル

  • 2列目:レイアウト調整情報テーブルファイル名

※定義がない場合は省略可能。

“CODECNVCSVTABLE”

項目ード変換用CSV情報テーブルファイル名

  • 2列目:項目コード変換用CSV情報テーブルファイル名

※定義がない場合は省略可能。

“USERFUNCTABLE”

利用プログラム情報テールファイル名

  • 2列目:利用者プログラム情報テーブルファイル名

※定義がない場合は省略可能。

“XMLUSERFUNCTABLE”

XML用利用者プログラム情テーブルファイル名

  • 2列目:XML用利用者プログラム情報テーブルファイル名

※定義がない場合は省略可能。

(注) ディレクトリ、またはファイル名は、フルパス、またはCSVエントリ情報テーブルファイルからの相対パスで指定します。

変換パラメタ情報テーブル

変換パラメタ情報テーブルは、変換パラメタIDを登録するテーブルです。
変換パラメタ情報テーブルは、1ファイルで複数の変換パラメタIDを登録します。

1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。

表6.19 区分ごとの列の記述形式

区分(1列目)

意味

内容

“C”または省略

(複数指定可)

コメント行

コメント行か否かを指定します。

  • “C”はコメント行

  • “C”以外は有効行。

ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。

“ID”

(複数指定可)

変換パラメタID情報

  • 2列目:変換パラメタID

  • 3列目:変換パラメタ名称

  • 4列目以降:処理ID (カンマで区切って処理順に記述)

“DELID”

(複数指定可)

(取込み時だけ有効)

変換パラメタID削除

  • 2列目:削除する変換パラメタID

運用登録情報テーブル

運用登録情報テーブルは、処理IDを登録するテーブルです。
運用登録情報テーブルは、1ファイルで複数の処理IDを登録します。

1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。

表6.20 区分ごとの列の記述形式

区分(1列目)

意味

内容

“C”または省略

(複数指定可)

コメント行

コメント行か否かを指定します。

  • “C”はコメント行

  • “C”以外は有効行。

ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。

“FMTCONV”

(複数指定可)

フォーマット変換情報

  • 2列目:処理ID

  • 3列目:処理名称

  • 4列目:変換ID

  • 5列目:入力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価)

  • 6列目:出力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価)

  • 7列目:0値の+符号有無(最適化転記時) (省略=“FALSE”と等価)

    • “FALSE”:+符号を出力しない

    • “TRUE”:+符号を出力する

“CODECONV”

(複数指定可)

文字コード変換情報

  • 2列目:処理ID

  • 3列目:処理名称

  • 4列目:ファイル種別
    “FLAT”固定です。

  • 5列目:フラットID

  • 6列目:変換元文字コード系

    • “SJIS”:JIS8/シフトJIS

    • “EUC”:JIS7/EUC

    • “JEFKANA”:EBCDICカナ/JEF

    • “JEFASCII”:EBCDIC ASCII/JEF

    • “DBCSKANA”:EBCDICカナ/dbcs90

    • “DBCSASCII”:EBCDIC ASCII/dbcs90

    • “JIS7”:JIS7/JIS

    • “JIS8”:JIS8/JIS

    • “JISE”:JIS(ESC)/JIS

    • “KEIS”:EBCDICカナ/KEIS

    • “JIPSECORE”:EBCDICカナ/JIPSE領域

    • “JIPSEAUG”:EBCDICカナ/JIPSE字形

    • “UNICODE(UCS-2BE)”:UNICODE(UCS-2BE)

    • “UNICODE(UCS-2LE)”:UNICODE(UCS-2LE)

    • “UNICODE(UTF-16BE)”:UNICODE(UTF-16BE)

    • “UNICODE(UTF-16LE)”:UNICODE(UTF-16LE)

  • 7列目:変換先文字コード系 (指定形式は変換元と同様)

  • 8列目:変換元データ長

    • “STANDARD”:標準

    • “EXPANSION”:拡張

  • 9列目:変換先データ長 (指定形式は変換元と同様)

  • 10列目:B属性項目のエンディアン変換

    • “FALSE”:エンディアン変換なし

    • “TRUE”:エンディアン変換あり

  • 11列目: エンディアン変換種別

    • “LITTLE_BIG”:LITTLE→BIG

    • “BIG_LITTLE”:BIG→LITTLE

  • 12列目:文字コード変換規則名

  • 13列目:入力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価)

  • 14列目:出力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価)

“CSVCONV”

(複数指定可)

CSV変換情報

  • 2列目:処理ID

  • 3列目:処理名称

  • 4列目:ファイル種別
    “FLAT”固定です。

  • 5列目:フラットID

  • 6列目:CSV変換

    • “FLAT_COMMA”:FLAT→CSV(カンマ区切り)

    • “FLAT_TAB”:FLAT→CSV(タブ区切り)

    • “COMMA_FLAT”:CSV(カンマ区切り)→FLAT

    • “TAB_FLAT”:CSV(タブ区切り)→FLAT

  • 7列目:CSV括り文字

  • 8列目:カンマ置換文字

  • 9列目:入力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価)

  • 10列目:出力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価)

  • 11列目:末尾空白の保持(省略(固定)=末尾空白を保持しない)

  • 12列目:CSV括り文字付加

    • 0または省略:FEDITシステムパラメタ定義ファイルで指定

    • 1:CSV括り文字を付加しない

    • 2:CSV括り文字を付加する。

“ADJUST”

(複数指定可)

レイアウト調整情報

  • 2列目:処理ID
    最大項目長は半角(英数字)32桁です。
    “_”、“-”、“.”は入力可能です。

  • 3列目:処理名称
    最大項目長は半角250桁(全角混在可)です。
    “,”は入力不可です。

  • 4列目:レイアウト調整ID
    最大項目長は半角(英数字)32桁です。
    “_”、“-”は入力可能です。

  • 5列目:レイアウト調整
    文字コード変換(フォーマット指定なし)の場合は指定する必要はありません。何も指定しないでください。

  • 6列目:文字コード
    文字コード変換(フォーマット指定なし)の場合は指定する必要はありません。何も指定しないでください。

  • 7列目:入力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価)
    最大項目長は半角128桁(全角混在可)です。
    以下の記号を除いた半角記号が使用可能です。
    " * < > ? |

  • 8列目:出力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価)
    最大項目長は半角128桁(全角混在可)です。
    以下の記号を除いた半角記号が使用可能です。
    " * < > ? |

“XMLCONV”

(複数指定可)

XML変換

  • 2列目:処理ID

  • 3列目:処理名称

  • 4列目:ファイル種別
    “FLAT”固定です。

  • 5列目:フラットID

  • 6列目:XML変換

    • “FLAT_XML”:FLAT→XML

    • “XML_FLAT”:XML→FLAT

  • 7列目:入力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価)

  • 8列目:出力ファイル名 (省略=(実行時に指定)と等価)

  • 9列目:妥当性検証の有無 (FLAT→XMLの場合、出力ファイルの検証有無。XML→FLATの場合、入力ファイルの検証有無)

    • “FALSE”:妥当性検証なし

    • “TRUE”:妥当性検証あり

  • 10列目: XML種別

    • “DTD”:DTD使用、出力時はDTD部を出力する(DTDの直接指定はできません)

    • “SCHEMA”:XML Schema使用、出力時はルートタグの名前空間部を出力する

    • “NOSCHEMA”:XML Schema/DTDを使用しない(省略時は本指定)

  • 11列目: XML宣言部出力

    • “YES”:XML宣言を出力する(省略時は本指定)

    • “NO”:XML宣言を出力しない

“DELID”

(複数指定可)

(取込み時だけ有効)

処理ID削除

  • 2列目:削除する処理ID

一般フォーマット情報テーブル

一般フォーマット情報テーブルは、フラットIDを登録するテーブルです。
一般フォーマット情報テーブルは、1ファイルで1つのフラットIDを登録します。

1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。

表6.21 区分ごとの列の記述形式

区分(1列目)

意味

内容

“C”

(複数指定可)

コメント行

コメント行か否かを指定します。

  • “C”はコメント行

  • “C”以外は有効行。

ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。

“ID”

フラットID/名称

  • 2列目:フラットID
    フラットIDを指定します。

  • 3列目:フラット名称
    フラット名称を指定します。

“DELID”

(取込み時だけ有効)

フラットID削除

  • 2列目:削除するフラットID
    削除するフラットIDを指定します。
    ※本区分は、コメントを除く他の区分との同時指定はできません。

“XML”

XML用設定

  • 2列目:スキーマ設定
    スキーマ設定を指定します。

    • “DTD”:DTD

    • “XML_SCHEMA”:XML Schema
      “DTD”を指定する場合、区分“XML_SCHEMA”は指定できません。“XML_SCHEMA”を指定する場合、必ず区分“XML_SCHEMA”を指定する必要があります。

  • 3列目:ルート要素のXML属性(固定値)
    ルート要素のXML属性(固定値)を指定します。

  • 4列目:ルート要素の接頭辞
    ルート要素の接頭辞を指定します。
    区分“XML_SCHEMA”で定義済みの接頭辞を指定する必要があります。

“XML_SCHEMA”

(区分“XML”の2列目に“XML_SCHEMA”が指定されている場合だけ指定可、複数指定可)

XML Schema情報

  • 2列目: 名前空間未指定時のXML Schemaファイル名
    名前空間未指定時のXML Schemaファイル名を指定します。
    ファイルで初めに出てくる名前空間未指定時が採用されます。これ以外の名前空間未指定時は無視されます。

  • 3列目: 名前空間URI
    名前空間URIを指定します。

  • 4列目: 接頭辞
    接頭辞を指定します。

  • 5列目: XML Schemaファイル名
    XML Schemaファイル名を指定します。

省略

(複数指定可)

フィールド情報

  • 2列目:フィールド名称
    フィールド名称を指定します。

  • 3列目:フィールド属性
    フィールドの属性を指定します。

    • “HD”:集団項目ヘッダ

    • “TR”:集団項目トレーラ

    • “X”:X属性

    • “K”:K属性

    • “B”:B属性

    • “H”:H属性

    • “N”:N属性

    • “9”:9属性

    • “C”:C属性

    • “P”:P属性

  • 4列目:符号・詰め文字・+符号の有無
    フィールドの符号・詰め文字・+符号を指定します。フィールド属性の指定内容により、指定できない場合があります。
    属性と符号指定の関係については、“表6.15 フィールド属性・符号・桁数・小数部桁数の記号”を参照してください。

    • “U”または省略:符号なし・空白詰め

    • “UZ”:符号なし・0詰め

    • “S”:符号付き・空白詰め・+符号なし

    • “SZ”:符号付き・0詰め・+符号なし

    • “SP”:符号付き・空白詰め・+符号あり

    • “SZP”:符号付き・0詰め・+符号あり

  • 5列目:桁数
    桁数を指定します。フィールド属性、符号、および小数部桁数の指定により、指定可能な桁数が異なります。
    属性、符号、および小数部桁数と桁数の関係については、“表6.15 フィールド属性・符号・桁数・小数部桁数の記号”を参照してください。

  • 6列目:小数部桁数
    小数部の桁数を指定します。フィールド属性の指定内容により、指定できない場合があります。
    属性と小数部桁数の関係については、“表6.15 フィールド属性・符号・桁数・小数部桁数の記号”を参照してください。

  • 7列目:グループ区分
    フィールド属性が集団項目ヘッダまたは集団項目トレーラの場合に集団項目グループの区分を指定します。その他の属性の場合、指定できません。
    グループ区分に指定可能な文字は、英大文字、英小文字、数字で1~2バイトの範囲です。

  • 8列目:グループ繰返し数
    フィールド属性が集団項目ヘッダの場合に集団項目グループの繰返し数を指定します。その他の属性の場合は指定できません。

  • 9列目:初期値
    初期値を指定します。

  • 10列目: 繰返し数変動
    繰返し数変動を指定します。

    • “F”または省略:繰返し数固定

    • “V”:繰返し数可変

  • 11列目: XML属性
    XML属性(固定値)を指定します。

  • 12列目:タグ省略可否
    タグ省略を指定します。

    • “M”または省略:タグ省略不可

    • “O”:タグ省略可

  • 13列目: 単一タグ繰返し数
    単一タグ繰返し数を指定します。

  • 14列目: 整形なし
    整形なしを指定します。

    • “C”または省略:整形あり

    • “N”:整形なし

  • 15列目: XML属性フィールド
    XML属性フィールドを指定します。

    • “ELEMENT”または省略:要素

    • “ATTRIBUTE”:属性
      XML属性(固定値)を設定している場合は、“ATTRIBUTE”を選択できません。

  • 16列目: 名前空間接頭辞
    名前空間接頭辞を指定します。
    区分“XML_SCHEMA”で定義した接頭辞を指定する必要があります。

  • 17列目: XML→FLAT利用者プログラム
    XML→FLAT利用者プログラムのIDを指定します。
    XML利用者プログラム情報テーブルで定義したXML利用者プログラムIDを指定する必要があります。

  • 18列目: FLAT →XML利用者プログラム
    FLAT →XML利用者プログラムのIDを指定します。
    XML利用者プログラム情報テーブルで定義したXML利用者プログラムIDを指定する必要があります。

  • 19列目: XML Schema データ型
    XML Schemaデータ型を指定します。
    サポートするXML Schemaのビルトインデータ型を指定する必要があります。

  • 20列目: XML Schema 制約内容
    XML Schema制約内容を指定します。
    サポートする制約内容で指定する必要があります。

  • 21列目: 文字種ポリシーID
    文字種ポリシーIDを指定します。
    文字種ポリシー情報テーブルで定義した文字種ポリシーIDを指定する必要があります。

  • 22列目: 備考
    備考を指定します。

複数一般フォーマット情報テーブル

複数一般フォーマット情報テーブルは、複数一般IDを登録するテーブルです。
複数一般フォーマット情報テーブルは、1ファイルで複数の複数一般IDを登録します。

1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。

表6.22 区分ごとの列の記述形式

区分(1列目)

意味

内容

“C”または省略

(複数指定可)

コメント行

コメント行か否かを指定します。

  • “C”はコメント行

  • “C”以外は有効行。

ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。

“ID”

(複数指定可)

複数一般ID/名称

  • 2列目:複数一般ID

  • 3列目:複数一般名称

  • 4列目以降:フラットID(最大数は100)

“DELID”

(複数指定可)

(取込み時だけ有効)

複数一般ID削除

  • 2列目:削除する複数一般ID

伝票形式フォーマット情報テーブル

伝票形式フォーマット情報テーブルは、伝票形式IDを登録するテーブルです。
伝票形式フォーマット情報テーブルは、1ファイルで1つの伝票形式IDを登録します。

1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。

表6.23 区分ごとの列の記述形式

区分(1列目)

意味

内容

“C”または省略

(複数指定可)

コメント行

コメント行か否かを指定します。

  • “C”はコメント行

  • “C”以外は有効行。

ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。

“ID”

伝票形式ID/名称

  • 2列目:伝票形式ID

  • 3列目:複伝票形式名称

  • 4列目:基本レコード長

  • 5列目:ブロック長

  • 6列目:判断位置開始位置

  • 7列目:判断位置桁数

RECORD

(複数指定可)

レコード情報

  • 2列目:フラットID

  • 3列目:レコード種別

    • “FILEHEADER”:ファイルヘッダ

    • “FORMHEADER”:伝票ヘッダ

    • “ITEMRECORD”:明細レコード

    • “FORMTRAILER”:伝票トレーラ

    • “FILETRAILER”:ファイルトレーラ

    • “PREVIOUSRECORD”:前レコード

  • 4列目:レベル
    ※レベルを指定できるのは、レコード種別が“伝票ヘッダ”、もしくは、“伝票トレーラ”の場合。未指定時は、値なし。

  • 5列目:生成

    • “FALSE”:転記あり時だけ

    • “TRUE”:必須

  • 6列目:値

“DELID”

(取込み時だけ有効)

伝票形式ID削除

  • 2列目:削除する伝票形式ID

行終端可変長フォーマット情報テーブル

行終端可変長フォーマット情報テーブルは、行終端可変長フォーマットの可変長IDを登録するテーブルです。
行終端可変長フォーマット情報テーブルは、1ファイルで複数の可変長IDを登録します。

1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。

表6.24 区分ごとの列の記述形式

区分(1列目)

意味

内容

“C”または省略

(複数指定可)

コメント行

コメント行か否かを指定します。

  • “C”はコメント行

  • “C”以外は有効行。

ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。

“ID”

(複数指定可)

可変長ID/名称

  • 2列目:可変長ID

  • 3列目:可変長名称

  • 4列目:ヘッダ部フラットID

  • 5列目:明細部フラットID

  • 6列目:行終端文字(1バイトまたは2バイト)

    • 2バイト文字の場合は“@HEX(HHHH)”形式
      ※(HHHHは対象文字コードのHEX値)

    • 1バイト文字の場合は“@HEX(HH)”
      ※(HHは対象文字コードのHEX値)

    • 標準は省略(値なし)

“DELID”

(複数指定可)

(取込み時だけ有効)

可変長ID削除

  • 2列目:削除する可変長ID

繰返し数指定可変長フォーマット情報テーブル

繰返し数指定可変長フォーマット情報テーブルは、繰返し数指定可変長フォーマットの可変長IDを登録するテーブルです。
繰返し数指定可変長フォーマット情報テーブルは、1ファイルで複数の可変長IDを登録します。

1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。

表6.25 区分ごとの列の記述形式

区分(1列目)

意味

内容

“C”または省略

(複数指定可)

コメント行

コメント行か否かを指定します。

  • “C”はコメント行

  • “C”以外は有効行。

ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。

“ID”

(複数指定可)

可変長ID/名称

  • 2列目:可変長ID

  • 3列目:可変長名称

  • 4列目:ヘッダ部フラットID

  • 5列目:明細部フラットID

  • 6列目:明細部の繰り返し回数フィールド名

“DELID”

(複数指定可)

(取込み時だけ有効)

可変長ID削除

  • 2列目:削除する可変長ID

フォーマット変換情報テーブル

フォーマット変換情報テーブルは、変換IDを登録するテーブルです。
フォーマット変換情報テーブルは、1ファイルで1つの変換IDを登録します。

1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。

表6.26 区分ごとの列の記述形式

区分(1列目)

意味

内容

“C”または省略

(複数指定可)

コメント行

コメント行か否かを指定します。

  • “C”はコメント行

  • “C”以外は有効行。

ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。

“ID”

変換ID/名称

  • 2列目:変換ID

  • 3列目:変換名称

“DELID”

(取込み時だけ有効)

変換ID削除

  • 2列目:削除する変換ID
    ※本区分は、コメントを除く他の区分との同時指定はできません。

IN

入力側フォーマット情報

  • 2列目:フォーマット種別

    • “FLAT”:一般フォーマット

    • “MULT”:複数一般フォーマット

    • “SLIP”:伝票形式フォーマット

    • “LDLOOP”:行終端可変長フォーマット

    • “VRLOOP”:繰り返し数指定可変長フォーマット

  • 3列目:フォーマットID

  • 4列目:フォーマット名称

“I”

(複数指定可)

入力側フィールド情報

(※入力側フィールド情報は省略可能)

  • 2列目:フィールド情報 (形式は後述)

  • 3列目:属性

    • “HD”:集団項目ヘッダ

    • “TR”:集団項目トレーラ

    • “X”:X属性

    • “K”:K属性

    • “B”:B属性

    • “H”:H属性

    • “N”:N属性

    • “9”:9属性

    • “C”:C属性

    • “P”:P属性

  • 4列目:符号・詰め文字・+符号の有無

    • “U”または省略:符号なし・空白詰め

    • “UZ”:符号なし・0詰め

    • “S”:符号付き・空白詰め・+符号なし

    • “SZ”:符号付き・0詰め・+符号なし

    • “SP”:符号付き・空白詰め・+符号あり

    • “SZP”:符号付き・0詰め・+符号あり

  • 5列目:桁数

  • 6列目:小数部桁数(省略時は0とみなします)

  • 7列目:グループ区分

  • 8列目:グループ繰り返し数

“OUT”

出力側フォーマット情報

入力側フォーマット情報と同様

“O”

(複数指定可)

出力側フィールド情報、および変換情報

  • 2列目~8列目:入力側フィールド情報と同様

  • 9列目:条件設定

    • 省略:条件なし

    • “IF”:条件あり

  • 10列目:条件内容
    フィールド情報1(桁指定可) 条件 フィールド情報2(桁指定可) の形式、またはフィールド情報1(桁指定可) 条件 “固定値” の形式で記述します。
    例) [IN.INF.所属コード]==’100’
    条件は、以下が指定可能。

    • “==”:等しい

    • “!=”:等しくない

    • “>=”:以上の

    • “>”:より大きい

    • “<=”:以下の

    • “<”:未満の

    複数の条件式を定義する場合“&”または“|”で区切って複数定義します。(“&”は「かつ」、“|”は「または」を示します)
    例) [IN.INF.手当]>=’10000’&[IN.INF.手当]<’100000’

  • 11列目:変換設定

    • 省略:変換なし

    • “OPTIM”:最適化転記

    • “SET”:項目設定

    • “CALC”:計算設定

    • “CODE”:項目コード変換設定 (CSV)

    • “PROG”:利用者プログラム設定

    • 項目コード変換(DB)は未サポートです。

  • 12列目:変換内容
    変換設定により指定方法が異なります。

    • 最適化転記時
      フィールド情報(入力だけ)

    • 項目設定時
      フィールド情報(桁指定可) (入力側/出力側とも指定可能)または'固定値'

    • 計算設定時
      フィールド情報1(桁指定可) 計算方法 フィールド情報2(桁指定可) または
      フィールド情報1(桁指定可) 計算方法 '固定値'
      計算方法は以下が指定可能。
      - “+”:加算
      - “-”:減算
      - “*”:乗算
      - “/”:除算
          例) [IN.INF.基本給]+[IN.INF.手当]

    • 項目コード変換設定時
      フィールド情報(桁指定可) : CSV-ID
      例) [IN.INF.従業員コード]:SIMEI

    • 利用者プログラム設定時
      利用者プログラムID : 引数1 : 引数2 : ...
      例) UFUNC01:[IN.INF.従業員コード]:’100’
      引数には、フィールド情報または固定値が指定可能。

  • 13列目:出力側項目桁指定開始位置

  • 14列目:出力側項目桁指定桁数
    出力側項目桁指定開始位置、出力側項目桁指定桁数は、両方指定時を有効とし、両方省略時は全桁指定とみなします。

HEDC

(複数指定可)

ヘッダ出力条件

  • 2列目:出力側のヘッダフラットID

  • 3列目以降:項目情報(最大5項目)
    例)[IN.INF.手当],[IN.HED.年月日]

レイアウト調整情報テーブル

レイアウト調整情報テーブルは、レイアウト調整IDを登録するテーブルです。
レイアウト調整情報テーブルは、1ファイルで複数のレイアウト調整IDを登録します。

1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。

表6.27 区分ごとの列の記述形式

区分(1列目)

意味

内容

“C”または省略

(複数指定可)

コメント行

コメント行か否かを指定します。

  • “C”はコメント行

  • “C”以外は有効行。

ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。

“CODECONV”

(複数指定可)

文字コード変換(フォーマット指定なし)情報

  • 2列目:レイアウト調整ID
    最大項目長は半角(英数字)32桁です。
    “_”、“-”は入力可能です。

  • 3列目:レイアウト調整名称
    最大項目長は半角250桁(全角混在可)です。
    “,”は入力不可です。

  • 4列目:変換元文字コード系

    • “SJIS”:JIS8/シフトJIS

    • “EUC”:JIS7/EUC

    • “JEFKANA”:EBCDICカナ/JEF

    • “JEFASCII”:EBCDIC ASCII/JEF

    • “DBCSKANA”:EBCDICカナ/dbcs90

    • “DBCSASCII”:EBCDIC ASCII/dbcs90

    • “JIS7”:JIS7/JIS

    • “JIS8”:JIS8/JIS

    • “JISE”:JIS(ESC)/JIS

    • “KEIS”:EBCDICカナ/KEIS

    • “JIPSECORE”:EBCDICカナ/JIPSE領域

    • “JIPSEAUG”:EBCDICカナ/JIPSE字形

    • “UTF-8”:UTF-8

    • “UCS-2”:UCS-2

    • “UCS-2LE”:UCS-2LE

    • “UTF-8_4”:UTF-8_4

    • “UTF-16BE”:UTF-16BE

    • “UTF-16LE”:UTF-16LE

  • 5列目:変換先文字コード系

    • “NONE”:文字コード変換なし

    • “SJIS”:JIS8/シフトJIS

    • “EUC”:JIS7/EUC

    • “JEFKANA”:EBCDICカナ/JEF

    • “JEFASCII”:EBCDIC ASCII/JEF

    • “DBCSKANA”:EBCDICカナ/dbcs90

    • “DBCSASCII”:EBCDIC ASCII/dbcs90

    • “JIS7”:JIS7/JIS

    • “JIS8”:JIS8/JIS

    • “JISE”:JIS(ESC)/JIS

    • “KEIS”:EBCDICカナ/KEIS

    • “JIPSECORE”:EBCDICカナ/JIPSE領域

    • “JIPSEAUG”:EBCDICカナ/JIPSE字形

    • “UTF-8”:UTF-8

    • “UCS-2”:UCS-2

    • “UCS-2LE”:UCS-2LE

    • “UTF-8_4”:UTF-8_4

    • “UTF-16BE”:UTF-16BE

    • “UTF-16LE”:UTF-16LE

  • 6列目:検索文字列
    最大項目長は半角 (英数字、記号) 32桁です。
    “@HEX()”形式を使用できます。()の中は16進数で指定してください。
    変換元文字コード系がEBCDICカナ系の場合、英小文字は指定できません。

  • 7列目:置換文字列
    最大項目長は半角 (英数字、記号) 32桁です。
    “@HEX()”形式を使用できます。()の中は16進数で指定してください。
    変換元文字コード系がEBCDICカナ系の場合、英小文字は指定できません。

  • 8列目:文字列置換時の動作

    • “TRUE”: シフトアウトコードを挿入する

    • “FALSE”: シフトアウトコードを挿入しない

  • 9列目:文字コード変換規則名(未使用)
    値は何も指定しないでください。(項目は必要です)

“DELID”

(取込み時だけ有効)

レイアウト調整ID削除

  • 2列目:削除するレイアウト調整ID
    ※文字コード変換(フォーマット指定なし)のレイアウト調整IDのみです。

フィールド情報の書き方

フィールド情報は以下の形式で記述します。

[入出力区分.フォーマット情報.集団項目名.項目名]

フィールド情報の部分指定(桁指定)の書き方

フィールド情報の部分指定をする場合は、部分指定可能なフィールド情報の項目名の後ろに、“..(桁指定開始位置.桁指定桁数)”を記述します。項目の部分指定を省略した場合または“..(0.0)”と指定した場合は、全桁指定とみなします。

例)
計算設定時:[IN.INF.基本給..(1.3)]+[IN.INF.手当..(2.5)]

条件設定 :[IN.INF.所属コード..(2.4)]==’100’

項目コード変換用CSV情報テーブル

項目コード変換用CSV情報テーブルは、CSV IDを登録するテーブルです。
項目コード変換用CSV情報テーブルは、1ファイルで複数のCSV IDを登録します。

1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。

表6.28 区分ごとの列の記述形式

区分(1列目)

意味

内容

“C”または省略

(複数指定可)

コメント行

コメント行か否かを指定します。

  • “C”はコメント行

  • “C”以外は有効行。

ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。

“ID”

(複数指定可)

CSV ID情報

  • 2列目:CSV ID

  • 3列目:CSV名称

  • 4列目:保管先フォルダ名

  • 5列目:CSVファイル名

“DELID”

(複数指定可)

(取込み時だけ有効)

CSV ID削除

  • 2列目:削除するCSV ID

利用者プログラム情報テーブル

利用者プログラム情報テーブルは、利用者プログラムIDを登録するテーブルです。
利用者プログラム情報テーブルは、1ファイルで複数の利用者プログラムIDを登録します。

1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。

表6.29 区分ごとの列の記述形式

区分(1列目)

意味

内容

“C”または省略

(複数指定可)

コメント行

コメント行か否かを指定します。

  • “C”はコメント行

  • “C”以外は有効行。

ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。

“ID”

(複数指定可)

利用者プログラムID情報

  • 2列目:利用者プログラムID

  • 3列目:利用者プログラム名称

  • 4列目:ライブラリ名

  • 5列目:関数名

  • 6列目:引数の数

“DELID”

(複数指定可)

(取込み時だけ有効)

利用者プログラムID削除

  • 2列目:削除する利用者プログラムID

XML用利用者プログラム情報テーブル

XML用利用者プログラム情報テーブルは、XML用利用者プログラムIDを登録するテーブルです。
XML用利用者プログラム情報テーブルは、1ファイルで複数のXML用利用者プログラムIDを登録します。

1列目が行の意味を示す区分となっていて、区分により2列目以降の意味が異なります。以下に、区分ごとの列の記述形式を示します。

表6.30 区分ごとの列の記述形式

区分(1列目)

意味

内容

“C”または省略

(複数指定可)

コメント行

コメント行か否かを指定します。

  • “C”はコメント行

  • “C”以外は有効行。

ただし、行のすべての項目が省略の場合(カンマだけ)は、コメント行として扱います。

“ID”

(複数指定可)

XML利用者プログラム ID情報

  • 2列目:XML用利用者プログラムID

  • 3列目:XML利用者プログラム名

  • 4列目:ライブラリ名

  • 5列目:関数名

“DELID”

(複数指定可)

(取込み時だけ有効)

XML利用者プログラムID削除

  • 2列目:削除するXML用利用者プログラムID