クラスタに登録したレプリケーションサービスを削除する場合の手順について説明します。
以下の3つの場合に分けて説明します。
PRIMECLUSTERによるクラスタシステムの場合
Microsoft Cluster Serviceによるクラスタシステムの場合
フェールオーバークラスタリングによるクラスタシステムの場合
PRIMECLUSTERによるクラスタシステムの場合
クラスタアプリケーションに登録したレプリケーションサービスを削除する場合は、以下の手順で実施してください。
RMSが起動している場合は停止します。(運用ノード)
レプリケーションサービスのリソースを クラスタアプリケーションから削除します。(運用ノード)
詳細はPRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。
# hvw
レプリケーションサービスのリソースIDとプロシジャ名を確認します。(運用ノードおよび待機ノード)
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldspproc
レプリケーションサービスのリソースを削除します。(運用ノードおよび待機ノード)
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelprocrsc -r リソースID
レプリケーションサービスの状態遷移プロシジャを削除します。(運用ノードおよび待機ノード)
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelproc プロシジャ名
レプリケーションサービスのリソースとプロシジャが削除されたことを確認します。(運用ノードおよび待機ノード)
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldspproc all
レプリケーションのプロセス監視を行っている場合、レプリケーションのプロセス監視スクリプトを削除します (運用ノードおよび待機ノード)。
# rm -f /opt/FJSVlnkre/etc/CLmon.プロシジャ名
なお、レプリケーションのプロセス監視を行っていない場合、本作業は不要です。
Microsoft Cluster Serviceによるクラスタシステムの場合
クラスタアプリケーションに登録したレプリケーションサービスを削除する場合は、運用、待機のいずれかのノードからクラスタアドミニストレータを使って以下の手順で実施してください。
クラスタアドミニストレータを開きます。
コンソールツリーで[リソース]フォルダをクリックします。
詳細情報のウィンドウ領域で、Linkexpress Replication optionのリソースを右クリックし、[削除]をクリックします。
2.と同様に、Linkexpress Replication optionの共用ディスクのリソースを右クリックし、[削除]をクリックします。
フェールオーバークラスタリングによるクラスタシステムの場合
クラスタアプリケーションに登録したレプリケーションサービスを削除する場合は、運用、待機のいずれかのノードからフェールオーバークラスタ管理ツールを使って行います。
フェールオーバークラスタ管理ツールは、Windows Server(R) 2008の場合は[フェールオーバークラスタの管理]、Windows Server(R) 2008 R2またはWindows Server(R) 2012の場合は[フェールオーバークラスターマネージャー]から実行します。
フェールオーバークラスタ管理ツールを起動します。
コンソールツリーが折りたたまれている場合は、レプリケーション運用のSymfoware Serverのサービスを登録しているクラスターの下のツリーを展開します。
Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2の場合、コンソールツリーの[サービスとアプリケーション]の下の、レプリケーション運用のSymfoware Serverのサービスをクリックします。
Windows Server(R) 2012の場合、コンソールツリーの[役割]を選択し、中央のウィンドウ領域でレプリケーション運用するSymfoware Serverのサービスを登録しているクラスターをクリックします。
Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2の場合、中央のウィンドウ領域でLinkexpress Replication optionのリソースを右クリックし、[削除]をクリックします。
Windows Server(R) 2012の場合、中央のウィンドウ領域の[リソース]タブをクリックし、[役割]の一覧からLinkexpress Replication optionのリソースを右クリックし、[削除]をクリックします。
[動作の確認]で[はい]をクリックします。
Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2の場合、手順4.と同様にLinkexpress Replication optionが使用する共用ディスクを右クリックし、[削除]をクリックします。
Windows Server(R) 2012の場合、手順4.と同様に[記憶域]の一覧からLinkexpress Replication optionが使用する共用ディスクを右クリックして削除します。
[動作の確認]で[はい]をクリックします。
コンソールツリーの[記憶域]をクリックします。
Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2の場合、中央のウィンドウ領域でLinkexpress Replication optionが使用する共用ディスクを右クリックし、[削除]をクリックします。
Windows Server(R) 2012の場合、中央のウィンドウ領域で[ディスク]をクリックし、Linkexpress Replication optionが使用する共用ディスクを右クリックし、[削除]をクリックします。
[動作の確認]で[はい]をクリックします。