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Linkexpress Replication optionV5.0L17 クラスタ導入運用ガイド
FUJITSU Software

2.3.4 Linkexpress Replication optionの状態遷移プロシジャ

Linkexpress Replication optionの状態遷移では、状態遷移プロシジャによりレプリケーションサービスの開始および停止を行います。

状態遷移プロシジャの登録

Linkexpress Replication optionのコマンドによりレプリケーションサービスをリソースとして状態遷移プロシジャを作成し、RMS Wizardによりクラスタアプリケーションに登録を行ってください。

登録するクラスタアプリケーション

状態遷移プロシジャを登録するクラスタアプリケーションは、Symfoware ServerのスクリプトおよびLinkexpressの状態遷移プロシジャが登録されているクラスタアプリケーションに対して行ってください。

レプリケーションのプロセス監視

PRIMECLUSTERにプロセス監視登録を行うことでLinkexpress Replication optionが異常終了したときに切替えを発生させる事ができます。

Symfoware Serverがフェイルオーバ運用の場合

Symfoware Serverがフェイルオーバ運用の場合、状態遷移プロシジャによるレプリケーションのプロセス監視は登録しないでください。プロセス監視を行うと、レプリケーションプロセスの停止によりDBサーバもフェイルオーバが発生します。

Symfoware Serverがデータベース多重化運用の場合

Symfoware Serverがデータベース多重化運用の場合、レプリケーションプロセスが停止した状態で運用を継続するとデータベース多重化システムの可用性に影響を与えるため、Linkexpress Replication optionのコマンドによりレプリケーションのプロセス監視を登録してください。

参照

  • プロシジャリソースの作成やクラスタシステムへの登録手順について詳細は、“2.4.5 Linkexpress Replication optionの状態遷移プロシジャの登録”を参照してください。

  • Linkexpress Replication optionのコマンドによるレプリケーションサービスの開始および停止については、“導入運用ガイド”を参照してください。

  • レプリケーションのプロセス監視の登録手順について詳細は、“2.4.5 Linkexpress Replication optionの状態遷移プロシジャの登録”を参照してください。

  • レプリケーションサービスの状態遷移プロシジャは、レプリケーションサービスの開始が失敗した場合でも、クラスタアプリケーションの状態遷移を継続します。
    ただし、状態遷移を中止させたい、またはレプリケーションサービスの起動をリトライさせたい場合には、lxrepclprocコマンドにより変更することができます。