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Linkexpress Replication optionV5.0L17 クラスタ導入運用ガイド
FUJITSU Software

2.4.5 Linkexpress Replication optionの状態遷移プロシジャの登録

複写元システムでの運用ノードおよび待機ノードにおいて、レプリケーションサービスのプロシジャリソースとして状態遷移プロシジャをクラスタシステムに登録します。レプリケーションサービスのプロシジャリソースの登録は、レプリケーションサービスのリソース登録コマンド(lxrepclprocコマンド)で行います。

ポイント

Microsoft Cluster Serviceまたはフェールオーバークラスタリングによるクラスタシステムの場合、Linkexpress Replication optionの状態遷移プロシジャはありません。

プロシジャリソースのクラスタシステムへの登録

レプリケーションサービスの状態遷移プロシジャの登録と、状態遷移プロシジャを使用するアプリケーションリソースを登録します。

LinuxLinuxの場合
# lxrepclproc -A -n リソース名 -r 動作環境ファイルのパス -s Symfoware Server Clientのインストールディレクトリ名 -w 作業ディレクトリ名 -U レプリケーションサービスを開始または停止するOSのユーザ名 -l { C | ja_JP.UTF-8 } [-p プロシジャ名] [-u Symfoware Serverに接続するユーザ名] [-S { CONTINUE | BREAK | RETRY }] [-m { YES | NO }]
SolarisSolarisの場合
# lxrepclproc -A -n リソース名 -r 動作環境ファイルのパス -s Symfoware Server Clientのインストールディレクトリ名 -w 作業ディレクトリ名  -U レプリケーションサービスを開始または停止するOSのユーザ名 -l { C | ja_JP.UTF-8 | ja_JP.eucJP | ja | ja_JP.PCK } [-p プロシジャ名] [-u Symfoware Serverに接続するユーザ名] 

本コマンドが正常終了した場合には、標準出力にリソースの登録結果が表示されます。
登録した状態遷移プロシジャのリソースクラスは“Application”です。

# Registration result for Procedure resource
  Resource ID             ... リソースID
  Resource name           ... リソース名
  Resource class          ... Application
  Procedure name          ... 状態遷移プロシジャ名

状態遷移の順序

Symfoware Serverがフェイルオーバ運用の場合

Linkexpress Replication optionの状態遷移は、Symfoware ServerおよびLinkexpressの状態遷移と順序関係があります。そのため、各状態遷移プロシジャおよびスクリプトは、以下のリソースクラスでクラスタシステムに登録して下さい。

状態遷移プロシジャおよびスクリプト

リソースクラス

Symfoware Server

Symfoware

Linkexpress

BasicApplication

Linkexpress Replication option

Application

Symfoware Serverがデータベース多重化運用の場合

Linkexpress Replication optionの状態遷移は、Linkexpressの状態遷移と順序関係があります。そのため、各状態遷移プロシジャおよびスクリプトは、以下のリソースクラスでクラスタシステムに登録して下さい。

状態遷移プロシジャおよびスクリプト

リソースクラス

Linkexpress

BasicApplication

Linkexpress Replication option

Application

複数のリソースを登録する場合

複数のレプリケーションサービスをクラスタシステムに登録する場合には、リソース名および状態遷移プロシジャ名を他のプロシジャリソースと重複しないように登録することで可能です。

レプリケーションのプロセス監視を登録する場合

レプリケーションのプロセス監視を登録する場合には、本コマンドのmオプションに“YES”を指定することで登録されます。以下のようなプロセス監視スクリプトが作成されます。

LinuxLinuxの場合
/opt/FJSVlnkre/etc/CLmon.<プロシジャ名>

注意

  • 同名のプロセス監視スクリプトが存在する場合、本コマンドは異常終了します。元のファイルを退避させてから再度、本コマンドを実行してください。

  • lxrepclprocコマンドを実行済みの場合、レプリケーションサービスの状態遷移プロシジャを削除してから再度、本コマンドを実行してください。

参照

  • レプリケーションサービスの状態遷移プロシジャのリソース名またはプロシジャ名は、lxrepclprocコマンドのオプションに指定することができます。

  • レプリケーションサービスの状態遷移の継続設定は、lxrepclprocコマンドのオプションに指定することができます。

  • lxrepclprocコマンドの詳細については、“第3章 フェイルオーバ対応機能のコマンド”を参照してください。