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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.1 運用ガイド Copy Control Module編
FUJITSU Storage

F.3 バックアップの自動化

NASボリュームの筐体間バックアップの自動化を簡易化するため、一連のバックアップ手順を実行するサンプルスクリプトを提供します。サンプルスクリプトによるバックアップの自動化の手順は以下のとおりです。

図F.8 サンプルスクリプトによるバックアップの自動化手順の説明図

  1. 運用側装置で、 acnas backupコマンドを実行してNASボリュームをバックアップします。

  2. acopc queryコマンドを実行してNASボリュームのバックアップの物理コピー終了を待ち合わせます。

  3. acec startコマンドを実行して運用側装置のNASバックアップボリュームから待機側/バックアップ側装置のREC先ボリュームへのRECを起動します。

  4. acec queryコマンドを実行してRECの等価を待ち合わせます。

  5. acec suspendコマンドを実行してRECをサスペンドします。

  6. 待機側/バックアップ側装置で、acopc startコマンドを実行してREC先ボリュームからバックアップボリュームへのQuickOPCを起動します。

  7. acopc queryコマンドを実行してQuickOPCの物理コピー終了を待ち合わせます。

  8. acec resumeコマンドを実行してRECを再開します。

参考

本サンプルスクリプトでは、REC起動時(3)にRECのコピーセッションの存在有無をチェックし、コピーセッションが存在しない場合は、初期コピーします。バックアップ処理時間の短縮を図るために、事前にacnas backupコマンドを実行してNASボリュームをバックアップし、物理コピー終了を確認したあと、RECを起動することを推奨します。