筐体間バックアップでは、以下の2つのサイト構成をサポートします。
同一サイト内での筐体間バックアップ
装置故障に備えたバックアップ構成です。
運用管理サーバは、運用側装置と待機側/バックアップ側装置を管理します。
異なるサイト間での筐体間バックアップ
サイト被災に備えたバックアップ構成です。
各サイトの運用管理サーバは、運用側装置と待機側/バックアップ側装置を管理します。
図F.6 異なるサイト間での筐体間バックアップ(装置故障およびサイト被災を想定)例
注: バックアップ専用装置として運用する場合は、NAS機能は不要です。また、NASボリュームは不要であり、バックアップボリュームもNAS用である必要はありません。
ポイント
運用サイトと待機サイトにおいて、それぞれ認証サーバを配置する場合は、それらの認証サーバを使って冗長化を行ってください。認証サーバの冗長化は、『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』または『ETERNUS SF Express 運用ガイド』の「認証サーバに対する事前設定」を参照してください。
どちらの構成でも同じバックアップ運用ができる機能を提供します。
本節では、バックアップ/リストア運用手順について説明します。