TFOVからStorage Clusterの対象となっていないボリュームに対してアドバンスト・コピーを実行できます。TFOVとは、Storage Clusterの対象となっているボリュームです。Storage Cluster機能は、稼働系システムの構成部品から待機系システムの構成部品への切替えを、外部の運用環境から透過的に行う機能です。
Storage Cluster機能の詳細は、『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』の「Storage Cluster機能」を参照してください。
システム構成
TFOVのアドバンスト・コピーに必要な基本システム構成を説明します。
Storage Clusterの対象となっているETERNUS ディスクアレイの論理ボリューム1つを、アクセスボリュームとしてCCMサーバに割り当てます。
注意
Secondaryストレージ側のETERNUS ディスクアレイのバックアップを実行する場合は、それぞれのETERNUS ディスクアレイにアクセスボリュームを作成する必要があります。
TFOVは、アクセスボリュームとして設定できません
図3.16 TFOVのアドバンスト・コピーに必要な基本システム構成