クラスタシステムの保守について説明します。
環境削除
状態遷移プロシジャの変更
Symfoware/RDBのクラスタシステムの保守の詳細については、Symfowareのマニュアルを参照してください。Oracleのクラスタシステムの保守の詳細については、"PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書"を参照してください。
環境削除について説明します。
クラスタシステムの環境削除
PRIMECLUSTERに作成したクラスタシステムの環境を削除する手順は以下のとおりです。
TRO、TRMおよびJournalTransferに対して行います。
リソースの削除
Web-Based Admin View(Solarisサーバの場合)またはRMS Wizard(Linuxサーバの場合)を使用して、クラスタアプリケーションからリソースを削除します。詳細については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書"を参照してください。
状態遷移プロシジャのリソース削除を行います。
状態遷移プロシジャのリソース削除を行うには、PRIMECLUSTERのcldelprocrscコマンドを使用します。コマンドの詳細については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書"を参照してください。
以下に、cldelprocrscコマンドの実行例を示します。
TROの例
cldelprocrsc -n TRM001.DBSVCRTM -c Application |
TRMの例
cldelprocrsc -n TRM001.TRM -c BasicApplication |
JournalTransferの例
cldelprocrsc -n SERVICE.JournalTransfer -c BasicApplication |
指定内容は、登録時の内容に合わせてください。
状態遷移プロシジャの削除
各ノード上に格納した状態遷移プロシジャを削除します。
状態遷移プロシジャの削除を行うには、PRIMECLUSTERのcldelprocコマンドを使用します。コマンドの詳細については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書"を参照してください。
以下に、cldelprocコマンドの実行例を示します。
TROの例
cldelproc -c Application TRM001.DBSVCRTM |
TRMの例
cldelproc -c BasicApplication TRM001.TRM |
JournalTransferの例
cldelproc -c BasicApplication SERVICE.JournalTransfer |
指定内容は、登録時の内容に合わせてください。
なお、上記コマンドを実行するシェルスクリプトのひな型として、以下のファイルを提供しています。
TRO | /opt/FJSVlnktr/SAMPLE/DELPROC_TRO |
TRM | /opt/FJSVtrm/sample/DELPROC_TRM |
JournalTransfer | /opt/FJSVtrjt/samples/DELPROC_TRJT |
状態遷移プロシジャ名(ひな型内のPROC_NAME)は、登録時の名前に合わせてください。
TRMの環境削除
TRMの環境を運用系ノード、待機系ノードともに削除します。双方のノードの環境削除順序は問いません。作成時に-hオプションを指定していないノード上で環境削除を行う場合は、切替えディスクにアクセスできる状態でなければなりません。
状態遷移プロシジャを変更する手順は以下のとおりです。
必要に応じてTRO、TRM、JournalTransferに対して行います。
TRO
状態遷移プロシジャの取り出し
格納されている状態遷移プロシジャを取り出します。
状態遷移プロシジャの取り出しを行うには、PRIMECLUSTERのclgetprocコマンドを使用します。コマンドの詳細については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書"を参照してください。
以下に、clgetprocコマンドの実行例を示します。
clgetproc -c Application TRM001.DBSVCRTM |
状態遷移プロシジャの修正
状態遷移プロシジャを修正します。
修正内容の詳細については、"28.2.1.8.4 TRO用の状態遷移プロシジャのリソース登録"の"状態遷移プロシジャの修正"を参照してください。
状態遷移プロシジャの格納
各ノード上で修正した状態遷移プロシジャをクラスタシステムに登録します。
状態遷移プロシジャをクラスタシステムに登録するには、PRIMECLUSTERのclsetprocコマンドを使用します。登録済の状態遷移プロシジャを変更する場合は、-oオプションを指定してください。コマンドの詳細については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書"を参照してください。
以下に、clsetprocコマンドの入力例を示します。
clsetproc -c Application -o /troenv/procedure/TRM001.DBSVCRTM |
TRM
状態遷移プロシジャの取り出し
各ノード上に登録されている状態遷移プロシジャを取出します。
状態遷移プロシジャの取出しを行うには、PRIMECLUSTERのclgetprocコマンドを使用します。コマンドの詳細については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書"を参照してください。
以下に、clgetprocコマンドの実行例を示します。
clgetproc -c BasicApplication TRM001.TRM |
状態遷移プロシジャの修正
状態遷移プロシジャファイルを修正します。
修正内容の詳細については、"28.2.1.8.2 TRM用の状態遷移プロシジャのリソース登録"の"状態遷移プロシジャファイルの修正"を参照してください。
状態遷移プロシジャの格納
各ノード上で修正した状態遷移プロシジャをクラスタシステムに登録します。
状態遷移プロシジャをクラスタシステムに登録するには、PRIMECLUSTERのclsetprocコマンドを使用します。登録済の状態遷移プロシジャを変更する場合は、-oオプションを指定してください。コマンドの詳細については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書"を参照してください。
以下に、clsetprocコマンドの入力例を示します。
clsetproc -c BasicApplication -o /trmenv/procedure/TRM001.TRM |
JournalTransfer
状態遷移プロシジャの取り出し
格納されている状態遷移プロシジャを取り出します。
状態遷移プロシジャの取り出しを行うには、PRIMECLUSTERのclgetprocコマンドを使用します。コマンドの詳細については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書"を参照してください。
以下に、clgetprocコマンドの実行例を示します。
clgetproc -c BasicApplication SERVICE.JournalTransfer |
状態遷移プロシジャの修正
状態遷移プロシジャを修正します。
修正内容の詳細については、"28.2.1.8.3 JournalTransfer用の状態遷移プロシジャのリソース登録"の"状態遷移プロシジャファイルの修正"を参照してください。
状態遷移プロシジャの格納
各ノード上で修正した状態遷移プロシジャをクラスタシステムに登録します。
状態遷移プロシジャをクラスタシステムに登録するには、PRIMECLUSTERのclsetprocコマンドを使用します。登録済の状態遷移プロシジャを変更する場合は、-oオプションを指定してください。コマンドの詳細については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書"を参照してください。
以下に、clsetprocコマンドの入力例を示します。
clsetproc -c BasicApplication -m SERVICE.JournalTransfer -o /trjtenv/SERVICE.JournalTransfer |