メッセージ送受信中の異常の原因を以下に示します。
受信用キューの満杯
TCPコネクションの切断
入出力障害
JournalTransferシステムでは、受信用キューが満杯となり、メッセージ受信を停止することがあります。このとき、JournalTransferシステムは、異常が発生した旨(メッセージ“TRT10314”)を通知して、当該ブリッジセションを切断します。
受信用キューの満杯状態からメッセージ受信を再開するためには、まず、満杯となった原因を取り除いた後、送信側システムで当該ブリッジノードを活性化して、メッセージ受信を再開します。
なお、容量の見直しについては、“19.2 TRMシステム環境の変更”を参照してください。
メッセージ送受信中に、TCPコネクションを切断したり、何らかの原因で切断された場合、そのTCPコネクションを利用しているブリッジセションは切断されて、メッセージ送受信は停止します。
TCPコネクション切断状態からメッセージ送受信を再開するためには、まず、TCPコネクションの切断原因を取り除いた後、送信側システムで該当のブリッジノードを活性化して、メッセージ送受信を再開します。
送受信用キューまたはCKPTファイルに入出力障害が発生した場合、メッセージ送受信は停止します。この場合、JournalTransferシステムは、異常が発生した旨のメッセージ(“TRT10301”, “TRT10302”, “TRT10303”, “TRT10304”, “TRT10305”, “TRT10306”, “TRT10307”, “TRT10308”, “TRT10309”, “TRT10310”, “TRT10317”または“TRT10325”)を出力して、該当のブリッジセションを切断します。
入出力障害状態からメッセージ送受信を再開するためには、送受信用キューまたはCKPTファイルの復旧作業を実施した後、送信側システムで該当のブリッジノードを活性化してメッセージ送受信を再開します。