メッセージキューに送信したメッセージは、ハードディスク上のファイルに格納されます。TRMでは、メッセージ格納域の使用状況を監視できます。ここでは、メッセージ格納域の使用状況の監視について説明します。
警告値、安全値の設定
メッセージ格納域の使用率が一定値以上となった場合、メッセージ格納域の状態は警告状態となります。その後、メッセージ格納域の使用率が低下し一定値以下となった場合、メッセージ格納域の警告状態は解除されます。メッセージ格納域が警告状態となる値を"警告値"と呼び、警告状態が解除される値を"安全値"と呼びます。警告値と安全値の設定方法については、"第17章 環境作成"を参照してください。
メッセージ格納域の状態通知
メッセージ格納域が警告状態となった場合、コンソールにその旨を通知するTRM0503メッセージが出力されます。その後、メッセージ格納域の警告状態が解除された場合、システムログにその旨を通知するTRM0504メッセージが出力されます。これにより、メッセージ格納域が警告状態となったメッセージが表示された場合はメッセージを受信するアプリケーションを動作させるなどの対処を行うことにより、メッセージ格納域不足を事前に抑止できます。
メッセージ格納域の状態表示
メッセージ格納域の使用率と状態は、trmqdprtqコマンドを使用して確認できます。
trmqdprtqコマンドの詳細については"20.2.8 trmqdprtq (メッセージキュー情報の表示)"を参照してください。