通常は、1つの利用ジャーナルで1つのメッセージとなります。配付定義でパッキングするように指定することにより、複数の利用ジャーナルを1つのメッセージに格納することができます。
これにより、メッセージの数を削減することができます。
また、圧縮と組み合わせると、1つのメッセージに格納できる利用ジャーナルの数が増えるため、さらにメッセージ数を削減できます。圧縮の詳細は"14.2.2 圧縮"を参照してください。
"図14.7 利用ジャーナルのパッキング例"に1つのトランザクションで4件の利用ジャーナルを取得した場合のパッキング例を示します。
この例では、パッキングするように指定していない場合、4件のメッセージとして配付されますが、パッキングするように指定している場合は、1つのメッセージに複数の利用ジャーナルを格納する(この例では、1つのメッセージに2件の利用ジャーナルを格納しています)ので、2件のメッセージとして配付されます。
パッキングするように指定している場合、メッセージに格納する利用ジャーナルの数は、各々の利用ジャーナルの長さと配付定義で指定した1メッセージの最大長によって決まります。
ただし、1つのメッセージに複数の利用ジャーナルを格納する場合、1つの利用ジャーナルを別々のメッセージに分割して格納することはありません。
また、パッキングするように指定した場合であっても、1つの利用ジャーナルの長さが配付定義で指定した1メッセージの最大長を超える場合は、利用ジャーナルは複数のメッセージに分割して格納されます。詳細は"14.2.3 分割"を参照してください。
なお、複数トランザクションは1つのメッセージにパッキングしません。