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Linkexpress Transactional Replication option V5.0L60 説明書
FUJITSU Software

12.4.1 環境作成の概要

環境作成の概要について説明します。

12.4.1.1 TJNL環境

TJNLはTRMシステム上で動作します。このため、TJNLの環境作成では、TJNLがTRMシステム上で動作するためのシステムファイルをTRMシステムの環境に作成します。また、取得したジャーナルを蓄積するためのジャーナル取得ファイルをOracleデータベースに作成します。

TJNLの環境を作成するためには、以下の環境が必要です。

これらの環境とTJNL環境の関連を、"図12.10 TJNLの環境と各製品の環境の関連"に示します。

図12.10 TJNLの環境と各製品の環境の関連

12.4.1.2 ジャーナル取得ファイル

TJNLの環境作成では、ジャーナル取得ファイルをOracleデータベースに作成します。ジャーナル取得ファイルには、取得したジャーナルを格納する表と、表に格納されているジャーナルを高速にアクセスするための索引を作成します。ジャーナル取得ファイルに作成する表、索引を"表12.11 ジャーナル取得ファイルに作成する表、索引"、"図12.11 ジャーナル取得ファイルの表、索引の概念"に示します。

表12.11 ジャーナル取得ファイルに作成する表、索引

表または索引の呼称

使用用途

表名または索引名

データ格納用表

取得したジャーナルを格納する表

TJNLGETTABLE

作業用表

TJNLが内部で使用する作業用の表

TJNLTEMPTABLE

データ格納用索引

データ格納用表のアクセス時に使用する索引データ

TJNLGETINDEX

図12.11 ジャーナル取得ファイルの表、索引の概念

この図では、アプリケーションがトランザクションをCOMMITした時点で、ジャーナルデータがデータ格納用表に格納され、データ格納用表に格納したジャーナルデータに対する索引データがデータ格納用索引に格納されます。