環境作成の概要について説明します。
TJNLはTRMシステム上で動作します。このため、TJNLの環境作成では、TJNLがTRMシステム上で動作するためのシステムファイルをTRMシステムの環境に作成します。また、取得したジャーナルを蓄積するためのジャーナル取得ファイルをOracleデータベースに作成します。
TJNLの環境を作成するためには、以下の環境が必要です。
TRMシステムの環境
Oracleデータベース
これらの環境とTJNL環境の関連を、"図12.10 TJNLの環境と各製品の環境の関連"に示します。
TJNLの環境作成では、ジャーナル取得ファイルをOracleデータベースに作成します。ジャーナル取得ファイルには、取得したジャーナルを格納する表と、表に格納されているジャーナルを高速にアクセスするための索引を作成します。ジャーナル取得ファイルに作成する表、索引を"表12.11 ジャーナル取得ファイルに作成する表、索引"、"図12.11 ジャーナル取得ファイルの表、索引の概念"に示します。
表または索引の呼称 | 使用用途 | 表名または索引名 |
---|---|---|
データ格納用表 | 取得したジャーナルを格納する表 | TJNLGETTABLE |
作業用表 | TJNLが内部で使用する作業用の表 | TJNLTEMPTABLE |
データ格納用索引 | データ格納用表のアクセス時に使用する索引データ | TJNLGETINDEX |
この図では、アプリケーションがトランザクションをCOMMITした時点で、ジャーナルデータがデータ格納用表に格納され、データ格納用表に格納したジャーナルデータに対する索引データがデータ格納用索引に格納されます。