抽出側システムと格納側システムのデータベースのデータ項目の関連性を分析することにより、格納側システムで必要となるデータ項目を決定します。これらのデータ項目を更新差分データの取得対象とする必要があります。
取得対象の更新差分データを定義するDBサービス定義の定義方法については、"第8章 DBサービス定義"を参照してください。
データ項目とDBサービス定義の対応については、"4.3.4 DBサービス定義の項目設定"を参照してください。
データ項目の関連例を"図3.1 抽出側システムと格納側システムのデータ項目の関連例"に示します。
この図では、受注業務で使用する注文エントリデータベースと、受注状態を分析する分析業務で使用する分析データベースのデータ項目の関連を例としています。
受注業務では、商品の注文を端末から受け、注文エントリデータベースにデータを挿入します。分析業務では、商品がいつ、何個注文されたかを集計するために分析データベースを構築しています。分析業務のアプリケーションは、分析データベースを参照して商品の動向を分析します。受注業務と分析業務の間には、図に示すような業務の境界が考えられます。