データベースシステムとLinkexpress Transactional Replication optionの動作環境との対応関係を以下に示します。
TROを使用する場合
TROは、TRMのメッセージキューと1対1で対応し、1つのデータベースシステム(1つのデータベースは複数の表から構成されます)に接続して更新差分データを格納できます。また、複数のTRMシステムと複数のデータベースシステムとの対応も可能です。
Symfoware/RDBを使用する場合のシステム構成を"図1.11 TRMシステム、TROおよびRDBシステムとの対応"に示します。
Oracleを使用する場合は、図中の"RDBシステム"を"インスタンス"に読み替えてください。
SQL Serverを使用する場合は、図中の"RDBシステム"を"インスタンス"に読み替えてください。
TJNLを使用する場合
TJNLは、TRMシステム上で動作します。このため、起動や停止などの操作はTRMのコマンドを使用します。したがって、TRMとTJNLは、1対1で対応します。また、Symfoware/RDB、OracleインスタンスおよびSQL ServerインスタンスとTJNLは、1対1で対応します。
なお、TJNLは、データベースシステム(Symfoware/RDBシステム、OracleインスタンスおよびSQL Serverインスタンス)と同一のシステムに配置してください(リモートで接続したデータベースからの取得はできません)。
複数のTRMシステムと複数のデータベースシステムの間での動作も可能です。ただし、その場合、TRMシステムとデータベースシステムを1対1の関係で動作させる必要があります。
1台のサーバで複数のRDBMSのデータベース更新情報を取得したい場合は、RDBMSの種類ごとにTJNLの環境を作成する必要があります。複数のRDBMSのデータベース更新情報を取得する場合のシステム構成を“図1.12 複数のRDBMSとの連携”に示します。