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Systemwalker Software Configuration Manager ソフトウェアパラメーター設定ガイド (ServerView Resource Orchestrator連携編)
FUJITSU Software

A.4.2 インストール後の操作

作成した「L-Server」において「クローニングイメージの採取」を行う前に、以下を行う必要があります。

注意

Interstage Application Serverのパッチ適用

《L-ServerがLinuxの場合》

Interstage Application Serverのホスト情報変更を行う場合、PG78174のInterstage Application Serverの以下のパッチを適用する必要があります。

「L-Server作成終了処理」を行う間までに適用してください。

  • Linux(x64)版Interstage Application Server Enterprise Edition/Standard-J Edition V9.3.0またはV9.2.0を使用する場合はT004049LP-02以降を適用してください。

  • Linux(32bit)版Interstage Application Server Enterprise Edition/Standard-J Edition V9.3.0またはV9.2.0を使用する場合はT004556LP-02以降を適用してください。

  • Linux(32bit)版Interstage Application Server Enterprise Edition/Standard-J Edition V9.1.0を使用する場合はT002485LP-02以降を適用してください。

  • Linux(32bit)版Interstage Application Server Enterprise Edition/Standard-J Edition V9.0.1を使用する場合はT001444LP-02以降を適用してください。

  • Linux(32bit)版Interstage Application Server Enterprise Edition/Standard-J Edition V9.0.0を使用する場合はT001441LP-02以降を適用してください。

1. コマンドの複写

作成した「L-Server」に、L-Platformを配備する際にInterstage Application Serverのホスト情報を変更するために必要なコマンドを複写します。

【管理サーバがWindowsの場合】

《L-ServerがWindowsの場合》

《L-ServerがLinuxの場合》

【管理サーバがLinuxの場合】

《L-ServerがWindowsの場合》

《L-ServerがLinuxの場合》

2. ユーザアプリケーションを配備する場合

ユーザーアプリケーションを含めたL-Serverを配備する場合には、Interstage Application Serverに対して、ユーザーアプリケーションの配備を行ってください。

Interstage Application Serverに対するJ2EEアプリケーションの配備については、『Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド』の「J2EEアプリケーションの配備と設定」を、Java EEアプリケーションの配備については、『Interstage Application Server Java EE運用ガイド』の「Java EEアプリケーションの配備」を参照してください。

3. Java EEを使用する場合

Java EEは、Interstage Application Server V9.2.0からの提供機能です。

4. Interstage HTTP Serverを使用する場合

《作成方法1》

isihsconfiggetコマンドを使用して、L-Server上にある環境定義ファイルから、パラメーターパッケージを作成する手順について説明します。

  1. 管理者権限で、以下のコマンドを実行してください。

    《L-ServerがWindowsの場合》

    <Interstage Application Serverインストール先>\bin\isihsconfigget -d <任意の格納先ディレクトリ>

    《L-ServerがLinuxの場合》

    /opt/FJSVisas/bin/isihsconfigget -d <任意の格納先ディレクトリ>

    L-Server上に作成・構築されているすべてのWebサーバの環境定義ファイルが、-dオプションで指定した格納先ディレクトリ配下に、以下のディレクトリ形式で格納されます。

    《L-ServerがWindowsの場合》

    F3FMihs\<Webサーバ名>\httpd.conf

    《L-ServerがLinuxの場合》

    FJSVihs/<Webサーバ名>/httpd.conf
  2. Webサーバのパラメーターを変更する場合、配備先のシステム構成・運用にあわせて環境定義ファイルを編集してください。Webサーバのパラメーターを変更しない場合、Webサーバ名のディレクトリ、および環境定義ファイルは削除してください。

  3. Webサーバの環境定義ファイルを編集したあと、作成したパラメーターパッケージは、L-Platformテンプレートに登録してください。

《作成方法2》

isihsconfiggetコマンドを使用せず、任意のサーバ上にある環境定義ファイルから、パラメーターパッケージを作成する手順について説明します。

Webサーバの環境定義ファイルは、InterstageがインストールされたL-Serverの以下のディレクトリに格納されています。

《L-ServerがWindowsの場合》

<Interstage Application Serverインストール先>\F3FMihs\servers\<Webサーバ名>\conf

《L-ServerがLinuxの場合》

/var/opt/FJSVihs/servers/<Webサーバ名>/conf
  1. 配備時に、パラメーターを変更したいWebサーバの環境定義ファイルを、以下のディレクトリ形式で格納してください。

    《L-ServerがWindowsの場合》

    Webサーバ名は、英字の大文字と小文字は区別されません。

    F3FMihs\<Webサーバ名>\httpd.conf

    《L-ServerがLinuxの場合》

    Webサーバ名は、英字の大文字と小文字を区別します。

    FJSVihs/<Webサーバ名>/httpd.conf
  2. 配備先のシステム構成・運用にあわせて環境定義ファイルを編集してください。

  3. Webサーバの環境定義ファイルを編集したあと、作成したパラメーターパッケージは、L-Platformテンプレートに登録してください。

    参考

    L-ServerがWindowsの場合

    図A.2 Webサーバ"FJapache"のパラメーターパッケージを作成する場合

    図A.3 Webサーバ"FJapache"と"Web01"から"Web15"のパラメーターパッケージを作成する場合

    L-ServerがLinuxの場合

    図A.4 Webサーバ"FJapache"のパラメーターパッケージを作成する場合

    図A.5 Webサーバ"FJapache"と"Web01"から"Web15"のパラメーターパッケージを作成する場合

5. L-Serverイメージ作成前処理

注意

hostnameipaddressのパラメーターを設定しない場合

hostnameやipaddressのパラメーター(パラメーター情報の一覧表を参照)を設定しない場合、以下のコマンドは実行しないでください。

《L-ServerがWindowsの場合》

管理者権限で、以下のコマンドを実行してください。

  1. Interstageの停止

    <Interstage Application Serverインストール先>\bin\isstop -f
  2. ホスト情報変更のための前処理

    <Interstage Application Serverインストール先>\bin\isgethostinfo

《L-ServerがLinuxの場合》

スーパーユーザーで以下のコマンドを実行してください。

  1. Interstageの停止

    /opt/FJSVtd/bin/isstop -f
  2. ホスト情報変更のための前処理

    /opt/FJSVisas/bin/isgethostinfo

注意

Interstage証明書環境にサイト証明書を登録している場合

  • 認証局の運用方針によっては、発行したサイト証明書を別のサーバで利用することを認めていない場合があるため、サイト証明書を発行した発行局の運用方針を確認しておいてください。

  • それぞれのサーバが同じサイト証明書を使用できるかどうか、承認局の運用方針に照らし合わせて確認し、できない場合には、サイトごとにサイト証明書を取得してください。

参考

isgethostinfoコマンドの動作について

《L-ServerがWindowsの場合》

isgethostinfo.batコマンドは、下表のサービスに対してスタートアップの種類が自動の場合には手動に、状態が開始の場合には停止に変更します。

Interstage Application Serverをインストールした直後の、サービスのスタートアップの種類と状態のデフォルト値は下表のとおりです。そのため、本コマンドを実行後にサービスの状態を元に戻す場合には、手動で行ってください。

配備したL-Serverのサービスのスタートアップの種類は、本コマンド実行前の状態となります。状態はスタートアップの種類が自動の場合には開始、手動の場合には停止となります。

なお、本コマンドを複数回実行した場合の配備したL-Serverのサービスのスタートアップの種類は、本コマンド初回実行時の状態となります。

名前

インストール直後

状態

スタートアップ

CORBA/SOAP ClientGW

停止

手動

EventFactory

開始

手動

EventService

開始

手動

FJapache

開始

自動

Fujitsu Enabler

開始

自動

FUJITSU ND 負荷計測エージェント

開始

自動

FUJITSU ND Load Mesure Agent

開始

自動

INTERSTAGE

開始

自動

INTERSTAGE API

停止

手動

Interstage Java EE DAS

開始

自動

Interstage Java EE Node Agent

開始

自動

Interstage JServlet (OperationManagement)

開始

自動

Interstage Operation Tool

開始

自動

Interstage Operation Tool(FJapache)

開始

自動

Interstage Server Monitor Service

開始

自動

Interstage Server Monitor Service(Cache Manager)

開始

手動

InterfaceRep_Cache Service

開始

手動

InterfaceRep_Cache_e Service

開始

手動

Message Queue 4.1 Broker

開始

自動

Naming Service

開始

手動

NS LoadBalancingOption

開始

自動

ObjectTransaction Service

停止

手動

OD_start

開始

手動

TransactionDirector

開始

手動

《L-ServerがLinuxの場合》

isgethostinfoコマンドは、下表のサービスに対してサーバ起動時の自動起動設定が有効なものは無効化に、サービスが起動中のものは停止に変更します。

Interstage Application Serverをインストールした直後のサービスの自動起動設定とサービスの起動状態のデフォルト値は下表のとおりです。そのため、本コマンドを実行後にサービスの状態を元に戻す場合には、手動で行ってください。

配備したL-Serverのサービスの状態は、本コマンド実行前の状態となります。自動起動設定されていたサービスは起動となります。

なお、本コマンドを複数回実行した場合の配備したL-Serverのサービスの自動起動設定は、本コマンド初回実行時の状態となります。

サービスの自動起動設定を変更するには、Linuxのシステムコマンドのchkconfigコマンドを使用します。

実行例は以下となります。

chkconfig Enabler on

名前

インストール直後

状態

スタートアップ

Enabler

起動

on

FJSVsvag

起動

on

FJSVijdas

起動

on

FJSVijna

起動

on

FJSVirep

起動

on

FJSVsvmon

起動

on

FJapache

起動

on

isgui

起動

on

isjmxstart

起動

on

startis

起動

on

startod

起動

on