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Interstage Business Application Server トラブルシューティング
FUJITSU Software

11.3.4 サーバアプリケーションが異常終了した場合

以下の可能性があります。

サーバアプリケーションの処理が誤っている

配備中のサーバアプリケーションに記述されている処理に誤りがある可能性があります。
C言語やCOBOLアプリケーションの場合、NULLに対する不適切な処理や、関数呼出しのパラメタの数や型の不一致、または、ポインタの操作誤りによって、何らかの動作異常を引き起こすことがあります。その結果、プロセス終了につながる場合もあります。
サーバアプリケーションの処理内容を見直し、問題がある場合は、修正の後、再配備してください。

注意

C言語アプリケーションを使用できるのは、同期アプリケーション連携実行基盤だけです。

実行基盤インタフェースとサーバアプリケーションのインタフェースが異なる

実行基盤インタフェース生成ツールまたはCOBOL開発支援ツールで生成した実行基盤インタフェースソースにおいて呼び出しているサーバアプリケーションのインタフェースと、ユーザ作成のサーバアプリケーションのインタフェースが異なる可能性があります。
"apfwskel"という名前がついている実行基盤インタフェースソースから呼び出そうとしているサーバアプリケーションのインタフェースと、実際のサーバアプリケーションのインタフェースとに不整合がないか確認してください。不整合がある場合は実行基盤インタフェースを再作成してください。

■NetCOBOLのエラーが発生している

COBOLのサーバアプリケーションを実行している場合は、NetCOBOLランタイムのエラーによりプロセスが異常終了することがあります。
syslogにNetCOBOLのエラーメッセージが出力されていないか確認してください。

NetCOBOL診断機能によるレポートファイルが出力される場合があります。初期設定では以下の場所に出力されます。出力場所の変更方法については、“NetCOBOL 使用手引書"を参照してください。

[Interstageインストールディレクトリ]\bin\

アプリケーション連携実行基盤定義ファイルの指定に誤りがある

サーバアプリケーションがCOBOLの外部データまたは外部ファイルを使用する場合、アプリケーション連携実行基盤においてCOBOL実行環境を引き継ぐ設定にする必要があります。本設定となっていない場合、アクセス違反、または何らかの動作異常を引き起こすことがあります。その結果、プロセス終了につながる場合もあります。

具体的には、アプリケーション連携実行基盤定義ファイルにおいて、“COBOL実行環境の開設・閉鎖設定”が、“COBOL実行環境を起動時に初期化する”の設定になっているか確認してください。

アプリケーション連携実行基盤が行うCOBOL実行環境の開設・閉設の仕組みについては、“Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド”の“COBOL実行環境の開設・閉鎖”を参照してください。

アプリケーション連携実行基盤定義ファイルの詳細は、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“アプリケーション連携実行基盤定義ファイルの作成”を参照してください。

ポイント

アプリケーション連携実行基盤定義ファイルを再作成する場合は、システム構築シートを使用します。