バックアップ対象となる業務データを決定します。
AdvancedCopy Managerのバックアップ単位は基本的にスライス(通常デバイス)です。AdvancedCopy Managerでは、バックアップ対象となる業務データが格納されているスライスのことを業務ボリュームと呼びます。バックアップ対象となる業務ボリュームは、ETERNUS ディスクアレイに配置されている必要があります。
運用可能な単位は、「1.4 AdvancedCopy Managerにおけるサポートデバイスについて」を参照してください。
業務ボリュームの設定方法は、「3.4.6 デバイスの運用種別設定」を参照してください。
注意
業務ボリュームは以下のようにスライスの割当てを行う必要があります。
VTOCを含まないようにスライスを作成してください。
同一ディスク内には、スライス領域が重複しないようにスライスを作成してください。
システムが格納されているスライスや、AdvancedCopy Managerがインストールされているスライスは、バックアップ対象としないでください。
ボリューム全体を定義したスライスは、業務ボリュームとして登録しないでください。
複数スライスから構成されているSafeFILEのファイルシステムおよびGlobal File Servicesローカルファイルシステムは処理できません。
複数スライスから構成されているSafeFILEのファイルシステムおよびGlobal File Servicesローカルファイルシステムをバックアップ/リストアする場合は、アンマウント状態で複数のスライスを同時に処理してください。
バックアップ対象を決定する際の注意点として、「10.1.1 全般的な注意事項」をご理解ください。