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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.0 運用ガイド
FUJITSU Storage

3.2.2 バックアップ対象の決定

バックアップ対象となる業務データを決定します。

AdvancedCopy Managerのバックアップ単位は基本的にスライス(通常デバイス)です。AdvancedCopy Managerでは、バックアップ対象となる業務データが格納されているスライスのことを業務ボリュームと呼びます。バックアップ対象となる業務ボリュームは、ETERNUS ディスクアレイに配置されている必要があります。

運用可能な単位は、「1.4 AdvancedCopy Managerにおけるサポートデバイスについて」を参照してください。

業務ボリュームの設定方法は、「3.4.6 デバイスの運用種別設定」を参照してください。

注意

  • 業務ボリュームは以下のようにスライスの割当てを行う必要があります。

    • VTOCを含まないようにスライスを作成してください。

    • 同一ディスク内には、スライス領域が重複しないようにスライスを作成してください。

  • システムが格納されているスライスや、AdvancedCopy Managerがインストールされているスライスは、バックアップ対象としないでください。

  • ボリューム全体を定義したスライスは、業務ボリュームとして登録しないでください。

  • 複数スライスから構成されているSafeFILEのファイルシステムおよびGlobal File Servicesローカルファイルシステムは処理できません。

    複数スライスから構成されているSafeFILEのファイルシステムおよびGlobal File Servicesローカルファイルシステムをバックアップ/リストアする場合は、アンマウント状態で複数のスライスを同時に処理してください。

  • バックアップ対象を決定する際の注意点として、「10.1.1 全般的な注意事項」をご理解ください。