QoS自動化機能のパラメーターとして以下の値を決定します。
目標値(QoS自動化優先度または目標レスポンスタイム)
QoS自動化階層制御機能のオン/オフ
目標値は、以下の手順により決定します。
抽出したボリュームのQoS自動化優先度または目標レスポンスタイム(単位ミリ秒)を決定します。
目標値の決定に関しては、「5.2.1 QoS自動化優先度の決定」および「5.2.2 目標レスポンスタイムの決定」を参照してください。
QoS自動化機能およびストレージ自動階層制御の両方を利用してI/O性能の自動チューニングを行う場合は、QoS自動化階層制御機能をオンに設定してください。
業務アプリケーション形態を例にQoS自動化に関するパラメーターの設定例を後述します。
ここでは、業務アプリケーションを運用している以下の環境に対して、性能目標値による自動チューニングの導入を説明します。
平常業務として、サーバServer_1において業務アプリケーションAを運用
業務アプリケーションAが使用するTierプールは、TrPool_1およびTrPool_2
TrPool_1にはFTV#0およびFTV#1が存在し、業務アプリケーションAはFTV#0およびFTV#1を使用
TrPool_2にはFTV#2およびFTV#3が存在し、業務アプリケーションAはFTV#2およびFTV#3を使用
図5.1 業務アプリケーションの運用形態