本章では、QoS自動化機能について説明します。
QoS自動化機能は、利用者が使用するボリュームに対してQoS自動化優先度またはレスポンスタイムの目標値(以降、“目標レスポンスタイム”と表します)を設定することで、実測レスポンスタイムが目標達成されるようにETERNUS ディスクストレージシステムのQoSを自動チューニングします。目標レスポンスタイムを設定する場合は、ボリュームの単位時間あたりの、すべてのリード+ライトのレスポンスタイムの平均値を設定します。
QoS自動化優先度は、業務要件に応じて適切な優先度を設定します。
本機能で設定する目標値は、アプリケーションが使用するボリュームに対する目標値です。ボリュームが性能目標を達成している場合でも、アプリケーションとしては性能目標を達成できていないことも考えられるため、利用者は、ボリュームの性能目標値を設定するとともに、アプリケーションが性能目標を達成できているかの確認が必要です。アプリケーションの性能目標を達成できていない場合は、ボリュームの性能目標値を再設定します。