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ETERNUS SF Storage Cruiser 16.0 運用ガイド Optimization機能編
FUJITSU Storage

第5章 QoS自動化機能の設計

本章では、QoS自動化機能について説明します。

QoS自動化機能は、利用者が使用するボリュームに対してレスポンスタイムの目標値(以降、“目標レスポンスタイム”と表します)を設定することで、実測レスポンスタイムが目標達成されるように自動チューニングを行います。

目標レスポンスタイムには、ボリュームの単位時間あたりの、すべてのリード+ライトのレスポンスタイムの平均値を設定します。

本機能で設定する目標値は、アプリケーションが使用するボリュームに対する目標値です。ボリュームが性能目標を達成している場合でも、アプリケーションとしては性能目標を達成できていないことも考えられるため、利用者は、ボリュームの性能目標値を設定するとともに、アプリケーションが性能目標を達成できているかの確認が必要です。アプリケーションの性能目標を達成できていない場合は、ボリュームの性能目標値を再設定します。