ETERNUS SF Storage Cruiser 16.0 運用ガイド Optimization機能編

4.5 階層化ポリシー定義の再利用

別の環境で作成した階層化ポリシー定義を、新環境で利用するための手順です。

別環境で利用していた階層化ポリシー定義を再作成することなく、そのまま利用することが可能になります。

注意

新環境で階層化ポリシーを登録している場合は、別環境の定義を再利用できません。
再利用するには、登録済みの階層化ポリシー定義をすべて削除したあと、再実施してください。

設定手順は、以下のとおりです。

1. 新環境のETERNUS SF Manager Tomcatサービスを停止します。

   • Windows版マネージャーの場合

     Windowsのサービス画面で、以下のサービスを停止してください。

     • ETERNUS SF Manager Tomcat Service

   • Solaris/Linux版マネージャーの場合

     以下のシェルスクリプトを実行して、サービスを停止してください。

     /opt/FJSVesfcm/bin/stop-webservice.sh

2. 別環境の階層化ポリシー定義を退避します。

   以下のファイルをバックアップしてください。

   • Windows版マネージャーの場合

     $ENV_DIR\AST\Manager\etc\opt\FJSVssast\data\policy\TierPolicy.xml
     $ENV_DIR\AST\Manager\etc\opt\FJSVssast\data\policy\[階層化ポリシー名].xml

     $ENV_DIRは、別環境でETERNUS SF Managerをインストールしたときの「環境設定ディレクトリ」です。

   • Solaris/Linux版マネージャーの場合

     /etc/opt/FJSVssast/data/policy/TierPolicy.xml
     /etc/opt/FJSVssast/data/policy/[階層化ポリシー名].xml

3. 新環境に階層化ポリシー定義を反映します。

   別環境でバックアップしたファイルを、新環境の同じフォルダに配置します。

   • Windows版マネージャーの場合

     $ENV_DIR\AST\Manager\etc\opt\FJSVssast\data\policy\TierPolicy.xml
     $ENV_DIR\AST\Manager\etc\opt\FJSVssast\data\policy\[階層化ポリシー名].xml

     $ENV_DIRは、新環境でETERNUS SF Managerをインストールしたときの「環境設定ディレクトリ」です。

   • Solaris/Linux版マネージャーの場合

     /etc/opt/FJSVssast/data/policy/TierPolicy.xml
     /etc/opt/FJSVssast/data/policy/[階層化ポリシー名].xml

4. 新環境のETERNUS SF Manager Tomcatサービスを開始します。

   • Windows版マネージャーの場合

     Windowsのサービス画面で、以下のサービスを開始してください。

     • ETERNUS SF Manager Tomcat Service

   • Solaris/Linux版マネージャーの場合

     以下のシェルスクリプトを実行してサービスを開始してください。

     /opt/FJSVesfcm/bin/start-webservice.sh

5. esfadm tierpolicy importコマンドを実行して、配置した階層化ポリシーを登録します。